フィリピンビットコイン仮想通貨暗号通貨事情:会社編2024

フィリピンでも、仮想通貨、暗号通貨は当然流通している。

日本でいうビットフライヤーみたいな正規業者も数社あるのだ。お国からちゃーんと許可を貰って、ちゃんと運営している会社だって一応何社かある。

フィリピンはマネロングレー国を、国連からとうとう4年連続で受賞したので、政府もうるさいのであるが。ま、そんなかでも、時代にあった会社はある程度認可しないと国の成長もないわけで。現在数社がライセンスを持って堂々と営業しているわけだ。

そんなかでも最大手なのがcoins.ph(コインズドットピーエイチ)だ。車でいったらトヨタみたいなところで、フィリピンで仮想通貨と言ったらこの会社のことである。日本人でも知っているひとがいるだろう。比を代表する暗号通貨会社だ。

だが、ここはもう外人の敵である。ほとんど、ではなくって、もう全員!口座凍結されているのだ。

日本人の口座凍結相談多々あれど、まずはじめに聞く質問はコインズですか?というほど凍結しまくっている。もう凍結相談といえば挨拶代わりにコインズってなもんである。まぁ官営ヤクザみたいな会社と思ってもらっていいのだが、最大手なので始末が悪いわけだ。

少なくとも、ワイの周りの心ある日本人同志は全員凍結されている。(←これは嫌味じゃなくって本当の意味。外人は大きなカネを動かしたらハイ凍結というのがコインズの方針なのだ)

大きなお金(100万円位)を動かしたらキエェェェェェェェェマネロンーーー外人ンンンンンと大暴れするのだ。この口座凍結は、まず覆せないので頑張っても無駄だ。

我々外人は、100万くらいは動かすことがタマにある。でもコインズにとっては許しがたいことなのだ。キエェェェェになるのだ。取引先の取引先のお金の証明とか言われる。ほとんどというか絶対無理筋である。商取引には守秘義務契約がある以上、遠い取引先は金額すら教えてくれない。つまりマトモな会社ほど「資金の出どころがイクラなのか」なんて書類を出すわけがないのだ。(出たとしても日本語である)

その下請けが、マニラにいるフリーランスに、送金面倒だしBTCで送りました=キェェェェェになるのだから、もうコインズは商売では一切使えない役立たずだと思っていい。このお気楽口座凍結を継続している時点で、俺らはコインズに背中を向けなきゃいけない。外人の送金をすぐに凍結する方針のコインズには本当に失望しかない。だって証明しても凍結解除されないんだから。

—ということで、コインズは月10万ペソ程度しか動かせない。これがフィリピン暗号通貨最大手の本当の事情なのだ…

もしも、まだ口座が凍結されていない読者の方は、どうぞお大事に。『支払いが証明できるお金。の取引先のお金の出どころ』これはもうね。殺意が湧くほど証明しようがないことを言ってくるので、あなたの口座も遅かれ早かれ凍結されます。コインズ口座はカネを捨てるのと同じこと。

 

余談

ワイは、コインズが出来立ての頃から知っており、赤ちゃん時代の本社にも行ったことがある。
行った時は、オンライン入金のハズが、あらなんと。社内で何十人かのネェちゃんが、タブレットの画面を見ながら、手書きで伝票を書いていたのであったw

当時のコインズなんか、KYC一切ナシで、現金でBTCを売買してくれたのだw

—それがライセンスを取ってからは調子に乗りやがってなのである。

私のような、心ある善良な在留邦人は(二回言いました)coins.phには、裏切られた思いでいっぱいなのであった。期待していただけにね。

まぁコインズについては愚痴がいっぱいあるので、別に(2)で書くことにしよう。とにかくコインズはダメである。ダメであるというか、俺ら日本人には合わない。出金5万ペソダメ。2万ペソなら予約したら翌日、なんていう、比の昔懐かしい闘いを、なんでやらにゃあかんのか。

coins.phは凍結されるのがデフォだから卒業しよう

ワイも、コインズがトコトンダメだと知ってからは、フィリピンの仮想通貨界隈はあまり見てなかったんだけど、あれから新たに3つも会社が出来ていることを知った。ポーチ、PDAX、トップウオレットの3社である。この3社が、コインズに闘いを挑んでいるというのがマニラ暗号通貨事情である!

ナニソレ知らねぇなぁという人も多いと思う。

現在、フィリピンではコインズがブッチギリ一強である。(外人の口座を凍結しまくった原資で成長しているのだろう。腹たつわー

というわけで、前置きが長くなったが、この、聞いたことも無いナニソレ3社について紹介しよう。

 

フィリピンで知られていない仮想通貨会社とは?

まずポーチだ。

この会社は、なななんとマニラではなく、セブが本社なのだ。ボラカイあたりで決済を伸ばしているのだ。ウェーイ系なのだ。いかにもフィンテック。いかにもベンチャー丸出しといったノリの会社である。トップは俺らと同じ外人!トロトロでBTC決済できます!サリサリに吊るしてあるコーヒーパウダーをスマホでいじって仮想通貨で決済完了♡ホテルのプールサイドで夕日を眺めていると、何故かイイ女がキスしてきてワイルドナイトみたいなねwそんなイメージを作っているのである。

凄く分かりやすい、愛すべきバカ会社である。カネの無いソフトバンクみたいなところだ。

素晴らしい。やっぱりこうじゃないといけませんよね。ええ、ええ。このポーチとかいう会社。俺は気に入った。

セブの海岸沿いのボロ屋に立派な看板かけて、『フィンテックが世界を変える。俺たちが変える』

みたいなことを、ドローンで撮影しているようなオシャレな軽~い会社である。(そんでも中央銀行の認可取ったのはエライ)
(※なお、マジで日本人誰も知らないと思うが、フィリピンのコープペイという決済アプリはこの会社がやっている)

俺は頭の悪いバカが好きなのでw緩いイケイケっぽいポーチは、とりあえず好感が持てる。外人でも口座開設オッケーだ。

金融機関ライセンス持ちで?フィリピンでウェーイ系?!外人もOK?こんなんもうさぁ。応援するしかないだろ一択だろというわけである。

ほんじゃぁまぁ、ちょっと勇んで入金してみたところ・・・・

—-

—-?

 

—-手数料が鬼であった。仮想通貨→ペソが、16%抜かれていた。

 

クッソ冷めた。

 

スマン。無いわ。

どこのバカが、10000円入金して8400円になって「ポーチ応援♡」となるのだろうか。我々は、別にフィリピンの会社でなくてもいいんだかんね?ただ、どうせどっかの会社になんかのカネを払うなら、フィリピンの会社にカネが落ちた方がいいだろくらいの感覚であり、まぁ手数料抜いてもいいよ。でも16%は無いわ。これはもう取引ですらない。

マッサージのネェちゃんだって10%で笑顔で終わってくれる。それを大真面目に16%を合法で取るのはハッキリ言って損。もっといえば商売が下手である。ポーチはバカっぽくて好きになったので推してやろうと思ったんだが、これはちょっとナシだろういくらなんでも。

抜いても8%くらいが限度じゃないか?これは指を指して非難したい。

ポーチウオレットは、ただ単純に、コインズBANされたヤツの受け皿になるハズの会社と思っていた。つまり「マニラにいる外人」という、超優良顧客向けのものだとおもっていた。でもそりゃないよ。

カネモチってのは、カネを使わないからカネ持ってんだよね。使わせてどうすんだよw

 

そんでもまぁ。ペソにはなったカネは反映されている。(当たり前だけど)
両替されたものは仕方ないので、じゃあ公共料金の支払いを試してみたところ—失敗続き。え、ここはフィリピンのノリなの?じゃあダメじゃん。

あーあ。全然使い物にならないのであったw

コインズの避難所として、こういうバカっぽいベンチャーは応援してやりたいのだが、まぁ流石にナイかな。口座は持てたけど長期様子見です。

俺はこういう会社好きだけど、まず実業のところをちゃんとやってくれないと。コインズから逃げてきた外人の受け皿として、この手数料は非常に残念。あと隠しレートが悪すぎたのも良くない。カネ取るなら取っていいが、客に分かるようにしてほしい。

 

 

PDAX

次に試したのはPDAXだ。ここはフィリピン唯一ともいえる、アイツ(コインズ)には負けない本格的トレード環境というのがウリだ。アイツがドコモなら、PDAXはAUみたいなもので、思いっきりライバル会社である。カネもねぇクセに、エドサ沿いのクバオ交差点に、ドッカーンとデジタル広告を出している会社がPDAXだ。

ここはバカベンチャーではなくワリとマトモだという話だったが、確かに諸々普通だ。KYCも在住者なら簡単。(というかフィリピンの二番手以降の会社は、KYCは適当でも一撃で通る印象)

使ってみた感じ。コインズより良いんじゃね?というのが第一印象。仮想通貨→ペソが、ほぼ実質レートである。(1%も無い)0.4とか0.6とか、送金中にブレた程度の話で、もしかしたら手数料ゼロなんじゃないだろうか。だとしたら世界的にみても神である。スマホではキャッシュインしかできないという情報がネット上に山ほどあるが、これは間違いだ。分かりづらいだけでスマホでも基本機能は使える。ポーチと比べても技術は段違いだといっていい。

PDAXの仮想通貨入金。すぐにその場でペソにしてしまえば、まんまGCASH等々にもしてしまえる。つまり仮想通貨→まんま現金である。
テスト出入金をしてみたが、なんの問題もなかった。これは普通に使える。(※海外に住んでいると、仮想通貨での報酬払いは楽なのだが後始末に困るのだ)攻めの姿勢をもっている会社であり大変よい。フィリピンにおいて、GCASHはほとんど現金なのだから。

—あれ?これ、普通にアイツよりいいんじゃ?てか他の海外の暗号系会社と比べても遜色ないぞ?通貨の取り扱い等不満はあるとしても。

ちょっちUIが悪いので非常に損をしているものの、慣れてしまえば覚える。外人も口座開設OKだ。コインズで凍結されるくらいなら、ひとまずこちらに移ってもいいんじゃね?という印象はあった。PDAXは合格点を与えて良いだろう。

ただし!比でコインズ以下の会社なんていうのは、かなりマニアックな口座でもある。PDAXを始めてみようなんつう外人なんて、このブログ読者くらいしかいないであろうから、記事を信用せずに自分で調べてくれよな。そんなに難しくない。俺は半日もかからずに通った。

 

トップウオレット

ここはライセンス貰ったばっかりで、大丈夫なのかここ?というようなアプリである。正直いって不安しかない。
そもそも、KYCがきつすぎて、俺は通ったんだけども取引できない。何のためのKYCなんだよとw
仮想通貨売買には、もう一段階の認証が必要だということで、その方法はハッキリしていないwただし!一応比中央銀行の認可は貰っている。
暗号通貨界隈でも、この会社は全く情報がないとおもう。日本語ブログでは俺がはじめてだとおもう。
ワイは口座開設出来たしKYCも通った。が、KYCが通って何もできないという会社も、これまた初めてのことだ。出来たてすぎるのだろう。

 

こんな記事を書いても、フィリピンの場合、PDAXもコインズみたいなことをやらかす恐れは大いにあると思うが。

 

 

 

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