事務所内での盗難があった件

 

元旦から心が痛い災害があったわけで、年初の挨拶をする気にもなれないんだけど、2日に羽田の事故があった。
令和六年。日本の滑り出しは最悪だ。どうも暗雲が漂っている。明るいニュースでもないものか。

まさか3日は何もないだろうなと思ったら、今度は私個人のほうで不幸があった。スタッフの盗難騒ぎである。(ハァー)しかも、動かぬ証拠付である。

さて、このような場合、フィリピンでどのように対応したらいいのだろうか。

盗癖のあるヤツだった

古今東西。別にフィリピンに限らず、盗みという伝統的犯罪はある。日本だって、今日だけでも何百件もあるだろう。
それにしたって、なにも年明けにやらなくてもいいではないかと思うんだけど、起こってしまった。

わたしは、比人が盗みを働くこと自体はありふれていることだと思っているのだが、今回の件はちょっと違っていて、盗癖の疑いがあるという感じだったのだ。
比では、使える人材というのは得難いのだが、ソイツは別に使えるという訳でもなく、二軍級のヤツでもあった。

日側で形ばかりの相談もしたのだが、結論はもう決まっていた。ギルティである以上、ファイア(クビ)である。これはもう仕方ないのだ。

盗癖のあるヤツは、必ずまた繰り返す。(※病気なんじゃないかと思う)
我々のモノを盗んでいるうちはいいけども、他の比人のカバンからカネを抜いたらどうなるか。想像もしたくない。地獄の釜が開くだろう。

比では、証拠が無ければ、外人が悪者になる世界になる。今回は証拠があったけども、穏便に解雇する方向に変わりはない。

そもそも別に好き好んで首を切るわけじゃないのだ。

昨日まで冗談を言いながら、一緒にやってきた仲間である。

それでも、動かぬ証拠が出てしまい、「完全にお前盗んだだろ」ということが立証できてしまった以上、置いておけないのである。

 

 

 

改めて思うのは、盗みってのは、盗まれた側もダメージを受ける。

小口のカネをいちいち金庫に入れようだの、スタッフ用のロッカー買うかだの、管理職のマネジメントどうなってんのだの、おおよそ正月にふさわしくない議論をするハメになるわけだ。

あーあ、なのである。盗むならバレずにやれよ。

 

事務所内での盗難については、バレた以上、これは結論は決まっている。

もう、どうしようもない。俺なんか甘いので、情状酌量の余地があるんじゃねぇのと聞いたんだけども、まぁ一発レッドカードという判断となった。

 

「盗みをするヤツは置いておけない」これは真理である。世界中の商売人がそういうだろう。別に俺らが日本人だからということではない。大人になってから盗みをするヤツというのは秩序と法によって罰を与える以外ないのである。(だって刑務所にいれてもまたやるのが盗みなんだから。コッチが説教した程度で盗難がなくなったら世界はもっと平和なハズなのだ)
(なお、比の盗みと詐欺は、皆さんが思っている以上に、想像を絶するくらいに重い罪となっています)

だから盗癖があると分かった時点で、大人の判断をするしかない。警察に言わないがクビという、きわめて民間らしい判断をするしかない。ただ、フィリピンの場合、職を失って収入ゼロになると、すぐにナイフが出てくるので、上手にしなければならない。

事務所内で盗難騒ぎがあった→動かぬ証拠がある→まぁ無理だよね。明日から来なくていいよ→で済めばいいんだけど。

—–数か月後、生活に困窮したのはお前のせいだ!と発想する人が多いのである。どうしてそうなんの。

それで殺されたくない。私はそんなことで寿命を使い切りたくないので、こういうトラブルがあるとかなり気を遣うのである。だって死んでからでは遅いでしょう。理屈が通じないんだから。

 

 

この件については、書いていないことが多々ありますが、書かないでおきます。

それにしても、盗みというのは手っ取り早く稼げるけども、やるならバレずにやってくれよな。本当に!
何回も比人の盗みを暴いたことがあるけども、毎回あまりに幼稚すぎる。

 

 

 

 

 

 

 

 

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