フィリピン海外逃亡は成立するのか?(2)

(2)です。フィリピン逃亡について、そんな甘いもんじゃないよと書きましたが、さらに書いていきます。

飛行機のチケットを買った時点で情報が行くのだ

空港で逮捕された。これよく聞く話だし、ニュースなんかで聞いたことが何度もあるだろうと思う。
あれを聞いて「ははぁ…パスポートコントロールんところで捕まったんだな」と、誰もが思うだろう。それは違う。パスポートどころか、チケット発券の時点で、見当たり捜査で捕まるのだ。

何故そうなるのかというと。手配された段階で、名前と生年月日はデータベースに登録される。(これは日本だけではない)
TARO YAMADA 11/12/1980 M この程度の情報でも、同一人物なんてソイツしかいないんだから、充分なわけだ。

流れとしてはこうだ。まず国際線を予約すると、搭乗者名簿に載る。この名簿は、墜落した際の身元確認や保険等で使われるわけだが、同時に警察や入管にも連絡が自動的に入る。そうなると、この人物が、特定空港の特定便のチケットを発券する可能性極めて大となるので、手配されているヤツは、発券カウンターのところで捕まるわけだ。これを回避する方法はあるのだが、よほど国際線に詳しい人でないと無理だろう。一般の人には想像もできないとおもう。つまり、手配され…たかも知れないという時点で、海外逃亡するというのは、正攻法では、ほぼ絶望的である。

 

 

 

法律