ということで、最終日が終わった。
ある意味youtubeで動画を撮っていたら、割と再生回数稼げたんじゃね? というような時間であった。
だって、「海外で入れ墨ぶっ続けで彫ってみた」なんていう動画は、まず取りたくても取れないからだ。
今日はharrierという南アフリカのウイスキーを、水割りで呑みながら書いております。
結局全部彫れなかった
おおよそ9割彫ったところで、いわゆるタイムアップとなった。
「え? そこまで彫ったんなら全部彫れよ!」
と、読者の方は思うのかも知れないが、これはワリとマジで「うん。これで終わりだな」というようなフインキであった。
何故なら、
1.連日連夜彫り続けすぎて、もう皮膚が限界突破していた
2.本人も相当キツい感じだった。(ダウンタイムナシでやってんだから当然だ。よくここまでやったなといいたい)
3.単純に帰りのチケットの問題
4.背中が膿でドロドロという状態。乾いた皮膚はひび割れて、そこがまた痛々しいという感じ。とても仕上げを彫れるという状態じゃない。
とっくに「無茶しやがって」を超えた状態であったので、今回終わりというのは、判断としては正しい事であった。これはマジでそう思う。
仕上げは大事だが、いくらなんでも一週間10時間以上彫りっぱなしというのはさすがに無理があった。っていうかそんなことする人いない。
このような理由から、残り一割(いわゆる仕上げの部分)は全部ナシということになった。
それでも、ひとまずは全部彫り切れたんだから凄い。
本人は全額(以上を)払っている。(なにしろ2万ペソというチップを払っていたのだ。なんでこんなにチップを払っていたのかというと、丁寧に彫って欲しいからだという)
なるほど。それは分かるんだが。どうもそのチップが効きすぎたようで。
日本で彫る!という話になる
なんと。彫り師からの提案は、日本で彫るという話であった。うーむ。チップが効きすぎたのであろう。
なんでも、元々日本旅行の計画が秋前にあり、それはかなり念願の旅行なんだそうだ。(超親日の嫁がいるんだからな)
この嫁は、「日本では~」「日本では~」と、旦那の彫り師に毎日念仏のように言っているそうで、いかにフィリピンのマナーが悪いか。いかに日本が素晴らしいかということを、延々と喋りっぱなしのオンナなのである。
(俺も散々聞かされた)日本のマナーは素晴らしい!フィリピンもこうしなければならない!ということを熱弁していた嫁なのであった。ああ。どうもありがとうございます。(彼女は、バスで通話している比人を、ひとりひとり注意しているそうだ。「先進国では、公共の場で通話しない!」と。ある意味愛国者なんだろう。良いことであるが、俺がクチを挟むことじゃない)
日本では誤解されているかも知れないが。日本に来て公衆道徳に目覚める外人というのもいるのである。この嫁は、まさにその典型であった。
で。
この旅行というのは、かなり気合の入ったもので、なんと二か月も旅行するというのだ。
おいおい。日本に二か月旅行するっていうのは、お金だけでもスゴイことになるのである。いくら円安とはいえ、先進国と途上国の物価は違う。
「残りは日本で彫ろう」えええ? 日本では、ショッピーで麻酔クリームを買えないし、タトゥーのインクなんか、その辺で売っていないのである!
そういえば思い出したが、彫っているあいだ、「黒のインク」(一番使う、どう考えても常識的に沢山準備するべきもの)が切れて、どっかバイクに乗って買いに行ったことがあった(笑)
まあ、これはいわゆるフィリピンクオリティ。一事が万事この調子なのは知っているので驚かないが、日本で彫るというのは、つまりフィリピンの常識が通用しないってことである。
『麻酔クリームは通販で買えないし、入れ墨のインクなんて、街のどこにも売ってない』
正直いうと、日本では、タトゥーの店なんて、よほどの大都市に、数軒生き残っているかどうかという話なんじゃないだろうか。
そして、腕のいいヤツは紹介紹介となるので、もはや店を持つ必要もないわけだし。おそらくそういう形で生き残っているだろう。
というわけで、あとの仕上げは日本で行うということになった。これはもうね。予言しておくが、絶対日本で終わることは無いだろう。
俺は、この彫り師と嫁が好きになったんであるが、はてさて日本で彫るというのは流石に無理筋なんじゃないだろうか?
6まで書いたが、7は書けない。何故なら、未来のことは書けないからである。
さてどうなりますかね? 俺のブログ、こういう記事が多いんだけども(笑)読者の方はもうご存知だと思うんで、期待しないで待っておいてください。

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