フィリピン・フリマサイトの件(2)

例のガレージセールサイト。こちらは期間限定。お試しサーバを使って無料開設しただけなんで、一か月で閉店となるのだ。
でも、思った以上の反響があって、正直驚いている。

反響というのは、買い手だけじゃなくって、
『ついでに私のモノも売ってくれませんか?』という連絡が複数来ているのだwおいおいw
なるほど。便乗して自分のモノも売ってほしいのね。

日本にいれば、ヤフオクだのメルカリだのジモティーだのと、中古市場で節約できるかんねぇ…
フィリピンに住んでいると、どーしても『新品一択』(全員がクチを揃えて言う)になってしまうので、なかなか個人売買といっても、こういったクチコミくらいでしか手に入らないんだが…

こういう小さい仕事って私、嫌いじゃないんだけども、どうやっても儲かる道がないので、半分ボランティアみたいな運営になるだろうな、と前回書いたんだが。

実は、わたし今年、もしかしたらそういう仕事(別件)をやるかもしれないんで、そうなってくると、このフリマサイト機能もサクッと実装できればいいなと思っているw

今はまだなんとも言えないけど、フィリピンだけ、日本人だけの小さな売買サイトって、直感として面白そうだ。

というのは、あんなゴミみたいな告知でも、他人様から連絡があったというのは物凄く大きなことだからだ。

モノを売るというのは、まずひとつ売るのに、時間も費用もかけて、ようやく回収していくものだ。それが、ちょっと告知しただけで、当日バババーっと連絡が来た。「すいません、売れちゃいました…」とお返事していたのだ。

先に需要があると知ったのだから、あとは仕組みを考えればいいだけだ。とはいえ仕組みを考えるのが大変なんだけど。
そして、考えても実装するのがまた困難だ。言うのは簡単なんだよねぇ~

といいつつ、ちょっと最近やる気を見せているワイであった。

さて、作るとしたら?具体的に問題を洗い出してみると…

制作側からしての問題点

思いつくまま書いてみることにする

1.会員制サイトとなると一気に工数が増える(めんどくさい)
2.どこでお金を回収するのか
売買成立件数ナン件あたりいくら、という形になるだろう。本来、値段の%でお金を取るべきなんだろうが、実装がめんどくさい。
利用するにはチケット買ってくださいね、みたいな形が一番シンプルだ。じゃ、じゃあ一回50ペソとか?そんなもんだろ?w

—となると…100件売買成立して5000㌷…イヤイヤイヤイヤ商売になりません!!フィリピンに住んでる人全員に認知してもらっても、そんなに成立しないから!ということで、やる前から赤字確定。

3.売買でのトラブル解決どーすんの
サーバ内でのやり取りにしてもらうのが一番いいんだが、これまた実装がめんどくさい。まぁこれは作んなきゃいけないだろう。
絶対、ボロッボロの品を新品同然とか言って売るヤツが出てくるし、転売ヤーも湧いてくるからだ。

そして問題なのが4だ。

4.フィリピンでは個人情報出したくないというヒトも多い
(今回は私が売主に協力した形なので、ある程度私の信用も加味されたが、個人売買となると全く知らない人同士となる)
比では、どこに住んでいるのか教えたくない日本人なんて普通にいる。かといってエスクローサービス(運営側に一度お金を借預し、商品受領時に買い手がお金がリリースすること。この場合返品対応も楽である)となると価格が高くなりすぎる。それにKYCが二回三回となったら客も逃げてしまう。

じゃあ日本パスポートでコッチがKYCすりゃいいんだが、それだと面倒なんだよねぇ…(※一万ペソ以上はKYC、等としたらいいのかも知れんが…)

どこのだれかも知らん人に、先払いでカネ入金となると厳しいよね?日本人同士とはいえ…
仮想通貨のエスクローにでもすればいいんだが、そんな芸当やれる人のほうが少ないw

バックエンドのセキュリティ関係の設定も多くなりそうだ…

っていうか、作る前から儲かる匂いが全くしないwせめて広告でも貼るくらいしかない。
このアイディア。フリマだけじゃダメだね。完全に事業として破綻してるw他になにかないとね。
一応、その「なにか」というアイディアは もう有るので、そちらを先に作っていくか。ま、最後まで作って、皆さんにお披露目できるといいんだけど。