完結編:マニラ頂かれ男子は今日からシブく生きれんのか?

完結編である。連投である。

月収50万円の男が、月40万円を、出会い系サイト(ティンダーやデートインアジア等々)で出会ったマニラ女子に、何年間も送金しまくった話の完結編である。

昨日16000ペソを手渡した。あと4.5日。ある程度マニラを知っている人なら、節約すれば充分残りの日数を楽しめるお金のはずなのだが、なんで5万ペソ貸せという話になるのか。合計したら66000ペソ(17万8千円)である。

これは、個人的に貸す、邦人保護としての金額を超えている。

さすがプロの頂かれ男子なのである

なんでそんなカネがいるのかというと、まず昨日、頂き女子2と一緒にKTVに行ったと。そして、16000ペソは使ってしまったというのだ。

次に、セブの頂き女子3が、家を追い出されそうだというのである。

アホである。

このセブの女というのは、5-6のカネを返さないから逮捕されるという面白話をしていたんだけども、その女が今度は別のトラブルで、三日後には住む家がなくなるというのだ。

これ系の話というのは、フィリピンに住んでいれば、だんだんとタフになっていくものである。

こんな話。額面通りに聞く方がおかしいし、ましてや自分が全額払うなんてことは100%あり得ない。払っていいのは、最大に割り引いても自分の妻や夫、息子や娘のみである。(これほど近い関係なら、騙されたとしても納得はできる)兄弟知人等は、うまいかわし方を身に付けないと、それこそ外国人である我々は、いい財布にされてしまう。

今回の話は簡単だ。セブの頂き女子3「財布からカネを引き出したい」という話である。

あれ?

昨日、婚約者と称していた女に騙されたことをはっきり理解して、学習したハズなんじゃ…?

なんで俺から5万ペソ借りようとしてんの?これ滞在費じゃないじゃん。

本人は、日本の口座に振り込むだの、分割でも払うだの、パスポートだの免許だの、俺は一切リクエストしてない(←返済を期待していないのに)送ってきて、なんとか5万ペソ借りようとしたんだけども、俺はちょっと白けていた。

この「セブの頂き女子3」の話は、入国前に相談に乗っていて、「5-6の件で逮捕されるというのなら書類があるはずだから見せろと言え」とアドバイスしていたのである。そこから数日たっていたし、本人も比におり、セブに行こうと思えば行ける状況だ。

本気だったらセブに乗り込んでいけばいいのだ。

ところが、そうはしないで、マニラから、ひとから借りたカネを送金するのだという。ヒトというのは俺のことだ。

貸したカネの使い道までは関知しないというものの、それはカネを捨てるということである。つまり全く学習していないということになるではないか。貸した俺は、ただのお人よしである。それを聞いた以上、貸すわけにはいかなくなった。

まず書類を確認してくださいと連絡したところ(当然、そんな書類はないので)セブの頂き女子3は、「3日後に家がなくなる件」も含めて、あなたはわたしを信用していないだのプライバシーがなんだのとギャーギャー言うだけであった。つまり紙は無いのだ。

アホである。繰り返すがアホである。

比の、そのへんの田舎の警察なんて、プライバシーなんて一切配慮していない。警察署の玄関開けて一階手前が、女囚の檻で、未決囚がギッシリ詰め込まれている。ブラっと入って写真でも動画でも撮れてしまう。その隣に、エアコンの利いた部屋で人権相談しているのがフィリピンだ。

むしろ、その「セブの頂き女子3」が、プライバシーがあるから警察の書類は手に入らなかったとか言っている時点で、非常に懐かしいものを感じたくらいであった。プライバシー?

ホテルでも病院でも警察でも銀行でも、フィリピンにはプライバシーというものは無い。(いや、あるのかも知れないが)セブの田舎警察で、どうしてそんな言葉が出てくるのだろう。しかも本人は当事者である。

警察が逮捕状を出したのなら、赤の他人でも見せてくれる。(私は何度か経験がある)そもそも、逮捕状は公開してもまったく構わない書類だ。だって実際逮捕されるのが報道されるでしょう?その根拠となるのは逮捕状なんだから。(テレビやラジオで逮捕されてる奴らは、逮捕状が出ているから逮捕されるのだ)つまり自明であって、警察が逮捕状を出したというのなら、それを見せてくださいというのは、比ではそれほど難しい話ではない。執行にあたって持ち出されていることはあるとしても、運が良ければ見せてもらえる。写真だって取らせてもらえる。余談だが、昔は紙質が特殊だったので、ホンモノか偽物か、一目で判断できたのである。

あ、脱線した。

 

というわけで、頂かれ男子は、俺が貸した16000ペソを一晩で使い切るという荒業を披露してくれたのであった。(厳密にはそうじゃないのかも知れないが、俺にとってはそうである)

で。次助けるの?ということだ。

邦人救出にあたって、『おかわり』は初めての経験である。

常識のある一般のひとなら、節約を重ねて帰国する。俺が日本に戻ったらヒーローである!あれやこれやと恩返しされる。払うほうも受け取るほうも気持ちいい。ああ、貸した良かったなということにもなる。俺はこういう風に人間関係を作ることがあるので、ワリと仕事上役にたっているんだが….

本人。節約すれば充分滞在できるお金を使ってしまい、次の女(アラバン頂き4)で、いいカッコするカネがないという。

ただ、セブ3女の書面が揃わないので、それは帰国してから送金するという。(するのかよ…)

なんつうか「もうすぐ出るから!」といって、パチンコ屋からアコムやプロミスに走るヤツみたいなものである。

結局貸しました

前回の16000ペソは、貸すつもりじゃないけど路銀として貸したカネである。だから財布にあるカネであった。

今回は、俺が自宅にいるときなので、性質が違う。貸そうと思えば、ある程度まとまったカネでも貸せる状態となった。

助けておかわり。しかも遊びカネ。しかもオンナカネである。邦人同士の助け合いではなくなった。だから一回目と二回目とでは、お金の性質がまるで違ってくるわけだ。

俺はまず、2万ペソ貸しますといった。何故かというと、前回16なので、20を貸せば、円でいうと10万円になる。
ほとんど見ず知らずの人に貸すカネとして、10万円というのは個人としてMAXだろうというのが俺の判断だ。(別に彼だけではない)

10万円というのは、ひとつの区切りというか、目安というか、そういう単位である。これ以上は他の邦人なり大使館なりに泣きついて下さいという額である。

だから、5万ペソ貸してくださいというのは、俺の予想を軽々と飛び越えてきたな、というのが第一印象であった。さすが頂かれ男子。決して揶揄しているわけではない。

G-CASH送金をしらなかった

俺は通常業務中だったので、仕事の合間に2万ペソを渡すことにした。この2万は返してもらうカネであるw

フィリピンベテランのような話をしていたので、GCASH送金をリクエストしたのだが、それを知らなかった。(※アプリではなく、いわゆる現地の送金方法である)うーん。

貸した理由は2つ。一つ目は、使っちまったんだったらしゃあねぇだろ?というのが一点。二点目は、アラバン頂き女子3と会うにしても、多少はカッコつけなあかんやろ?ということである。

やはり男である以上、誰だって、女の前では恰好つけたいと思うものではないか。ダチから借りたカネであっても、後で返せばいいじゃないか。

これはその通りである。男性というのは、基本的にそういう本能をもっている。無理してでも、女の前でいいカッコをしたい。いい車に乗りたい。高級ホテルのバーで飲んで、部屋のカギを置きたいものなのだ。これは全世界共通している。

だから、俺はおかわりを送金した。しょぼいとおもうかもしれないが、一応合計、ちょうど10万円である。

送金した甲斐があったのである

アラバン頂き女子3とはアッサリ会えて、ガバーっといけたようである。本当に良かった。

いやマジで本当に良かった。これほど送金しまくっているひとが、マニラで一回もスッキリせずに帰国したら、それこそ病んでしまう。ありがとう頂き女子3。写真を見た感じバクラっぽかったけど。

無事帰国したようでなにより

本人、あとは問題なく帰国したようである。ともかく一発やれてよかった。マジでアラバンの頂き女子3には感謝しかない。

 

 

追伸:

本人もこれを読んでいると思うけど、この10万円は、女に送った10万円じゃない。俺から借りたカネということをお忘れなくw
滞在費用はプレゼントしてもいいけど、女遊びのカネは返してくださいね(にっこり)

(略)

ま、私としては、次回「金利焼肉」という査定です。秋なら牛門で済みますが、年を越したら和牛マフィアということにしましょう。もちろん友達も連れていきます。5-6より高くなるかも知れませんw

私はお金を貸して金利を取るようなことをしたことがなく、だいたいその分のメシをおごってもらうことにしています。男性にはお互いプライドがあり、それを傷つけると、こちらでは死ぬことがあるからです。「ゼニ戻して、ここはオゴリな」は、もっとも気持ち良い返済手段

という形にしています。

 

それにしても、このプロバンタイヤー(※バンタイとはタガログで寄付のことです)が、これからどんな動きを見せるのか?

「セブの頂き女子3」は、なかなか小利口なんで、私としてはこのまま終わってほしくない気もしますw