もしかして。フィリピン独立記念日って、7月4日のほうがいいんじゃね？

今、マニラに観光にくると、フィリピン国旗があふれかえっていることになる。道路上は全部フィリピン国旗で埋まっている。私の家にも20本くらいフィリピン国旗がぶっささっている。

「おお！フィリピン来たぜぇ！」と思うだろうが、なんのことはない。国旗の日前節（5/28から5/30まで）があり、当の国旗の日は6/12なので、撤去されるまでの間、マニラ近郊は、アホほど国旗で埋め尽くされているだけである。

でも、これって本当はおかしいことなのだ。そして、とってもフィリピンらしいことなのだ。

そんな、フィリピンに住んでいる人以外は、なんの役にも立たない豆知識を披露しようじゃないかｗ

そもそもフィリピンの独立記念日とは7月４日である

昨日はフィリピンの独立記念日だったのであるが、実は、この独立記念日。つい最近まで（1962年まで）7月4日であったｗ
7月4日といえば、言わずとしれた有名な日付だ。アメリカ合衆国の独立記念日である。

フィリピンは、自国の独立記念日をほったらかして、アメリカの独立記念日を祝っていたのであるが、さすがにそれは無くね？ということで、昨日になったのである。

なお！7月4日は、未練がましく、「フィリピン共和国記念日」という、よく分からない日として別途記念されている。

じゃあなんで6月12日なの？というと、「スペインからのフィリピン独立」ということになっている。

これはもう、ちょっと苦笑いである。

昨日の6月12日というのは、米西戦争の流れで起こった独立宣言の日ということなのだが、これはアメリカとスペインの植民地争いの話であって、独立というのはちょっと違うんじゃねぇの？という気がする。独立というのは、他国の干渉がない状態で、国家承認を受けてこそ独立である。一応、ここからちょっと米比戦争が起こる（1899年）けど、そっから皇軍が来てアメリカボコボコにして、取ったり取られたりしたわけだしね。形式上独立していたかも知んないけど。