レッドホースを呑みながら書いてます。床に置いたら瓶が粉々に……一杯しか呑めずにサンミゲルライトに移行……
さて三日目。
ちょっと(1)(2)は分かりづらい記事だったので、改めて復習したいと思います。
まず。今回の被験者(笑)は、フィリピン滞在は全10日。そのうち初日と最終日は自由行動にしたいということで、おおよそ7日で入れ墨を彫るという日程でした。
「え? それで背中全部と胸もやるの?」
と思った方も多いと思います。ハイ。かなりの強行日程です。
どのくらい強行かといいますと、一日あたり最大16時間彫りっぱなしという、アホとしか言いようのない日程です。
(なぜそんなことをするのか。世の中いろんな人がいるもんである)
前置きは以上。
というわけでブログ開始。
我思うに、タトゥーっつうのは一生モンである以上、ある程度余裕をもって彫るべきなんじゃないのかと思うんだが。本人は一刻も早くフィリピンから出国したいという人なので、日程上こうなったのであった。
三日目
背中のほうは大分進み、割とカッコイイ感じになってきた。
筋彫りのほうは全部終わり、いよいよ本彫り。ここからが痛くて時間のかかる作業である。
とはいえ麻酔クリームという武器のおかげで、本人はお気楽な感じ。とにかく彫っている間はヒマでしょうがないという。
俺はそのあいだ、小説の推敲をしていたんだが、ヒマだから読ませて欲しいと言う。
じゃあ読むか? とURLを教えて読み始めたんだが。感想は……
「ブログは面白いんですけど、小説は真面目で面白くないですね」だとよ!
おい。お世辞でもいいから面白いとか言えよと(笑) 結局、10話くらい読んで読み捨てられてしまった。筆者を前にして、よくもそんなこと言えるなと問いたい。
そのうち、背中が痛いとか言い出した。
そりゃあ痛いだろう。だってあなたは入れ墨を彫っているのだ。痛くないほうがおかしい。
「なんか、かなり痛みが増しているんですけど」
とか言う。俺の小説を貶した、心の痛みの方も慮って欲しいもんだがな。
しかし、そのうちマジで痛いとか言い出したので、彫り師に質問をしたところ。返ってきた答えが秀逸であった。
「麻酔クリーム無くなったから、麻酔ナシで彫っちゃった」
おおおおお……
流石。流石である。さすがフィリピン。
『これだ! これでなければな!』
彫り師いわく、俺は麻酔クリーム10本持ってきた! でも足りなかった! という話である。
じゃあ仕方ないな。許す。
一週間彫るという話であれば、10本じゃあ絶対足りないことは分かり切っているハズなのだが……
俺たちふたりは、この発言を聞いて、マジで感動していたのであった。
麻酔クリームが足りない→どうしよう→そのまんま彫っちゃおう→客が痛いと言い出す→言い訳
まさにフィリピン! これぞフィリピン!
初日は嫁と一緒に来るから宿を手配してくれと言い、
二日目はお化けが出るから宿をキャンセルしたといって4時間遅刻し、
三日目は麻酔クリームが切れたから直接彫っちゃった♡と言ってのける。
すでに大三元を構成しているといっても過言ではない。
というわけで、次回は四日目。裏ドラが乗るかどうか。
(つづく)