今日はサッカーの話題。2025年10月9日。伝説が生まれたんよね。考えてみると、このブログでサッカーの話題を触れるのは初めてなんだけども。あまりにも感動してしまったので、この「日本中誰も注目していない試合」について書こうと思う。(なお、ワイは一日のうちでサッカーを見ない日は無いほどのサッカー中毒者である)なんでこれまで触れなかったのかというと、このブログは海外在住、フィリピン系の記事を書く場所だからだ。
それにしたって今日。統計上だって、ほぼ例がないとおもう試合があったのだ。だからサッカーに興味のない人も、出来ればお付き合い願いたい(笑)
なんでわざわざ、こんな記事を書こうかと思ったかと言うと、こんなん100試合、200試合見ても無い、本当に滅多にない面白い試合だったからだ。こういっても分からないと思うので解説していく。その試合とは、我々アジアカップの、しかも今日起こった出来事なのである。
香港対バングラデシュ?
よほどのサッカー好き以外、誰も見ていないと思うんだが。今日行われた、AFCバングラデシュVS香港。凄すぎて震えた。マジで感動した。
サッカーにおけるバングラデシュというのは、これはもうね…残念ながら激弱である。サッカーの成績で言えば、体育1を取る国である。(※アジアカップ成績でいえば最下位。37ケ国中37位。クラスで一番できない子である)なお香港は31位。似たような成績ではない。ビリではない。
香港は、「アジアの中では雑魚」であるが、それなりに「相手にはなる」程度の実力を有していると思っていい。対して、バングラデシュは「流石に上位国は、まず100%負けない」という感じである。香港ならまず勝つ予想。
その、「アジアサッカー界で全く相手にしてもらえないバングラデシュ」VS「弱いなりに強い香港」との闘いが、AFCのリーグ戦の下のほうであったのよね。なおバングラデシュホーム。
動画注:赤いユニフォームが香港ではなく、赤がバングラデシュ。
ま。普通に香港勝って終わるかな、位で見ていたんだけども。
まさかの!まーさーかーの!バングラデシュ先制!実力がはっきり表れるサッカーではあるが、こういうこともあるよね?(笑)ホームだし!バングラデシュ。ホームで一点取れて良かったな。
で、終わらなかったんである….
必死のバングラデシュ応援
バングラデシュ国民のサッカー好きは大変だ。なにしろ国際試合で、自国が勝つことなんて滅多にないんだから。応援しても応援しても負け続けるチームを応援できるのは、それは国という看板を背負っているからだろう。一般市民が、自国を一生懸命応援しているのは心を打つ。一点取ったらもう大声援である!
—「香港から一点取ったくらいで大騒ぎすることかね?」というあなたは日本カブレである。アジアの中で日本は強すぎるのだ。
常に、…常にだよ?
何年も何十年も負け続ける自国代表を、応援する人は真のサポーターである。今年は格上の香港に、前半得点しただけでも快挙である!
それに、組織されていない、市民だけの応援で、これだけ声が出ているのがエライ!
0-1と負けている香港は前半猛攻を仕掛けたが、大声援のバングラデシュに、気合で全部はじき返された。
前半ロスタイム4分を過ぎた5分ごろ。審判は、もう笛を加えて、前半終了の宣告をするところだったんだが、まだ笛は吹かれていない、いわゆる最後のワンプレー。とはいえ、こういうのはまず希望を持っちゃいけないものである。一度のコーナーキックを終わらせて、そのまま前半終了というのが普通の流れだ。
ロスタイムを過ぎた時点で、まさかの!コーナーキックから決められてしまって1-1。こんなことある?
バングラデシュ。そういうとこやぞ。
前半終わって1-1
数字の上では1-1だけど。バングラデシュはサッカー激弱いのに、自国民がこんなに声を出してくれているホームである。(なお、スタッツの上では香港が押している)
後半4分にキーパーのミスから失点ww草サッカーと、セミプロの差が出てしまった….香港は、アジアの中堅国と惜しくも負ける程度の実力がある国なので、こういうのは見逃さない。
あ。コレ後半は香港大量得点でバングラデシュ虐殺入るかな?と思いきや…ここから香港の猛攻を耐えに耐え。もう数字の上は死んでいる状態で—
決定的な3点目を入れられる。まぁこうなるわね。(この時点で、統計的にバングラデシュの勝率は1%未満くらいになっている)
1-3だ。なんとしても早く2-3にしたいのに、時間はどんどん過ぎていく。しかも香港のほうが押している。サッカーにおいて、この状況というのは、ほぼどうにもならない状態にあるといえる。こういうパターンだと、香港ダメ押しの1-4になって心を折るパターンも充分以上考えられるわけだ。
試合が膠着した状態だったんだけど、ここでまさかのゴール。2-3となる。なんだこりゃ、である。こんなゴール無いから!wとにかく一点差になった。
しかし時間が無い。87分である!ただでさえ弱いバングラデシュが、なんとかホームで香港にカッコつけた程度だ。あと一点は時間がないだろう。それに、香港は常に押し気味に試合を進めているのだ。
そして90分が過ぎた。ロスタイム突入。バングラデシュは時間がない。クソ強い香港というか、元々バングラデシュはクソ雑魚なんで、よくここまでやったな!というのが俺の感想。2-3ならかなり立派である。お客さんも満足できたんじゃないだろうか。
そして最後のフリーキック。ロスタイムは秒もない。
—ハ?こんなことってあんの???
この喜びよう!イヤー!バングラデシュ国民に、夢と希望を与えてくれた、素晴らしいプレー!!まさかのまさか。AIも予想できない。香港-バングラ。同点である!!
サッカーを毎日見ていても、こういうシーンってなかなか無いよ!いやーいい試合だった!!
まさか残り時間 秒で!!同点に追いつくとは。これだから最後まで分からんな!!最初から最後まで見てて良かった!!!やっぱ国同士の代表戦は最後まで熱いわ!!
—と、俺は大いに満足したのである。バングラデシュ頑張った!香港に後半ロスタイム98分同点ゴールよくやった!
俺は、PC画面に拍手をしたんである。
あとは、もう10秒くらいしかないプレーをやって、後半終了のホイッスルが鳴って終わり。100試合あって、100試合そうなるんだが。
その10秒くらいで、香港は得点してしまったのである。こんな残酷な結末ってある?
香港は、前半ロスタイムを超えたところで同点に追いついた。そして後半もロスタイムを超えたところで得点したのだ。
こんな試合、無い!あってたまるか!!
前半ロスタイムを超えて数十秒の間に同点に追いついて、後半ロスタイム超えで同点に追いついた直後、数十秒でゴールして逆転だと?こんなことある?こんなことあり得る?この試合は国代表同士の試合であり、当然ガチ中のガチである。こんなことあり得る訳が無い!
しかし、それは起こってしまった。
おそらく、この試合は、統計上の伝説となるだろう(が!おそらく誰も気づいていないであろう)
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