NAIA3がちょっと改善された件!フィリピン マニラ T3ターミナル送迎

マニラの玄関口。ニノイアキノ空港T3。日本出着の半数以上で使われる、我々にとっても馴染みの深いT3であるが、かなり変わってきたのでご紹介したい。

なお、本記事を読むに当たってベテラン勢にお断りしておきます。「いや、随分前からそうなってましたよ?」と言わないで欲しい。
(それも含めて。知った上で、情報を総花的に書いています。いわばT3のアップデート記事と思って読んでください。)

今日からまたサンミゲルライトに戻りまして、記事を書いていきたいと思います。

T3が改善されたのである!

いや春頃から気づいていた。なんかT3、ふいんき変わったよなと。なんちゅうか、随分さっぱりしたよなと思っていた。日本への出発。マニラ戻り。そして先日送迎をした。この2週間で3回使ったんだが、相当変化があったのだ。

まず、スカイウェイからT3に降りたら、目先にすぐ検問所があったのは御存知だろうと思うが、あれは丸ごと無くなった。(あの検問所は、実は政治的理由があって設置されていたのだが、これを書くと長くなるので興味のある人がいたら続きを書くことにしよう)←一応書いておきました。興味のあるひとはこちら

次に、T3正面入り口から空港に入る際のセキュリティ検査。これも無くなった。

すまん。写真は出口なんだが、この入場口にはセキュリティ検査があって、見送り客も全員検査を受けていたんだが、それも無くなった。
どういうことかというと、マニラT3は、セキュリティ検査無しで空港の建物に入れるようになったんである。

当たり前だろと思ってはいけない。これまでフィリピンという国は、空港に入場するにも、形式上2回検問があったんである。それが一気に国際基準と同じになった。成田だってKIXだって、誰でも空港内には入れるでしょう?これと同じになったということだ。

 

配車アプリ専用乗降所が出来た!

『マニラでは、移動はグラブを使いなさい。空港到着後から帰国までの間、全ての移動はグラブにしなさい。危ないから!』

誰が言い出したのか知らんが、とにかく大多数の外人は、ほとんどホテルまでグラブ移動をしなければならないと思い込んだ結果、T3のグラブ待ちは早くて40分くらいかかっていた。しかもマッチングできなければ、車はもう一周するので、また20分くらいかかるという、非効率の極みとなっていたわけなんだが。ついに当局も気づいてしまったらしく!

グラブとジョイライドの出先事務所が出来ていたのである。(税関を背中に右。bank of commerce方面にいけばすぐに分かる。入国したらバーガーキングのほうに行けばよい)

こんな風に看板が出ているので分かると思う。

要は、グラブやジョイライドタクシー呼んだ奴らはここで待てという、専用所が出来たんだが、これがまた大大大大大混雑。

見なきゃよかったレベルに混雑していた。待っている間も、排ガスが充満していて酷いモンである。ま、私が行ったのは深夜11時頃(比の国際線が着陸しまくる時間帯)だったのもあるんだろうが。それに!この程度の混雑にメゲていてはならない。先人達の苦労を推し量るべきだ。チョット前までは、これすら無かったんだから!

以前書いた、マニラランウェイまで移動してグラブを呼ぶという手法は依然有効であるのだが、なにしろ場所が分かりにくい。(わたしは必ずそうしています。圧倒的に早いので!)慣れているひとは、ここを使うべきではないだろう。しかし、不慣れな人はここを使うのはアリだろう。なんせ係員がいるんだから、教えてもらえるチャンスがある。このへんは各自、自分の判断で裁量したらいいとおもう。
マニラランウェイは一度上に登って、向かえ側の道路に移動するイメージだ。つまり空港の外にダイレクトに出る事ができるので、グラブでもなんでも自然に捕まる。混んでいても数人くらいしか待ってない。ここは心からオススメポイントである。

車での送迎は、空港奥のマルチレベルパーキングで良い

事前に迎車送迎を頼んでいる場合はT3マルチレベルパーキングのほうがよい。今回わたしは車を出したんだけども。車送迎であれば、T3正面の平面駐車場ではなく、奥のマルチレベルパーキングが最適解だとおもう。なにしろ空いてるし、荷物が多くてもエレベーターで上がれるので苦ではない。出たら目の前がスカイウェイ(←首都高のような高速)なんで非常に楽である。また、何故か空港内駐車場から空港に入るのは、昔からセキュリティ検査が甘かったんだが、ついにそれも無くなった。また、細かいことだが、駐車場内部では職員も平然と煙草を吸っている。喫煙者はここでちゃっかりタバコを吸える。

結論:

・T3からホテルへグラブ移動するのは専用の場所が出来たのでソチラで待てば良くなった。環境は酷いが、安全には代えられないという判断をする人は素直にそうしたらいいと思う。
・マニラランウェイから外に出てグラブを呼ぶ戦法は相変わらず有効。だが初めての人は少し迷うであろう
・ピン中の方は、いつものように外の白タクか送迎で良い。各々移動すればよい
・T3平面駐車場はアテンダーも使いづらいのでやらないほうがいい。特に!T3柱番号での待ち合わせというのは完全に過去となった。外はエアコンも無いし不快。この方法は去年までのやり方。初海外の人の送迎であっても、T3柱番号待ち合わせは、もはや時代遅れ。空港内で待っていてもらったほうがコッチも楽。薄々思っていたがはっきり書いておこう。マニラでの空港待ち合わせは40分くらいかかることもある。その間、客を、あの柱の下で待たせるのは、伝統的方法ではあるがもう古い。ウザイセキュリティ検査も無くなったのだから、アテンダーは手抜きをせず、空港内で待ち合わせるべきである。客が入国したら税関を背にして右。顔を知っていれば、バーガーキングあたりの適当なベンチで屯してもらったほうが送迎は圧倒的に楽。見つける方も待ってるほうも楽!

—え?ひとり旅?

ほんで?ワイが一押しのマニラランウェイに行くって?うんうん。ありがとう。一度覚えてしまったら、次回から楽になっかんな!

そんときはエレベーターを使って上がってくれよな。フィリピン共和国の首都、マニラへようこそなんだぜ?

….

 

うーん。もしかしたら、うっかり「閉」ボタンが…ナイナイしちゃってるかも知れんが…
良かったな。自分の行先フロアのボタンはあるじゃないか!w

—細かぇことはいいんだよ!Welcome manila!

 

 

 

 

以下余談

空港SIMカード売りのネーチャンがいなくなった

これ実は重要情報かもしれない。というのは、旅行者にボッタクリ価格で電話番号+ネットを売っている、グローブスマートの手先共がいなくなったのだ。いや探せば3階あたりにいるのかも知れないが、少なくとも一階ブースが無くなっていた。あれって、割と利用している人いたと思うんだが。おそらく本人確認厳格化の余波でも食らって、一時転進したのかも知れぬ。ボッタクリといっても知れた額。あれはあれで助かっていたことも確かだ。
マニラ滞在でのスマホ+ネットは命綱にも等しい。そもそも着陸してから入管の際、なんかあったら、まず必要なのがネットである。マニラに来る人は、楽天SIMなりなんなり、日本にいる間に海外ローミングなり、なんでもいいがポケットWIFIなりを契約しておいて保険を掛けておいたほうがいいかもしれない。(マニラの空港WIFIはゴミ以下であり、期待するほうが無駄である。)なおネットがなくて窮地に陥った場合、迷わず周囲の日本人に声をかけること!ここで恥ずかしがってはならない。同じ日本人同士なら、タクシー相乗りだってどんどんやったほうがいいと心得よ。『偶然声をかけた日本人が、実は現地在住の極悪反社とかいうケース』なんていうケースは、正直いって、よっぽど運が悪い人以外当たんない。それより言葉の通じ合える人がいなくなる前に、「すいません、にほんの方ですか?」と切り出した方がずっといい。

 

お断り
マニラの空港情報はコロコロ変わります。この記事は2025年6月に書かれました