マニラ近郊限定:GRAB以外で簡単に「タクシー」を手配できる裏技

今日の記事を実践すれば、マニラベテラン勢の第一歩を踏めるであろうw

この時期(クリスマス)というのは、タクシーだろうがなんだろうが、とにかく不愉快な思いをすることが多い。

それでも移動というのは、しなければならないのがツライところだ。急いでいれば尚更である。

というわけで今日は(以前も書いたんだけど2.3年も前なので)マニラでタクシーを拾う「プランB」について書こう。

 

ズバリ、LALAMOVEで移動すれば良いのである!!

「は?ナニ言ってんだコイツ…」と思っただろうが事実だ。LALAMOVEはタクシーの代わりとして使える。
これは覚えておいたほうがよい。

(日本の人に分かりやすく言えば、物流用の車に乗って目的地まで行っちゃおうということである!)

 

もちろん、少し勝手が違うところがあるので注意が必要だ。そこを説明しよう。

まず、ララムーブというのは、ご存知の通り、荷物を運ぶ配車アプリである。
(人間は対象となっていない)だから、配車したら、運転手は荷物を運ぶという気持ちで来る。

だから「荷物は無い」とは言わずに、なんか適当に(それこそ持っているカバンでもいい)言って来てもらう。
来る車は、ほぼグラブと変わらない。

そんで、荷物が無いと運転手はすぐに察するのであるが、特に何もなく乗車し、何もなく降りて完了できてしまう。
わたしは過去、何回もこの手を使っているが、一回もトラブルが無い。

 

ララムーブの良いところ

1.グラブと違って、配車が早い。あまり需要がないのか、車は秒で捕まることが多い。しかも近くから来る。
2.安い。グラブの25%引きと言ってもいいくらいだ。タクシーに払うチップなんか比べると、もしかして最安なのかも知れない。
3.もちろん荷物も載せられる。つまり!ちょっと多く買い物したような場合、もう初めからララムーブのほうが全てが楽である!

ララムーブのダメなところ

1.厳密には、人ではなくモノを運ぶサービスなので、拒否されることは多分無いが、可能性としては有る。
(一応規約違反なのだが、比ではそんなこと誰もきにしない。配車アプリで車や人が違うなんてことすら、よくあることである)

2.アプリの地図や到着時刻は、まさに「そびえたつクソ」レベルに使えない
一体どうしてここまで使いにくいのか?というほど、地図アプリが酷い。慣れれば良いのだが。
配車手続きするとドライバーから電話がかかってくるので、そこで説明したほうが早い。
(ので、目立つランドマークの分かりやすいところで呼んだほうがいい)

3.キャンセルしにくい
人のサービスと違って、重いものを運ぶという性質上、ジョイライドのように気軽にキャンセルできない。
そもそも、一度手配したら最後。顧客側でキャンセルできない。

ララムーブは、ナントントラックなんてものまで手配できるサービスの為、「気軽にキャンセル」なんてされたら困るわけだ。
だからキャンセルポリシーは、おそらくマニラのコレ系サービスでは一番厳しい。

顧客側でキャンセルできないことに加え、運転手都合キャンセルであってもララムーブから電話がかかってきて、
詳細をインタビューされることもある。(それもすぐに電話がかかってくる)
だから、手配は楽だし簡単だしいいんだけども、グラブやジョイライドのように「やっぱやーめポ」とかは出来ない。

4.荷物がデカくて入らない場合、運転手が絡んでくる

これは本記事の主旨からは外れるんだけどついでに書いておこう。
ララムーブは運転手余りの為、手配は早いしスッ飛んでくるのはいいんだけども、荷物がデカくて自分の車に乗せられないと分かったら、とたんにチンピラ化してカネを要求してくることがある。特に名義貸し系の奴らは絶対にカラでは手配完了してくれない。
この時点になると(彼らは時間だけはあるので)一分を惜しむタクシーのように交渉できず、結局ツケてやらざるを得ないことがある。ララムーブの荷物の大きさは、適当にポチらずにひと手間かけることをお勧めする。

 

 

最近のララムーブ

昔はよかったなぁ、じゃないのである。
最近のララムーブは、わたしのような不心得者が増えた結果、もはやタクシーとなりつつあるんじゃないか。

ということは。グラブを契約できない連中や、名義貸しの奴らがウジャウジャ湧いているのも事実だ。
(顔もナンバープレートも違うヤツが配車されてくることも多い)
そういう奴らはチップだの高速代だの、アディショナルを要求してくる。ララムーブは聖域だったのに!

それにしても、ボタンポチって、本当に数秒で配車されることもあるララムーブは、うまくハマれば神である。
空港送迎なんかでは使いづらいが、一度当たりを引けば「オッ、これ次も使おww」となる。

安い早い荷物もOK。しかも、中距離ウェルカムというのはマニラ市内移動では強い!!

 

何故わたしがララムーブ移動を発見したのか

わたしがララムーブ移動を発見したのは、あのコロナ下であった。

当時、マニラでは 庭に水を撒いていただけの外人が外出禁止令違反で見せしめ逮捕!なんていう、控え目にいってもキチガイなルールが各種あって大変だったわけなんだけども。

コロナ下のララムーブは、検問全部突破できたのである。(ララムーブは会社全体で許可を取れていた。だって「物流」なんだから)
だから、わたしが乗っても全然OKウェルカムだったのである。運転手だって仕事が欲しいわけだし、なんの問題もなかったわけだ。

マニラ市内に跋扈していたフィリピン軍予備役兵は、わたしを荷卸人と勘違いし、重々しく頷いてゲートを開けていたのであった。

 

はっきりいって味を占めたわたしは、コロナ下、ララムーブをタクシーとして使うという裏技を使って、マニラ市内を移動しまくっていたのであった。

いまや検問もなく、ララムーブもスレてきて、だんだん「安いグラブ」みたいになり、名義貸しも酷い状況になってはいるのだが、一応「こんな手もある」ということで、知識として書いておくことにする。

マニラの移動手段というのは、手元にあるカードが多ければ多いほど良い。もちろん第一義にはグラブやムーブイット、ジョイライドという選択になるだろうが、それらが全然ダメ!となると、途端に右往左往することになる。

ララムーブに乗るというのは、確かに少しタフではあるが、わたしの感覚でいうと流しのタクシーより安全性は高い。
やはり所詮は物流である。マニラ海千山千の白タクに比べたら屁でもない。外人慣れもしていない。赤ちゃんレベルの交渉術で大丈夫だ。

いまはタイミング的に難しいが、この方法を試してみたい人は、時間とカネとヒマと荷物があるときにでも、グラブではなくララムーブを手配して帰宅してみてはいかがだろうか。

一度経験してみると、なるほどそういうことね!という学びがあるはずだ。
マニラ近郊で移動できない困った!というときのカードは、何枚あっても困ることは無い。特に中距離移動(30-50キロ程度)はオススメ。

 

 

 

 

お断り

上記の記事は、マニラ近郊の居住している人向けです。留学、観光等、トラブルを自己解決できない人はグラブを使ってください。この記事を参考にして実際に試してみてはいけません。

※白タクというのはマニラ正規のタクシーのことで、日本とは意味合いが異なります。マニラのライセンス有のタクシーは白色です。
※記事中に出てきた名義貸しの件につきましては、後ほど詳しく解説します。気がむいたら。