日本-マニラフライト事情近況 2023年1月
いよいよ、日本マニラ間も安定した旅行状況になりつつあるんだけど、やっぱりトラブルが多い。
今日は令和5年1月版の日本マニラ便の話。時事記事です。
入管トラブルは激減
入管で追い返されることは無くなったようだ。ほぼ、いつも通り。書類は以前より見られるようになったという話も聞く。
すでに発表されている書類さえ揃えれば良いようだ。
関空マニラ、エアアジアは要注意だけど時間帯最高なので検討を要する
関空マニラのエアアジアは、安いのにセブパシより予約が簡単なので、この便を利用するひとは多いんだけど・・・
午後5時すぎという、絶好の到着時間なのにトラブルが頻発している。この便に乗ってくるひとが空港の外に出てくるのが凄く遅い。
機内で一時間放置されたひと、荷物が出てこない人(約3時間待ち)等等。フライトレコーダーを見ると、エアアジアはカビテ上空を虚しく旋回していることがままある。
着陸許可も遅めのようだ。エアアジアが悪いというよりT3混んできたのかもしれない。
最終的に出ることはできるんだけど、どうもT3のプライオリティの中で最低のようだ。
後から到着した便の荷物を全部おろしてから、エアアジアの荷物を降ろしていると空港アナウンスがあって、水とパンを配られた人までいた。
うん、マニラに来ることは出来る。けど、到着してから空港で、運が悪いと時間を浪費するようだ。
飛ぶことは飛ぶし、最終的に当日中にマニラに入れているので仕方ないんだけど、どうもエアアジアはワリを食っている気がする。
わたしは応援している会社なので皆さんには乗ってほしいんだけど・・・運が良ければ時間帯は最高に良い発着。
午後早い便というのが、国際線を利用するのにどれだけキモチと身体の負担がないか。
「日常通り午前中に起きて、支度して関空に向かえばだいたい間に合う」LCC便は貴重だ。
”もしかして到着してから時間潰すかも?”という事前情報を踏まえて、うまく利用してほしい。
セブパシは相変わらず予約に難アリ
日本からセブパシを予約できずにイライラしている人は、もう「ニコニコ現金払」で買ってしまうのもひとつの手だ。
というより、もう対面で買った方がストレスが無いのかも知れない。
以前は買えたんだけど、福岡オフィスは閉鎖した可能性あり?公式から消えている。
最新版は以下の通り。
- Tel: (052) 229-1295
- Fax: (052) 229-1033
- Tel: (03) 3593-6735
- Fax: (03) 3593-6534
- Tel: (06) 6265-2535
- Fax: (06) 6265-2501
何度も書いているので くどいようだが、セブパシフィックは他人のチケットを自分のクレジットカード等で買ってもOKだ。
逆に自分が友達のチケットを買っても大丈夫乗れる。つまり代理購入OKなので、比に知り合いのいる人は、もう現地発券を頼んじゃったほうがいいかも知れない。
以前書いた「クレジットカードはペイパル決済を選べ!」というのも怪しくなってきたようだ。
乗りたくても乗れない飛行機会社セブパシ。オンライン購入はイライラするだけ。
窓口購入は一切嘘が無く、紙で予約番号を貰える。国際線は、しっかり予約されたという確証が欲しいものだ。その点対面販売は安心できる。
なおセブパシはHISも取り扱っているが(オンライン、窓口両方)HIS窓口現金発券だと「窓口手数料」という意味不明の料金が加算される上、
現地フィリピンでの連絡先としてひとり個人名を書く欄があり、そこを記入しないと発券してくれない仕組みとなっている。
旅行者の場合思い当たる人がいないので「なんでこんな欄埋めなきゃいけないの?」とトラブルになることがあるのだが、文字さえ埋まっていれば誰でもいいので
宿泊ホテルのページを参考に埋めたら良いだろう。
田舎住の人は都心に出るのが大変なので、HISで窓口セブパシ予約が出来るなら買ってしまいたいと思う人もいるだろうけど、手数料と保証人連絡先の両方提出がある。
なるべくなら直接セブパシ日本支店で買った方がいい。セブパシは海外系代理店も多いので、自分に馴染みのある会社があるならそこでもOKだ。
代理店は手数料がかかるけど、セブパシサイトがゴミである以上、代理店経由のほうがストレスがない。
あなたの時給はどれほどだろうか?日本人なら時給1000円は稼げるはずである。
セブパシのサイトでは、確実に数時間を無駄にするんだから、3000円ほど手数料を払っても、代理店経由のほうが早くて安心なので、そうしたほうがいい。
フラッグの価格は常識外れに高止まり
フラッグキャリア(PRやJAL)の価格は、目もくらむほど高い。10万払えばビジネスクラス日比往復という時代は終わった。
国際線には世界標準の「定価」というものがあり、日本マニラ間のエコノミーは片道20万円ほどのハズなんだけど、それに近い値段を出しているところも多い。
この手のチケットは365日オープンチケットのハズなのに、日付変更に手数料設定があったりする。もうなりふり構わない価格だ。
経費で飛んでくる人でも、ちょっと躊躇するほどの値段になってきている。
日本人誰もが満足する日本マニラ便はANAやPRだと思うんだけど、いやー高い!2月になれば少し下がると思うけど、それでも昔の値段にはまだ戻ってない。
仕事関係でPRを利用する場合は小技がある。発券後、FIXの場合 日程変更は、買った旅行会社で手数料を払うわけなんだけど割高になる。
ところがPRの日付変更の値段は、市場のリアルタイムを反映していない。一週間くらいの予約変更価格が全部一緒だったりする。
ので、予約変更の場合旅行会社の予約番号を元にPRのサイトから直接変更すると、ほとんどの場合グッと安くなる。
これは普段から使える手なので覚えておいて欲しい。
高いけど乗るべき理由
JAL/ANA/PRはようやくコロナ下回復で回収モードなので値段がヤバイ。でもこの3つの会社は我々が利用しないと、それもまたヤバイ。
この三社はエライのである。空っぽの飛行機を飛ばし続けて路線を維持したのだ。空気を運んで日比間の路線を維持した。
日比というのは本来ドル箱路線なのである。片道3万円ほどでも充分回収できる。固定客ばかりを毎日運んで儲かる。
しかも近いという鉄板路線なので、空気を運んで頑張ってくれたわけだ。国際線スロットというのは奪い合いである。
日本発着で最も重要な路線。羽田ANAは、私たちがお金を払って維持すべき共通利益がある。本当にコロナ下で耐えてくれてありがとうである。
成田JALと羽田ANAは、フィリピン在住者の一種の保険だ。これが飛ばなくなったら何もかも根本的に変わる。
特に成田JALは、ECQ下での路線維持は地獄の赤字だったろうに、飛ばし続けてくれたのは「恩」である。「感謝」である。
いまは少しボッタクリ価格でもしょうがない許す。
—ということで、コロナ下で空気を運んだしわ寄せは、我々在住者が少しづつ負担することになったのである。
この三社は、日比を往復してもらわないといけない会社でもある。やはり、無いと困る。
撤退されたら、わたしたちはマニラ台湾日本と経由するハメになる。そんなことになるわけがないんだけど。
マニラはともかく特にセブ勢は「直行便やーめた」と判断されないように、「敢えて乗って応援する」という考えも出来るだろう。
日本に戻るにあたって、セブ-マニラ-台湾(香港)-日本 これを一度の帰国で二回やるというのは相当にツライ。
海外在住者と航空会社というのは持ちつ持たれつである。
日本の定期航路は『1名でも予約があれば飛ばせ』ということになっているので(日本は鉄道しかり飛行機しかり、この手のことは世界イチ厳しいのである)
路線を維持したいなら乗って応援するしかない。日本マニラは絶対維持されるけど、日本セブは「経営判断」あり得る、グラついた路線だ。
ANAとPRがマニラ便を撤退することなどあり得ないだろうけど、セブは減便大いにあり得る。
だから高くても、半分寄付、半分応援、路線維持してくれよ!という殊勝な気持ちで払ってしまうのも、大局的に悪いことではない。
航空会社が苦しい時には、海外在住者は手を差し伸べるべきだ。特にセブ勢は路線維持しなければ減便、消滅もあるんだから乗って応援はアリだ。
日本セブは、大体プラス1.2万というのが相場だったけども、それを払ってもマニラ乗り継ぎはウザイ。
セブ住の人は、路線維持の為にもマニラ経由ではなくセブ日本で帰国したほうがいいように思う。楽だしね。
ついにワクチンナシでも入国できるようになってきた
ワクチンを打ってないと入国できません!というフィリピン共和国であったが、現在は陰性であれば入国できるようになっている。
英文の証明が必要なのは相変わらずだけど、反ワクの人でも入国の道が開け、実際入れましたという人ばかりだ。ワクチン打たなくてもいいのである。
もしも陽性の場合、さっさと次の試験場に行って、もう一度検査してもらおう。そこで陰性だったら大丈夫だ。
入国までに一度でも陰性が証明できればいい。陽性でも焦らず、何度も検査するという諦めない姿勢が大事であるw
タイの動向
フィリピン保健省はタイの出入国を参考にしているというけど、それは本当だろう。
「コロナ保険」とタイが言い出したらフィリピンも同じことを言いだしたのは、フィリピン通の人なら知っているはずだ。
今年に入って、タイは水際対策を厳しくするというので緊張が走ったんだけど、なんと最新情報ではこれを撤回し、さらに観光ビザの日付を伸ばす話まで出てきた。
これは朗報といえる。タイが撤回した以上、フィリピンが水際対策を厳しくすることはあり得ない。あったとしても中国本土便だろう。