フィリピンから日本帰国!データローミングの巻
前回は楽天モバイルSIM(月額サブスク)+ハナセルで帰国したのだが、今回は違う。
かねてよりワイが勧めまくっているフィリピンSIM『GOMO!』が、日本のデータ通信対応しちゃったもんねということで、今回はそれを利用することにした。俺は新しもの好きなのだ。
今回、例の日本電話番号無料維持SIM ハナセル+GOMO!コンビでの初渡航と相成ったので、感想を書きたいと思う。
下準備編:GOMO!をチャージしておく
まずGOMO!のデータをあらかじめ買っておくこと。フィリピン10G=日本1G が交換レートである。有効期限は日本で3日間。(30日プランもアリ)滞在日数より多めにデータを事前に購入しておこう。ショッピーで簡単に買える。
あっさり日本でデータ通信開始
フィリピン・アンドロイドの場合SIM二枚刺し出来るので、日本上空で、もうhanacellの電波を拾うことができた。その電波を使って、とりま GOMO!1G/3daysに申し込んじゃう?なんてやってみたら、着陸前に アッサリ開通。 APNは gomo.ph とだけ入れればよい。(←ホントにこのまんま入れればよい)それで、SMSで開通完了が飛んでくる。GOMOは日本国内でも、トラブルなくSMS受信が出来るので本当に便利だ。
というわけで、日本入国前の領空w で開通完了!到着後すぐにネットが使えるのは便利この上ない。
日本でよく使う「乗り換え案内系」アプリ、ひとまずの「無事到着しました系連絡」を、荷物待ちの状態からバシバシ入れる事ができる。
うーむ…特に問題ない。俺は別に帰国を動画実況するわけでもないので、正直これで充分すぎる。繋がりゃいいんだよ、程度に思っていたが、速度も問題ない。
メモ:俺の真似をして領空開通!なんてシャレこむと、ハナセルのクソ高いデータ通信代が月額一回分(29USD)かかってしまうので、着陸してからの野良ネットで開通させたほうがいい。俺も次回からそうする(反省)
まさかのデータ切れ
帰国すると、やれ何時のどこで待ち合わせ、やれ今ここにいて新幹線一本遅くなった、等という連絡事項は需要がある。
天下一品でコッテリ頼んでるわ~どうだうらやましいだろう?等、必要最小限の通信は、誰だってどうしてもせざるを得ない。
しかし俺に不安はない。GOMOちゃんさえいれば、情強フィリピン帰国男子として立ち振る舞えるからである。ありがとうGOMO。できる子GOMO。使えるぞGOMO!
そして、俺が大阪から和歌山に向かっていたときだった。
・・・・おや?
GOMOちゃん、突然パタイwwwww
おいおい、まだ入国してから一日半くらいしか立ってないつうの。どうしてそうなった?ググっても空しく通信しない。ただの屍のようだ。しょうがないからインターネットを復旧させるためにインターネットを使う。そう。バックアップとしてハナセルがあるので問題ないのだった。大阪と和歌山の県境で、俺はSIMを抜いたり刺したり落としたり探したりしていたのであった。
ハナセルは多少お高いけども、データ通信も出来る。(3Gの範囲内で高速通信可能)しゃあないから再びGOMOローミングデータを購入するハメに。フィリピンでなら20G分である。
え?3日で1Gは少なすぎ?
その後注意して使っていたのだが、結果として2日目に・・・再びネットが切れてしまった。どうも1Gというのは(俺にとっては)普段使いでも簡単に使ってしまう程度のデータ量のようだ。普段アンリミテッドでしか使ったこと無かったので知らんかったが、割とアッサリ土俵を割るものらしい。
考えてみると、日本帰国時というのは連絡の他にもうひとつ。移動が多い。(ワイなんか日程の半分は移動している)移動中スマホいじっていると、当然少量でもデータ通信量は減っていく。それが積もって1G無くなるのだ。
そしてGOMO!は「そろそろ無くなるぞ」という連絡をしてくれない。いきなりブチっと切れるwだから下手すると気づかないんじゃないのコレ。
この、気づかない間にネットが切れているというのは、生き馬の目を抜く国際ビジネスマンの俺としては(笑)ちょっとこれはナイなと思った。
—-フン!GOMO使ッかえねーな!やっぱりフィリピンの会社だよ!ほーら見たことか!あーあだよ!大したことねぇな!!どうしてくれるんだよ!(←盛大な手のひら返し)
・・・もちろん悪いのは俺である。1Gとハッキリ表示してあり、使ったから切られたのだ。GOMO悪くない。
ハナセルのデータ通信は、3Gを超過すると低速モード(おそらく128~256kだろう)に切り替わるらしいんだが、GOMOは切れた瞬間にブチっである。昔の旅館の100円コインエロビデオのごとき挙動をしてくれるのだ。
経験して分かったんだけど、ホントネット切れてるの気づくのって遅れるんだよな。本人繋がっているつもりで移動してて「あれ?通信してないじゃん」となるのだ。いや~。学びがあったよ。海外では(←)高くても無制限プランにしたほうがいいわ。連絡取れないと相手先にも迷惑かかっかんな。
初日のネット環境としては満点
使ってみて分かったのは、1Gというのは余りに少ない。ただし到着後すぐネットが使えるのは偉大なので、これはこれで使える。
ひとまずGOMO!1Gさえ買っておけば、あとは自分の判断でネット環境を整えればよい、というところか。
あと、フィリピンからのSMSが、日本国内でしっかり届くというのは非常に価値がある。GOMOはグローブ系なので、このあたりはほとんどGLOBEの使用感といって差し支えないだろう。
空港に売っている自販機SIM
それと今回は、日本の国際空港に売っている「データ通信だけ出来るジャパンなんとかSIM」も買ってみた。割高なのは承知の上で、あえて買ってみた。使ったことが無かったからだ。たしか3500円で10日間だった。電波はDOCOMOだった。APNも選ぶだけ。
(関空に売っている謎SIM。どこの国際空港にもあると思うわ)
これが思ったより良かった。通信量無制限なので、GOMOみたいに切れることが無い。割高らしいのは承知しているが、気軽だし現金で買える。
買っておいてよかった。ありがとうよくわかんない自販機SIM。いつ切れるか分からないGOMOよ。オマエは二軍落ちである。よぉーし、無制限なんだから別に見たくもないけどyoutubeでも見ちゃうぞぉ~!ってなもんである。俺は、ホテルのフロントで、予約画面も見せられずアタフタしたくない。スマホ持っててネットが無いなんて、日本では想像外な訳で、俺は日本人だからおかしな言い訳をするとますます話がややこしくなるからだ。
もうひとつ付記しておきたいのは、この謎自販機SIM。今回買った10日で3500円というのは、つまり一日350円である。円だと分かりにくいのでペソで言うと134ペソである。
—え?134ペソ?大して変わんないじゃん!じゃあはじめっから空港のなんやよう分からんSIMで良くね?通信量無制限なんだし!
ちなみに3000円というのもあった。あんまり選ばず適当に買ったんだけど、この辺りは研究を要するんじゃないかとおもう。(次回やりたいと思います)
ということで、もしかして日本滞在中は、入国後の謎SIM買っときゃいいんじゃねぇの論。あるとおもいます。
考えて使えばGOMOでもイケると思う
常時SMSを受信できるという点では素晴らしい。またメイン電話として使っているなら開通しているのは大きい。
俺はホテルでもWIFIパスワード入れるのメンドクセーとかやっているダメ人間なので1Gアッサリ消費してしまったが、一般の人なら賢く使えば3日キッチリ使えるだろう。
hanacellは基本
前から俺が宣伝しているhanacellは、今回も威力を発揮してくれた。これは海外在住者用のSIM契約なんだが、月額無料でソフバン080番号を貰えて、クソ高い低速ネットも出来るという代物である。日本では、どこにいっても携帯番号記入欄があるので、日本の番号を持っていないと社会不適合者のごとく扱われる以上、このハナセルは欠かせない。
サブとしても使える
今回GOMOをメインとして使ったからデータ切れを起こしたのであるが、むしろ逆で、日本でちょっとネットを使いたいという程度の話ならば予備のバックアップとして10Gチャージしておき、日本の1G通信に使うという使い方もあるだろう。
帰国時、フィリピン携帯+日本携帯の二台持ちになる方も多いと思うが、日本携帯に無制限SIMを入れておきテザリングオン。フィリピンSIMにハナセル(データ通信常時OFF)+GOMOを入れておけば、日比両方のSMS、電話、データ通信が全部賄えることになる。さすがに何か月というとコスパ的に苦しくなるが、長期滞在用なら、それ用のSIMもまた割引価格で売っていることは売っている。
総括
日本の番号を維持しておきたい勢というのは海外に一定層いて、まったく使わない月額料金を虚しく払っている人も多いんだけども、帰国時には確かに役に立つ。俺は番号なんて変わりましたでいいじゃねぇかと思うんだが、二十代の頃契約していた番号で、もしかして別れた異性から連絡があるかも知れない等という理由で維持しているヤツも相当に多いので、そこは触れないでおく。携帯番号維持ってのはいろんな理由があるからな。
俺みたいに「日本のキャリア契約まではちょっとなぁ」(※出来るが必要がない)という海外在住者って、外国人同様のサービスを利用して日本に帰国するわけなんだけども、今回分かったことは、円安の影響もあるんだろうが「空港のよくわかんないSIMは戦力になるので買い」だということ。自国(?)のローミングより国の無制限野良SIMを現金で買っちゃったほうが手っ取り早いということが分かった。
上記の記事は日比を往復している人には参考にならないだろうが、日本帰国スキップ勢には多少参考になると思う。
お断り:ハナセルリンクはアフィです。契約すると双方577ペソ分(10USD)通話料貰えます。つまり読者も俺も577ペソ貰えます。貰えるものは貰いましょうw気に入らない方はハナセルでググってポチればワイにお金は落ちません。俺は、海外在住者でも日本の携帯番号をくれるハナセルは貴重な会社だと思っているので、今回は堂々とアフィってみました。