マニラの首都高速について

今日(も)しょうもない記事。最近のワイの軟弱ぶりについて書こうと思う。

最近。運転といえば、いわゆる上道高速道路(スカイウェイ)を走っているのである。

 

というのも、正直いって、もうマニラ近郊の下道は疲れた。
ついに気づいてしまったのである。下道を走るのは、もう止めようと。

マニラ近郊の下道運転の外道さについて

子供や動物の飛び出し
大きなお友達の飛び出し
ありとあらゆるシロモノの飛び出し
幅寄せ、煽り運転、路上落下物、切れた電線に道路水没。
物乞い、物売り、路上洗車、逆走救急車やバイクなどは毎時間!などなど・・・・

いい加減にしろといいたい。

手のひらさえ車に向ければ、ハンドパワーでどんなスピードの車両でも停止すると固く信じている
マニラ市民。もうアイツラのために、イチミリもブレーキパッドを削りたくないのだ。

もう疲れたのである。

 

なんといっても邪魔なのがトライシクルである。

ホント、あのスピードで走るから、全車線があの速度になるのだ。

 

邪魔。

ほんと邪魔。

マジで邪魔。

旧日本軍の重戦車、「オホ」の副砲並に邪魔である!といえば、
ワイの読者なら腕組みして「然り、然り」と頷いてくれることであろう。

トライシクルという副砲があるために、一般車両という主砲の俯角が取れないのである。

 

キミはもう、デキるマニラアーバンライフを身に付けたか?

最近、スカイウェイ一択と決めてからというものの、ワイの移動のクオリティは爆上げである。

なにがいいって、余計な取り締まりもないし、飛び出しも物売りも何もいないのが素晴らしい。

邪魔な車両といえば、酒飲んで運転してアブナイから、安全のために車線の真ん中をフラフラ走っている
RVくらいのものである。ヨシ!

 

以前にも書いた通り、マニラは互換性の無いETCが二種類あるというナゾ仕様なのであるが、
もう、そんなもん、両方に2000ペソもチャージしときゃいいのである。

訳も分からず車を停められ、そのたびに500ペソ払う位なら、素直に高速に乗ることにしたところ、
これがもう大正解。道路の穴に落ちる心配もなくなったし、道端のガキに洗剤ぶっかけられることも
なくなった。

いやー気分は富裕層。高速道路を走るだけで、まるで外国人扱いである。

 

 

しかし。である。

高速道路に乗ると、アレが出来た、これが潰れた、ここにいたMMDAがいなくなった等の、
マニラの活きた情報が得られなくなることにも気づいた。

わたしは時々、ガイド的なことをすることもあるのだ。

高速道路に乗る立場となった富裕層のワイとしては、
下界の下々のことなど分からなくなっても良い
のだが、ゲストを乗せるにはちょっと素っ気ない。

 

やはりNAIAからバクララン教会に向かい、我が日本大使館の場所をさり気なく教えつつ、
名門・ネットワールドホテル角からマカティに向かう道順が、古来連綿と受け継がれてきた
鉄板であろう。

ヘリテージ前の帰宅難民の数をチラリと見て、本日の道路状況を予測するという、
帰国したら何の意味も無い無駄知識を披瀝することがガイドとしての役割でもある。

 

しかし、である。

一度いい暮らしを経験してしまうと、なかなか昔の暮らしに戻れないのと同様に、
一度短い距離でもスカイウェイに乗るという暮らしを覚えてしまうと、なかなか下道には
戻りづらいものだ。

ま、これを読んでいるひとは、初めっから高速に乗っているんだろうから、
ますます何のために書いたのかよくわかんないんだけどw

マニラ首都高速はいい。不平不満はあるだろうけど、下界に降りる気になれなくなる。

交通