というわけで、マニラよくある犯罪第三弾。セットアップについて。これまた超古典的なやり方。
簡単に言えば以下の動画の通りである。
警察、現地の日本人等が組んで行われるのがセットアップ
セットアップの小道具は、女性かシャブかの二択となっている。動画はシャブだが、基本は女性である。要はやってもいない犯罪をでっち上げることだと思えばいい。
女性を使ったセットアップ
これは風俗等でトラブルを起こしたり、キャッチの言うがまま女性を紹介されたり、または日本人から恨みを買ったりしていた場合、罠にかけられる。
ホテルに入ってエッチをしている(最中かもしれない)と、何故か女性がレイプされたと騒ぎだし、都合よく警察が登場する。(偽警官の場合も多い。酷いときなんか、日本人が警察の服着てた時期もあり、在住民から物笑いの種になっていたことさえある)
そうして、女性の父親だの医者だのがワラワラと出てくる。
いわく、
- 未成年だった
- 入管に通報する
- レイプされた
- 処女だった
- 医者の診断書を出す
- 帰国させなくする
- 逮捕する
等々、いろんなことをいってきて、あなたをタップリと脅かしてくる。殴られることさえある。また実際に警察内の牢屋に入れられることもある。(こうなるとかなり大変だ)
そこに、何故か親切なチンピラ風日本人が偶然現れて、200万円でなんとかしてやるとか言い出すのが大体のパターンである。(薄いサングラス着用率69%)
セットアップはコネとコネのぶつかり合い!
これを仕掛けられた場合、最悪、どっちかが本当に逮捕されかねないので、行うほうもそれなりの準備をしてくる。仕掛けてきた側は、本当に逮捕してくる場合もあるので、脅しじゃないこともある。5-10万ペソで落としどころを見つけることができればまだマシなほうだ。
セットアップの変形例
以前流行したのが、エルミタ・マラテ地区にウジャウジャいるクソガキ共を使うタイプだ。まず、的に向かってガキが10人以上ワーッと集まって、ポケットに手を入れたりさせる。そこで手を挙げたりすると、ハイ逮捕。児童に手をあげた、だの、後遺症が残っただのといって、お金を巻き上げるというヤラセだ。
セットアップの解決
とにかく早く行うこと。『被害者』と示談し、なにも起こらなかった、と言わせることだ。
相手がなにを欲しがっているのかを探ること。また日本人が関わっているかどうかも重大事項だ。長くなればなるほど、話はどんどんややこしくなっていく。
また、「フィリピンだって法治国家なんだから、やってもいないことを疑われるのはおかしい。俺は堂々と無罪を主張していく」等と思わないことだ。本当に帰国できなくなったりする場合もある。逆に、「カネで解決できるならしてしまおう」というのもNG。際限なくタカられたり、賄賂を受け取らない警官から(今度は本当に)逮捕されることもある。
引用:©その男、凶暴につき
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