フィリピン生活のカバンの中味

今日は生活密着の話。フィリピン生活で、なにを持ち歩いているのか?について書きます。いわゆるカバンの中味。ありそうで無い記事なのよね。

ではさっそく本題。まずは必須のものから書こう

 

ウエットティッシュ/ポケットティッシュ

なにをするにも使えるのがウエットティッシュ。なによりトイレの紙切れ(フィリピンのトイレには、紙が無いと思って行動したほうがいい)にも使える。私の経験上、ウエットティッシュのほうが汎用性は高い。「地獄に仏、マニラでウエットティッシュ」である。拭くという動作は濡れているほうが都合がいいことが多いからだ。男性でも持ちあるくことを勧める。
トイレではもちろん、簡易止血、除菌、除臭(PhCareブランドのウエットティッシュは日本の土産に使えるほど優れていることが科学的に証明されている)テーブル等々、日常ですぐに使うことが多い。

トイレで紙がない場合、紙が乾燥していると、枚数が尽きた場合に手段がなくなる。ウエットティッシュなら、一回でもかなり「取り去れる」。
汚い話かも知れないが、それこそ重大事でもある。誰だって汚れたままズボンを上げたくないだろう。

 

財布

失ってもいい、簡単な財布が良い。日本からVLの財布を持ち込まない方がいい。途上国で見栄を張る意味はあまり無いし、基本お金を持っていると思われないほうが良いことが多い。
具体的には、「日本のショッピングモールに売っている、ポイントカードが沢山入る3000円位の合皮おばちゃん財布」が良い。海外に慣れているひとは、デカいお札が入るプラダを愛用している人が多いけどフィリピンでは必要ない。

捨てID

フィリピンでは、どこに行くにもIDである。生活のいろんなシーンでIDをコピーされたり、預かられたりするんだけど、よく無くす。
だから捨てIDがあるといい。在住二年目以上なら、「有効期限の切れたACR」は使える。期限が切れていてもIDとして問題なく、ほとんどのシーンで使えるからだ。無くされてもダメージは少ない。どうせACRは一年ごとに貯まっていく。これは運転免許証も同様だ。古い免許でもホテルのチェックインくらいは出来てしまう。
基本的に、持ち歩く有効期限内のIDは一枚のほうがいい。紛失盗難ばかりの途上国では、再発行の手間を考えるとウンザリするからだ。
まったく捨てIDが無い場合は、在住者に頼むかなにかすればよい。基本的にパスポートは持ち歩くべきではない

お金

当たり前だがお金は持ち歩いたほうがいい。しかし大金は持ち歩くべきではない。昔と違って、ようやくフィリピンでもキャッシュレス決済が通用するようになってきている。
だいたい5000ペソも持ち歩けば済む気もする。

緊急用の紙幣として、身体のどこかに500ペソを隠しておくのは有効な手段である。なぜなら、マニラ市内の移動は、よほどの事でもない限り500ペソで市内のハジからハジまで移動できるからだ。500ペソあれば、日本大使館への片道だってなんとかなる。知人や友人に連絡も取れる。緊急500ペソは別に隠しておいてもよい。(在住者はこういうことをしないけど、旅行者や留学生はやったほうがいいだろう)わたしもかつて、この500で何度か助けられたことがある。

GCASHカード

globe社が提供しているGCASHが提供しているデビットカード。(これはフィリピン独特のとんでもない利便性を持っているカードであるから作ったほうがいい)
これがあると、スマホ盗難/紛失の際、口座からATMでカネを抜ける利点があるし、銀行口座開設に失敗した人でも開設できる、日本版paypay銀行口座のようなものだからだ。
バーチャルではなく、実カードは今のうち作っておいた方がいい。

カットバン

バンドエイドのことである。日本ではあまり活躍しないかも知れないけどフィリピンではよく使う。(私は今日も使った)
これは日本から持ってきた方が良いアイテムである。日本のバンドエイドの性能は物凄い。

なにしろ汚い国なので、外傷は破傷風の危険があると考えたほうがいい。それに道路で転んだり、なにかに挟んだりする機会がケタ違いに多い。私の中ではマストアイテムである

 

キャンディ、ガム類

これは乞食を追い払うために使う。フィリピンの乞食は「離れ」はいいけど、マラテやエルミタといったクソガキは離れが悪い。また、お金を渡さないと、車を釘で傷つけたりするとんでもない輩がいる。こういう連中になにを言っても無駄である。

彼らは「なにかひとつでも」渡せば退散するので常備している。ただし一度渡してしまうと、ワッと他の乞食が集合してくることがあるので、無視を決め込んだほうがいいかも知れない。
あ、危ないな、と小さな危険を感じたらキャンディやガムを渡せば、次の的に向かうことが多い。渡すにも慣れが必要である。財布を見せてはいけないのが基本なので、やはりキャンディが一番いい。この情報は私が何年も言っていて、他の日本人も大いに参考にしてくれている話である。

虫よけ

具体的には小さいOFF!ローションである。蚊に刺されないための忌避剤だ。
フィリピンでは、ちょっとした待ち時間にベンチに座ると蚊がウワっと寄ってくることがある。離れられない状況の場合最悪だ。(例えば携帯やバイクの修理といった場合がそうである)
デングになれば、地獄の苦しみ7日間か、治療費5万ペソのどちらかを選ぶハメになる。蚊に対する予算は、ゆめゆめ惜しんではならない。
OFFローションは、宣伝では8時間ほど蚊が寄り付かないということになっている、定番の忌避剤である。日本と違ってローションタイプで、肌に薄く伸ばして使う。子供用もある。
ポケットタイプをいつも持ち歩いて、蚊がいそうなら即使うのを習慣にしている。マニラより田舎の人は持ち歩いた方がいい。たかが100ペソくらいを惜しむべきではない。

スマホ/充電/ケーブル/ポケットバンク

当たり前と思うかも知れないが、持ち歩いた方がいい。充電類はわたしも最近さぼっているけど、帰ったら家が停電してました♡なんてことが往々にして起こり得るという想定はしたほうがいい。災害に弱い国に生きていると、スマホは必須インフラだからだ。もっとも車を持っていれば充電もエアコンもあるので必要ない。

 

では次に必須ではないが持ち歩いた方がいいものを書こう

顔写真

ハ?と思うだろうが、フィリピンでは顔写真を書類に貼って提出ということがある。1×1 2×2の写真を持ち歩いていると、思わぬ状況ですぐに出せる。
持ってないと写真屋を探して時間をロスすることがある。証明写真の余りを持ち歩くのは無駄ではない。長期滞在者向け。

20,50ペソ札

フィリピンで生活していると、細かいお金を常に持ち歩くべきだということに気づくだろう。なにせ1000ペソは両替するに不都合だからだ。1000ペソ札より500ペソ札のほうが、ずっと使い勝手がよい。なるべく細かいお金をもっているべきだ。持ってないと、残額はチップということになりかねない。
なお意外に思えるかもしれないが、路線バスは1000ペソ札を崩す絶好の機会である。

フェイスブックアカウント

フィリピンは世界一のフェイスブック大国である。人々は一日四時間Facebookをやっているというんだから並大抵ではない。捨てアカでも持っておいた方がいいだろう。

 

(※逆に持ち歩かないほうがいいもの という記事も書いたのですが、一応割愛しておきます。この手のお蔵入り記事はそのうち公開します)