マニラ・エルミタで読者さんが強盗に遭った話(2)

 

さて。落ち着いてきたので、「マニラ・エルミタで読者さんが強盗に遭った話」の続報を書こうと思う。(1)はコチラ

「なんせフィリピンなんで」(理解を助けるために、便宜的に)分かりやすく翻訳しながら書くことにしよう。えーと。どこまで書いたっけ?あ、捕まったというところまでか。じゃあ今日はその後の話ね。この記事を読めば『マラテ・エルミタで危ない目に遭った場合どうなるか?2026』が理解できると思うので、わりと必読回だと思う。

えーと。まず。

いまさら地図でも無いと思うんだが(笑)一応貼っておくか。

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被害者は、マジェスティックホテル(ナンダソリャどこだよソレと思ってはならない。旧オクタゴンホテルのことである。分かりやすく言えばエグゼクティブの裏だ!(笑))からLAカフェ(出会い系バー)に向かって歩いていた。距離でいえば5分くらいだ。時間は午後7時すぎ!そこで強盗に遭って財布をヤラれたという。

本人は、まずバランガイポリスに行ったというが、それは勘違いなんじゃないかな?おそらくすぐ近くのPB(交番)に行ったんだと思う。(目の前にある)そしてすぐに移送された場所がMPDだったようだ。(※MPDというのはマニラ市警察本部のことである)いわゆる「本店」って奴だ。日本で言ったら「東京都中央区警察署本部」みたいなところに当たる、大きな場所だ。

マニラ市警で18時間!

今回は、本人相当疲れたようだ。なにしろ強盗に遭ったってだけでも大変なのに、深夜すぎに犯人が捕まったので、さらに手続きをするハメになった。その日に起訴関係の書類作って、裁判所に行って、宣誓供述書まで作ったらしい。翌日午後2時ごろ。「やっと解放されました。とりあえず寝ます!」みたいな連絡が来た(笑)お疲れ様でした…腹が減り過ぎて、警官にメシおごってもらったって(笑)

 

ここまでの解説

ハイ。では、ここまでの解説をします。

なんでロビンソン前の警察で手続きしないの?

マラテ・エルミタ関係の警察関係事故事件って、例外運用なんよね。「小さい交番みたいなところでは扱わないで、なんでもかんでも大きな署で管轄する」こととなってるんよな。(厳密にいうと、汚職防止の為、こういった書類を作れる階級の警察官を配置しないことになっている)

また、マラテ・エルミタ地域というのは防犯カメラが鬼のように配置されている地区でして、細かい路地まで全部、いろんな角度から録画されているんよ。その画像はMPDに行けば目視で確認できるわけ。マニラ市の防犯カメラセンターがココにあるのだ。(偶然とはいえ)親切な警察官が、最速でココに連れて行ってくれたのが大ラッキーだったのである!

画面を見せられる。「あ、これ俺だ!」ウッキウキでLAに向かって歩いてる訳だ。
「あー!コイツコイツ!コイツです!赤いシャツ着てる奴!」みたいな感じで、いわゆる現認のようなことをしてもらえる。そうなると警察のほうでも『コイツやな!』ってことで手配してくれたわけだ。これは有益情報である。
今後。マラテ・エルミタで強盗された場合は(笑)、なにをさておいてもMPDのCCTVセンターに行かせろ!時間が惜しい!と暴れまくるのが良いということだ。だって、普通、まともなエルミタの警官だったら、こんな風に働いてくれないもん。

なんでココまで時間かかったの?

それは俺も悪いんである。というのは、犯人がもしも捕まったら起訴しろ!と何度も言っていたからである。起訴というのは法的用語でいうと言葉が違うが…要は『訴えろ!』ということだ。

訴えない日本人

これは日本大使館も、在留日本人会各種も、マカティ市警も言っているんだけども。とにかく訴えてくれないと、フィリピンの警察ってのは一切ナニも出来ないのだということは知ってほしい。
俺は被害者に相談電話があったとき、「俺は訴える!」と何度も言え!とアドバイスしたんだが、彼は俺の言う通りに「訴える」と言ってくれたらしい。これは非常に重要なことである。法的手続以前に、これは捕まえる側の士気に係るからだ。

だってそうだろう?もし犯人を捕まえたとしても、誰も被害者がいなければ(帰国してしまっていれば)フィリピンの警察は、訴える被害者がいないので、釈放せざるを得ないのだ。警察にしてみれば、マジで、ただの無駄骨でしかない。
特にマニラみたいな首都だと、一応法治主義が働いているので、そういった法解釈は厳密になされる。いくらフィリピンだからといっても、なんの書類も無しに刑務所にブチこむことはできない。

訴えなければどうなるか?当然捜査もされないし、捕まったとしても釈放される。だから観光客相手の犯罪って、なかなか捕まらないのだ。これは警察が悪いってことだけじゃなくって、そのまま帰国しちゃう外人も悪いのだ。

以前、マカティで二人組の拳銃強盗があり、日本人がヤラれた時も書類作らず帰国したもんだから、マカティ警察なにも出来ず。だって「被害が無い」から。「是非書類作ってください!」って、日本人向けに所長が動画まで作って説得してくれてたんよね。だからなかなか減らない。

今回は、俺が「訴えろ」といった他にも、NPDの刑事も「書類作れ!」と散々説得されたらしく。被害者も同意したんで、現場の警察官もヤル気を見せてくれたようだ。結果、スピード逮捕に至ったのである!

そもそもフィリピンの警察は、外国人が被害者の場合、あわよくばチップ貰えるかも?みたいなスケベ心もあるかも知れんが(笑)自国民よりも妙にヤル気を出す文化があるので、今回は本当に「よくやった」の一言であった。大手柄である。

常習だった

さて。バタバタしていた当時、被害者は「二人組の強盗にヤラれた!」と何度も言っていたので、そうなんだろうと思っていたんだが。アレ?書類を見ると3人逮捕されている。

Aさん 21歳無職
Bさん 20歳トライシクルドライバー
Cさん 47歳無職

ABが実行犯なんだろうが、このCさん。なんだコイツ?と思ったら、指示役なんだそうだ。おいおい。手際良すぎやしないか?CCTV(防犯カメラ)に写っていない指示役まで、なんで逮捕されてんのよ?

聞いたら。この3人組は、どうやらマラテ・ロビンソン界隈でも有名なホールドアッパーらしく、警察も目を付けまくっていたようなのだ!
今回、日本人が「起訴する!」と言ったもんだから、警察もヤル気を出し過ぎて、『じゃあアイツ、どうせ指示役なんだからついでにパクっとこうぜ!』ということで。その場のノリで逮捕された模様(笑)

やはり、外国人相手の犯人を逮捕したというのは、警察内部でも点数がお高いのであろうか。おそらく、これまで煮え湯を飲まされてきたMPDなのだろう。この47歳指示役については容赦ない対応をするのだろう…(怖

それにしても。あの辺の外人狙い強盗が、三人まとめてお縄になったというのは朗報である。

被害者の方にしてみれば、とても大変な思いをされただけでなく、実害もあったので厄災ではあったが、おかげで、あの辺りも ほんの少し治安は良くなった。

 

この話は、まだ進行中なので、少し時間がたったら、また(3)を書きたいと思います

 

注:非っ常~にややこしいのですが。いわゆる「マニラ首都圏」には「マニラ市」があります。(マニラの中に「マニラ市」という行政区があるのです)いわば『東京都東京区』というネーミングなのだと理解してください。今回登場するMPDというのは、言ってみれば「東京都東京区警察・本部」ということになります

 

 

 

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