フィリピンで入れ墨(タトゥー)を彫るとどうなるか(5)

 

ついに入れ墨彫りも六日を迎えた。

もはや俺は仕事部屋に引きこもり、興味もない。通訳担当の嫁は延々ドラマを見ており、ついに料理すら飽きた。

本人もほとんど寝ていた。

慣れというのは恐ろしいものである。人間、入れ墨を彫られながら寝れるものなのである。

(これについては他のヒトの証言もある。とにかく彫っているあいだ、一切やることがないので、麻酔クリームで痛くないし寝ちゃうのである!)

裏ドラ乗った

もう何もないだろう。さすがになんのイベントも発生しないだろう。だって、あとはもう彫るだけなんだから。

しかし、それは油断であった。

若者は、元々、胸にタトゥーが入っており、それを直すように指示していたんだが。(←死ぬほど何度も打ち合わせをしている)

なんと彫り師は、その指示を無視して、上書きしていたのだ。

つまり、元の絵の上から彫ってしまっていたのである。

幸い、若者のほうが気づいて、元絵が潰されるまでには至らなかったんだけども。

いや、こんな適当でいいんだろうか? と思う訳である。だって入れ墨って一生モンなんだよね?

「あっ、彫っちゃった」

「マージー? もー頼むわー」

「メンゴメンゴ」

こんなノリなのである。

なんかもう、色々とスゴイ話なんであった。

 

 

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