今日は久々に、要望の多いアニメ回を書こうと思う。まぁ、アニメじゃなくて漫画なんだけど、あのウオーズマン理論について書こうと思う。
ウオーズマン理論とはなにか?
100万パワー+100万パワーで200万パワー!!いつもの2倍のジャンプが加わり、200万×2の400万パワー!!
そして、いつもの3倍の回転を加えれば、400万×3のバッファローマン!お前をうわまわる1200万パワーだーっ!!
バッファローマンVSウオーズマンという名勝負の中で行われた大技である。ウオーズマンの超人パワーは100万。バッファローマンは1000万。勝ち目の無い戦いかと思われたが、この理論を用いることでウオーズマンのパワーは瞬間的に1200万まで上がるので対抗できるという理屈である。なるほど。納得。
この「ウオーズマン理論」の衝撃は半端なモノではなく、それ以降の漫画や創作で、数限りなく出てくることになる。
このウオーズマン理論というのは、ゆでたまごのぶっ飛び設定の中でもとりわけ有名なモノである。『さすがゆで先生や!』と言われているが、ワイはこの、ウオーズマン理論に「異議有り」と申し立てたいのだ。
というのは、このウオーズマン理論というのは、ゆでたまご(キン肉マンの作者)が考え出したものではないからだ。
じゃあ、誰が考え出したのかというと、この人である。
高森朝雄….といっても分からないかも知れないが、この人は「梶原一騎」(巨人の星等の原作者)である。ウオーズマン理論の生みの親は梶原一騎である説を唱えたい。
『週刊プレイボーイ』2008年10月13日号キン肉マンの原作者・嶋田隆司(ゆでたまご)との対談の中で嶋田は、子供の頃、梶原作品に影響を受けていたことを披露。
wikiにも、ゆでたまごは子供の頃、梶原作品に影響を受けていた と記載されている。子供の頃に影響されたというのは、作家にとってとんでもなく大きいことだ。
では早速、このウオーズマン理論が、実は梶原一騎発祥であったことを示す、決定的な証拠を出そう。
明日のジョー7巻
ジョーの必殺技「クロスカウンター」が、謎理論において12倍の威力になっている。
わかりやすく数字であらわすとすれば ふつうのクロスカウンターでさえ四倍 ダブルクロスとなれば八倍
トリプルともなれば十二倍もの破壊力があると言えるでしょう
強大な敵であっても、普段の12倍のカウンターパンチを受けたら一撃で沈むという、文句ナシの説得力!これこそが、いわゆる「ウオーズマン理論」の原型ではないか?というのがワイの説なんだが、どうだろうか。
(っていうか、その理屈だったら計算上、十二倍じゃなくて十六倍じゃないかと思うんだが…(笑))
ウオーズマン理論の結論
というわけで。今や日本全国の、元少年諸君は「ウオーズマン理論」はキン肉マン・ゆでたまごが考え出したという説に、ワイは一石を投じたい。
この一コマこそが『ウオーズマン理論の原本』である!という説を提唱したい。
「明日のジョー」あたりの当時の子供というのは、ネットどころかビデオデッキすら無い時代。漫画は繰り返し繰り返し読むものであった。時代が違うのだ。となれば、この一コマは非常に重いものとなってくる。
以前何度か「ボルテスV」について書いたけど、今回も絶対の自信がある。『ウオーズマン理論は梶原一騎によって生まれた』のである。
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