その2(中編)である。前編はコチラ
寝る前まで土砂降りと言っていい雨が降っていた。明日が不安で仕方なかったんだが、ともかくパンガシナン州まで来たわけだ。というわけで中編。
翌朝—
朝食は思った以上に良かった。(これで200ペソ/人!)
比の安いホテル朝食なんて、「食パンの半切り、タマゴ、コーヒー」程度の話なんだが、良い意味で裏切ってくれた。一応ビッフェと言える程度のラインナップは揃っており、それなりに満足できた。
朝食を食べながら、外に出てみる。
おお?一応、雨は止んでいるじゃないの。ふふふ。止まない雨はない。持ってくれたら一応遊べるじゃないのよ。
いざ出発!
今回は、なーんも遊びの手配をしていなかった。予約ナシである。もちろんOFFシーズンというのもあるが、よほど混んでいる日以外なら、ブラッと行っても問題ない。(パンガシナン州のハンドレッドアイランドというのは、ボッタクリ防止の為、自治体が値段を全部決めているからである)
今回行ったのはボロビーチ(※ボロという地名な!(笑))
場所はこちら
ボロビーチは行かない方が良い
ハンドレッドアイランドには、大きくふたつの陸側観光ビーチがあるんだけど
ボロ・ビーチはちょっと孤立したビーチだ。一般の人らは上記の大桟橋から船を借りたほうがよい。(ボロビーチ自体は良い場所だが他と連携が取りづらいということ)行ってみれば分かるが、このビーチは田舎道を通らないと行けない。
ハンドレッドアイランドのお値段2025!
昔は1000ペソもあれば、交渉して 船だってなんだって借りることが出来たんだけども、今は違う。全部、組合が管理しているようで、あれやこれやと合法ボッタクリ価格となっている。
たかが遊覧船を貸切るのに、こういった場所で登録をしなければならないのだ。(キチンとしている、とも言える)
クソ高い。ゴミ袋200P(強制)等、謎の利益がタップリ乗った価格を提示される。
また、連絡先なども全員分書かされる(いい加減に書いても良い)別にID提示などはない。
今回は単純周遊で、一日貸し切り。計2400ペソほどであった。コレ、4人もいればひとり500ちょっとという話なんで、思ったほどではない。
なお、島でBBQをしたりした場合、プラスすれば食材やらなにやら全部事前に準備してくれる。基本、一日遊びつくすことを前提としたプランであるから、それほどバカ高いという話でもない。
ある意味、料金は事前に全部提示されている。チップチップということも一切ない。
それにしても。本日洪水という話だったのに、ああ!!何故か空はみるみる晴れ上がった。フィリピンでは、いつも不運続きの俺に、ついに神も憐憫を下げたのか。
というわけで、お金を払っていざ出発である。フフフ。
うーん。それにしても本当に晴れてくれたな。めっちゃ気持ちいい。貸切船が、風を切って島々の間を走るのは最高だ。
ヨーソロー!おい!いいか! 羅針盤から目を離すなよ!?(チラ)
おっさん、タバコ吸い吸い適当コイてました…いやいいんだけど…海の環境を守るとかなんとか、ゴミ袋だの環境税だの払わされてすぐだからな…一応…(笑)
さて。船子が「島々を眺める高台があるんだけどさぁ…言ってみるかい?」と声をかけてきた。
「結構です(キッパリ)」
とは言わない。なんたって遊びに来てるんだからな!そんなもん、行くっていうに決まってんだろ。
地獄石段島
見晴らしのよい島があるって話。ちょっとした展望台があるということで、下船して石段を上ることになった。
…おいおい。サザレ石もビックリだよ。なにこのチョー苔むしてる、チョー危ない階段。
まぁだからといって引き返す選択肢もないので上る。
上る。ひたすら上る。
—–いや…これ….ナメてた。
こんな感じで、延々と上るんである。いつまで登るんだ?コレ…
考えてみたら当然だ。見晴らしの良い島ってことは、海抜0メートルから、他の島が眼下に見えるほど登らないと、見晴らしは良くない理屈だ。いやー….これ。マジで堪えた。
やっと山頂である。
確かに見晴らしは良いんだけど….これ。多分60代以上は無理だと思う。石段が危なすぎるし、体力続かないかも…
思い思いに遊ぶ人々
我々の他にも観光客は居たんだけど、みんな勝手に遊んでいるという風で良かった。島々にビーチは沢山あり、全部貸し切り状態だ。
例えば
こんな、崖に木が生えていたんだけども
この木に登っている集団がいた(笑)結構自由だ。
島々には洞窟が所々あり、探検することもできる。
こんな感じで、マジで貸切ビーチを楽しめる。フィリピンの田舎ビーチは良いというけど本当だ。
このハンドレッド・アイランドは、100以上の島があって、相当数上陸可能となっている。気に入った島にブラリと寄って遊べるわけだ。(一部は別途入島料がかかる 200Pくらいだったかな?)ある意味、すごい贅沢な場所だとおもう。
出来れば中一日は欲しい
ここの島々は、基本が一日観光という形になっている。(周遊するだけでも1-2時間かかる)だから、遊ぶならハンドレッド・アイランドは二泊三日以上の日程を組んだ方が良い!
また、天気が重要。今回ワイはラッキーだったが、基本、乾季に来るべきだろう。
この辺りは長くなるので、別途書こうと思う。
最初の感想を呟いてみましょう