フィリピンで車の電装系が死んだらどうするのか(2)

 

こないだ、ちょっと帰国したらバッテリーが死んでしまった訳なんだが。無事復旧したし、ほぼ新品のバッテリーも2つある状態となった。さらにバッテリー充電器とブースターケーブルまでも追加購入した。もうバッテリー周りは心配ナシ!のハズであった。

それが…まさかの…(2)である…(1はコチラ)

元々、車の電圧は常時計測しているので、よっぽど大丈夫だろうと思っていたんだが、一昨日。まさかの、再度、通電ナシ….バカな…

…ハァー…(クソバカため息)

そんなこともあろうかと、新品バッテリーを無駄にもうひとつ買っておいたのが良かった。自力で交換すると…

しかし、なにもおこらなかった。いやフル充電なんだが??

…ハァー…(クソバカため息)

なお、外した方のバッテリーも、12.5~13V程度出ている。つまり問題ない。

まず最初に疑うのは接触なんだが、そもそもバッテリーの接触なんて、そうそう不良になるわけない。(前回はそうなったが)
新品バッテリーふたつともダメってことは。これつまり。電装系死んだってことよね。

…ハァー……………….ええ…………….(クソバカため息)

車の電装系ってのは原因究明が難しく、日本の工場に持ち込んでも、少し入院となる場合すらあるのだ…
フィリピンでこの症状はキツい…

 

翌日

オルタネーターの不良じゃないことは分かったんだけど、原因がつかめない。FUSEは全部確認したんだが、問題ないようであった。(※なお、海外モデルでは、ケース裏に書いてあるヒューズのアンペア数はアテにならない。実際のヒューズが差し込まれているアンペアのほうが正常で、フタの裏の図面のほうが間違っていることが多いので要注意である…(トヨタの説明のほうが間違っていて、これで合っているらしい…紛らわしい…)

それでも、俺は新品ヒューズを取り寄せた。見た目では分からない場合もあるからだ。やはりヒューズ周りは疑わしいと見るべきだし、うまくいけば自力で修理できるからだ。通電チェッカーも買った。どこまで電気が来ているのか?自分の目で確かめねばなるまい。これをやっておかないと、いざ修理の際に「余計な部品まで全交換」された上に、結局動きませんでした!となりかねないからである。

その上で『プロの修理屋を呼んで、点検整備してもらおう』という、万全の体勢を整えた。

今回やらなかったこととしては、修理前のスプレーだ。

古い手であるが、昔フィリピンに住んでいた日本人は「車のパーツ全部にスプレー缶を吹きかけ、色を付けて、写真を撮っておく」ということを、修理工場にもっていく前にやっていた。
何故なら、動く部品を壊れている部品と交換され『ニイチャン、ここも壊れてるよ』という茶番が発生するからである。

(3)に続く