タガログ語教材【ロロアンドtキッド】解説
俺ん中では忘れてたんだけど、学習教材としてイイと書いたら反応が大きかったので。表題について書くことにする。
本日二本目の記事です。ついに炭酸水をS&Rで箱買いしてしまいました。酔っぱらう度に眞露の割合が多くなるのはなんでなんだぜ?
さて映画記事だ。中味についてはネタバレもあるので、あまり細かいことは書かないでおくけど、この lolo and the kid は、語学教材としてはかなり秀逸である。
特に、このふたつ。まずはこれ。
・キアポでの値切り交渉
このあたりは、フィリピン中級者でも「あーこんな表現あんの」と思うだろう。俺は全然分からんかったw特に金額の言い回しの細かい部分が、「え、いまなんつった?」みたいな感じで実に良かった。俺タガログちょっと喋れんだよね勢は撃沈間違いなし。俺もそうだけど。
『ああいう値切りの掛け合い』みたいな表現は、どんな語学教材にも無いよ。まして盗品売買。何度も繰り返し見てしまった。キアポの値切り表現あたりをマスターしたら、こんなんもうフィリピン全土のポーーンショップで全部使えますからね。
次にコレ。
・子供がいなくなったときの親の言葉
この映画では、子供(映画の設定では孫なんだけど)がいなくなったので、おじいちゃんが必死に探し回るシーンがある。こんなん、モロにそのまんま使える、生きた言葉だろう。いろんな表現を使って、見失った孫の特徴を話すシーンは、もしかしたら将来今すぐ使うかも知れないと思わせる言い回しばかりだ。なにかを探す言葉って、日常で使うんだけど、なかなか細かいところまで伝わらない。その点、この映画は、なにしろ必死なんで、一生懸命特徴を伝えるシーンがあるわけで勉強になる。
っていうか。全体的に、この映画は通常使うタガログ語ではない、ちょっとした言い回しが多用されているので、俺も「なんやこれ分からん」という発見が多かった。旅行シーンや病院シーンもあるので、映画全体として使えるタガログ語が多く、それでいて「あれ?なんでコッチの言葉使うんや?」みたいなネイティブ(当たり前だフィリピン映画なんだから)な言い回しが多く、かつ!ネトフリなので繰り返し見れるのがとても心地よかった。映画本編の話はご都合主義もいい加減にしろよwという、発展途上国によくある話ではあるのだが、後半は、実は比人と日本人共通のメンタリティがあるので要注目である。
わたしは常々、日比は浪花節が通じるといっているのだが、この映画でも、日比浪花節説を証明してくれた感がある。
映画本体について
ネトフリにある。観たいひとは、英語でスマンがこちらから情報をたどってみて欲しい。