フィリピンでは、ノータリー(公証)は日常的にある。これは日本人でも例外ではない。家を借りたり、クルマやバイクを売買したりするといった、まーまーあり得ることについても、ノータリーは付いてくる。
今回、日本の弁護士さんが、マカティ中央郵便局付近でやってる、野生の軒下ノータリーの件をSNSで呟いてて、割と盛り上がっていたので、わたしなりの見解を書こうかなと思いますw
フィリピンのノータリーには三種類ある
ハァ?公証なんて一種類しかねぇだろ…常識的に考えて…という輩は、明日にでもアズカルに咬まれて、水を怖がることになるであろう。
繰り返すが、フィリピンの公証人ってのは3つに分かれているので、その都度使い分けるのが正解である。
1:ただの正規公証人
面白くもなんともない。いわゆる正規の公証人である。正規とはいってもかなりいい加減であり、言いなりに書類作ってくれる場合も多いのがポイントだろう(笑)弁護士事務所の看板上げているところが多い。難しい書類でなければ500ペソが相場である。
2:なんちゃって公証人
なんちゃって公証人っつうのは、例えば「昔はちゃんとした公証人だったんだけど、今は資格が無いんよね」という公証人である。
たとえば、正規資格を持っていた人が病気で死んじゃった場合、何故か身内が看板を相続し(笑)そのまんま公証しているパターンが多い。田舎にメチャクチャ多い(笑) お値段はグッとお安くなっている。
3:はぐれ公証・純情派
これは、スタンプから署名から何から、全部適当に作った、家内制手工業。野生味溢れる、あったか人情公証人である。高い手数料を取る、頭でっかちのブルジョア公証人に成り代わって、どんな書面も思いのまま!という、大衆の味方なのであーる!
2の場合、公証人資格は、うっかりカケラ程度はあるんだが、3は無い!一切ない!全っ然無い!!だからどうした!資格なんて飾りよ。細かいことはいいんだよ!という、大きな器を持っている方々である。
—チョッチョっと署名するだけで、500ペソも取っちゃう正規公証人のほうがおかしいという、有言実行 造反有理の方々なのであろう。
3は凄い。なにしろ、どんな書類でも公証できる上、なんなら書類も準備してくれるというサービスっぷりである。問題としては、文字もロクに読めない(これはマジである!)ので、出来上がった書類は酷いの一言。もしも3を選ぶ場合、書類だけは自分で持ち込んだ方が良い。しかもお値段は、1.2より高いことがほとんど(なので、良い子の皆さんは使わないようにしましょう)。
実務としての公証
比では、この123、どれも通る。その中で、もっとも簡単で安いのが2である。今回、話題となったノータリーは2に該当する(可能性が高い。知らんけど)
よっぽど厳しい契約の場合は置いておくとして、簡単な名義変更みたいな書類だったら、比では2の公証で問題なく終わるパターンが多い。
特に不動産賃貸、クルマバイクの名変あたりだと、「勝手に準備された、ノータリー済の白紙書類」に、署名しておいてと渡されることすらある。あなたのサインは後で、公証が先に終わっているのだ(笑)
これをどう捉えるか、は置いておくとして、フィリピンではこのような公証が多い。そして、それで済んでしまう。だから、野生の道端ノータリーでも問題ないケースも多いので需要があるのだ。
そんなのおかしい!という人は1を使えばよい。ただし、相当きちんとしたノータリーだったら、500では済まない。

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