昨日、読者様とお会いしたんだけど。バクララン行きたい行きたい行きたい~ ということで。じゃあまぁ行くことにした。
バクラランというのは、安物を一杯売っている、ゴミ溜めみたいな場所なんだが。そこに、マニラどころかフィリピンを代表するような『バクララン教会』がドーンとあるのだ。ガイドブックにも必ず載っている。実は観光と買い物両方を楽しめるというオイシイ場所なんである。昨日行ってきたんよね。
地図で言うとコチラ。教会の名前は正式名称で書いてあるだけ。「バクララン・チャーチ」で通じる。
行き方
大雑把に言えば、ヘリテージホテルめがけて行けば良い。おおよそヘリテージあたりの大きいブロックのことをバクラランと総称する。
電車の場合、「バクララン駅」と「Redemptorist-Aseana駅」どちらからでも行ける。バクララン駅で降りるといきなりカオス。初心者は少し遠回りになるがRedemptorist-Aseana駅から教会方面にいったほうが迷いが無いだろう。
なお今回はバクララン駅で降りて教会方面からヘリテージまで行くというルートを取った。
いきなりカオス
駅から降りてすぐコレモンである。適当に撮った写真なんだけど、右のクルマ、ドシブイのうw
バクララン一帯っつーのは、道路が露店で埋まっている(←これは文字通りと思っていい)ので、申し訳程度に車道があるものの、基本毎日歩行者天国と化している。何重にも道路にお店がある都合上、一本の道路の露店を全部見て回りたいなら、最低4往復しなければならないほど、道に店が溢れかえっているのがバクラランだ。外国人はほぼおらず、比人の仕入れ場所ともなっている。
相変わらずのゴミの山。見た目新品だけど、売っている段階で、引っ張ればチャックごと取れるようなC級ブランドが腐るほど売っている。それにしても、見た瞬間に偽物なのが、相変わらずのフィリピン流。
お。Herscelの偽物(←ゴミ)も売ってた。良い子はメルカリで売らないように。バクラランの偽物は、基本99.9999%ゴミ。万に一つも掘り出し物は無い。ただし、比で売っているゴミの半額で買える。そこが魅力だ。いわゆるディビゾリア価格に近い。また、明らかに袖を通していない新品が安く売られているのも特徴。デザインも選べる。似たり寄ったりのディビゾリアと違い、どの店も売る為に、個性を出して必死なのだ。あと、なぜかパジャマがデザイン豊富で安い!w ショッピーでパジャマ選ぶなら、バクラランで買うのは大アリである!
それにしても、台風直撃下のマニラで、こんだけの人手である。理屈抜きに活気があるのがバクラランの魅力だろう。(スリに注意!!やられたヤツがマヌケ理論です!!)
値段と値切り
バクラランは外人が少ないので、グリーンヒルズと違って大きなボッタクリは無い。外人の場合、ちょっと乗っける程度の話である。
なにしろ競争の激しいレッドオーシャンもいいところなんで、身振り手振りでも充分交渉できるといっていいだろう。おおよそ、言い値の3割程度なら簡単に割り引いてくれる。(300P以下の安物除く)
適当にショッピングを楽しんでいたんだが、台風直下でもあり雨が降ってきた。
ちょうどバクララン教会だったので、雨宿りも兼ねて逃げ込むことにした。
日曜。しかも雨。しかもタガログ説教の真っ最中!ということで、教会内はヒト、ヒト、ヒト…せっかく見学に来たのに、もう人多杉。熱気と湿気でえらいこっちゃ。
それにしても、日曜の教会に来ると、改めて、一般市民のキリスト教徒の多さには驚かされる。中には十字切ったり泣いたりしてる女(←シンバハンババエ!)なんかいて、「うわー…」という感じ。
面白いのは、バクララン教会はゴミひとつ落ちておらず、非常に清潔な場所なんだけど、その隣の通りがカオスというね。このギャップはバクラランならではの楽しみだろう。
なお教会入り口には、MOA行のトライシクルが腐るほど待機しているので、ここからMOAに移動するのは簡単だ。
夜は絶対行かないこと!!
総括
バクラランには魅力がある。なにしろ空港から近いし、手軽にマニラの偽物市を楽しめるし、教会は「流石」と思える市井の信仰が息づいている場所だ。行かない手はない。ある意味、マニラの風俗を知るにうってつけの場所であるともいえる。女性一人でも、自衛していればなんてことない。でも夜は行かないことを勧める。そして深夜になったら絶対行くな!である。日が暮れていくほどに、加速度的に治安が悪化するのがマニラだ。
繰り返すが、深夜、バクラランでトラブルになるってのは、道路に飛び出す野良犬の如し!日中でさえも、あんだけゴチャゴチャしている場所である。夜なんか、ひったくりくらいじゃ警察も動いてくれない。バクラランあたりのシャブ中なんて、完全に無敵の人である。どんな理屈も通用しないと思うこと。つまらないトラブルに巻き込まれてくないなら、「昼、複数人」で行くことだ。
もっとも、ロハスから直接バクララン教会に行くのなら、ノートラブルで行ける。(教会は道沿いにあるからだ。よく地図をみてほしい)というわけで、バクラランの近況と二面性について触れてみた。
こういう記事ってある意味罪深いかもしれない。男ってのは、行くなと言われたら行きたくなるのが習性だからだ(笑)だから別に止めはしない。いっても余裕でしたってこともあるだろう。
余談
ところでヘリテージにカジノが出来たってんで行ってみたんだけど、最近クローズしたらしい。通るたびに気になっていたんで、いつか行こうと思っていたんだが、行く前から潰れてました(笑)
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