セブパシフィック:発券に関する重大事項の変更について(苗字名前の変更)

 

CP発券に関する重大事項の変更が見直された

 

順番に説明していこう。

これまでCPは、チケットに関する重大な変更は紙ベースであった。(重大変更とは、たとえばSATOHなのにSATOで入力してしまった!10年パスポートは旧姓のままだった!といったケースである。)以下が旧料金体系である。単純往復チケットの場合、この倍額となる。

 

 

このルールが変わった。例えば名前変更については「予約発券後、24時間以内であれば無条件、無料で変更します」と、ハッキリとルール付けされた。
24時間を過ぎたら有料という形である。

これまでは、重大事項の変更については有料で、搭乗ギリギリでなければ対面で対応していたわけなんだけど、今はオンラインで変更できるように変わったのだ。

 

CPは、一度に限り無料で(規約をある程度無視して)変更できる内規に変更された。
勘違いしないで欲しいのは、この24時間以内というのはフィリピンタイムであるということだ。このルールはかなりガバガバである。24時間以内というルールはあって無きがごとし。
もしもセブパシの予約で、パスポート情報を間違えた場合でも、希望を持ってほしい。

・旧姓混在してしまった新婚/離婚女性
・MとNを間違えて打った、SATOとSATOHを間違えた等の単純ミス

こういったミスは、本来国際線に乗れない鉄の掟がある。だから気づいた瞬間に、なんとか修正しなければならない。

 

これまでのインターネットの情報によると、123を試すのが正解だった。

1.セブパシのFacebookに連絡を入れる。予約番号とパスポートコピー、用件を書いて送る。やってみる価値はある。

2.セブパシのTwitterアカに連絡を入れる。予約番号とパスポートコピー、用件を書いて送る。やってみる価値はある。

3.電話変更。これでやれたという人は聞いたことが無いけど、やってみる価値はある。

実際これでうまくいったという人もいるけど、これはもう古い。

 

4.チャーリーに相談する。これが最新の正解なのだ。

 


ん?チャーリー?

よく見ると、セブパシフィックの新しいWEBサイト画面右下にチャーリーがいるのが分かるだろう。ohチャーリー!

このCPが新しく導入したチャットボットの奥ふかーくには人間が待機している。
ここに連絡をすると、おそらく最短で(たったの午後が潰れる程度の時間で)あなたの要望はかなえられるかもしれない。

このセブパシフィックのチャーリー相談は、かなり細かい変更等も行える、使いこなしによっては便利なBOTになっているのだ。

チャーリーはチャットBOTなので、まず自動的にメッセージが出てくるだけだ。だからあなたは最短で、人間に切り替わる道を探らなけばならない。
この手間を惜しんではならない。

 

(以下余談)

このチャーリーさんのスゴイところは、なんと一切本人確認をしないところだ。凄く便利である!日程や予約名の変更を、このチャーリーシステムだけで可能にしたのだ。
(しかもやり取りはログとして送ってこない)

だから、今後SNSで「セブパシで帰国しまーす」等と予約番号を晒したりすると、悪意のある人間はチャーリーに相談することによって、あなたのフライトを台無しにすることができてしまうようになった。要注意。

(余談終わり)

 

いろいろイジって勝手が分かった段階で、チャーリー(人間)に切り替わる前に、トイレに行くことを勧める。

何故かというと、セッションの有効期限がメチャクチャ短いからだ。チャーリーに相談すると、すぐに「あなたが黙っているから落とすよ」というメッセージが頻発する。しかもhmm…等と言ってくるのだ。なにがhmmだよ。

例)

チャーリー「では確認しますのでお待ちください」
あなた「k,i w8ting」
チャーリー(自動メッセージ)「hmm….自動的に切断されました」
あなた「・・・ハァ?」
となる。

 

だから、運よく人間とやり取りできるようになったら、定期的にメッセージを入力したほうがよい。そうしないと落ちるからだ。落ちたら同じ説明を、最初からやり直す羽目になる。

 

中の人も、あまり賢いとは言えない。同じことを何度も聞いてくるのだ。

電話ではない。テキストでのやり取りで、である!

たとえば、「TARO YAMADAを、間違ってTAROH YAMADA」としてしまったとしよう。
このHを抜いてほしいという用件を伝えるのに、少なくとも10回位のやり取りを必要とする。その一回のやり取りは数分を要する。
幼稚園児でもわかるように伝えなければならない。簡潔に、同じ要件を、コピペを微妙に改変して伝え続けるのがコツだ。

チャーリーに、自分の意図を伝えるのは大変難しいと言える。ので、なるべく平易な英語を使い、セッションが切れないようにコメントを入力しながら、じっと画面をみつめつつ、時々hi だのhelloだのとコメントを入力して、切れないようにしなければならない。

例えば「今調べているからちょっと待ってください」「OK」というやり取りをした場合、正直に待っていてはいけない。チャーリーはたちまち、hmm….チャットを続けますか?等と言って切ろう切ろうとしてくるからだ。いや何がhmmなんだよマジで。

画面に向かって絶え間なく呪いの言葉を吐き続けながら、天使のように繊細に、悪魔のように大胆に、チャーリーの機嫌を取りながら自分の用件を最短で伝える技術が求められる訳だ。

 

この艱難辛苦を乗り越えると、チャーリーは大きなプレゼントをしてくれる。

つまり、重大事項の無料修正だ。お金を払う必要はありません、と、文字で回答してくれる。画面にはしっかりと請求されているのだが、焦って支払ってはいけない。数時間後には消える。

あなたの予約情報は、あなたの希望通りに全て修正される。正しい綴り、正しい日付、正しいパスポート番号に訂正される。

空港で右往左往するかも知れない、乗れないかも知れないという悪夢は消え去り、笑顔で飛行機に乗ることができるようになるのだ。・・・チャーリーとのやり取りさえ我慢できれば。

 

 

というわけで、今後、CPにお世話になる人は、なんでもチャーリーに相談♡ということになった。過去の裏技はもう忘れて、頼れる相棒、チャーリーに相談しよう!

 

 

※CPの規定により、搭乗日付近となると、一切の変更はできなくなります。
直前に気づいた場合は時間切れ。キャンセルして買いなおしとなるのはこれまで通りです。

※記事内での名前変更とは、名義変更のことではありません。
※この記事は令和四年6月に他メディアに書いたものを9月に再構成しました
※セブパシフィックの特別なメールアドレスに送信すれば重大事項を変更してくれるというサービスは無くなっています