フィリピンのインターネット・プロバイダー(ISP)はどこを選択すべきか?

結論:「コンバージ一択である」もしも、あなたの家にコンバージを引けるのであれば、今の契約は忘れてコンバージにすべきである。

何故コンバージが素晴らしいのかを語るにあたり、前提条件として、今日は一応フィリピンのISPを紹介しよう。するまでもないが。

フィリピンのISPは少ない

いわゆる、自宅にネットを引くにあたっての選択は、日本は沢山会社があるがフィリピンはグッと少なくなる。

大手と、細かいケーブルテレビ関係しかない。だから全部紹介してしまおう。

PLDT

PLDTは、日本でいうNTTにあたる、伝統的な通信会社である。

フィリピン最大手だけあって、ネットは安定している。10分程度の通信途絶が月1.2回。半日程度の通信途絶が月1回程度。金額は相場程度。帯域制限・速度制限有。

PLDTにするメリット

1.最大手なので、ネットが無いときでも(取引先や上司に対して)言い訳がつく。言い訳ってことはないか。事実なんだからw
2.丸一日途切れるということは無い。せいぜい半日
3.PLDTに対しての苦情を、PLDTの電話を使って掛けることができる。ありがとうPLDT。
—家の固定電話というのは何のために引くのか?PLDTへの苦情を自宅からかけるためにあるのだ。

PLDTのデメリット
1.支店混みすぎ。いくらなんでも混みすぎ。
社員の応対は動画に撮影したいほど凄い言葉を返してくる。常識を超える反応の数々は、タフな海外経験者も苦笑するレベル。
(例)外国人と見るや何故か1年分前払を要求されたが、翌日行ったら月払でよかった等という話は毎度のことである

2.カスタマーサービスに、同じことを最低でも30回以上伝えないといけない。「ルーターの電源を切ってみてください」と言われたらハズレなので、もう一度かけ直す。違う反応が返ってくるまで何十回も連絡をしないと決して動いてくれない

3.大手だけに、なにを言っても動きが遅いので無力感を感じる。田舎だと悲惨。回線数が限られているサブディビジョンだと最悪である
4.やることなすこと知性を感じられないので疲れる

 

グローブ

マニラでのグローブ光は、ある程度の評判もよい。アンチPLDT派ならコッチ。帯域制限有。言うほど安くない。ほとんどPLDTと一緒。支店はゴリ押し一択!インターネットで手続きしてくださいと追い払われることが多いので、本当の用事は「その他」としておいて、窓口にたどり着いたほうがいい。PLDTより空いている。支店がモールにばかりあるので使い勝手が悪い。とにかくPLDTとだけは契約したくないというヒトにはオススメ。とどのつまり劣化PLDTであるが、マニラ市内では光頑張っているのでそんなに悪くもないのかなという印象。

 

スカイケーブル

見えている地雷。踏んだら爆発しますと目の前に書いてあるむき出しの地雷である。踏んではいけない。間違ってもココと契約してはいけない。帯域制限有。速度制限有。カスタマーサポートが全く機能していない。そのクセウルサイ客への対応は素早いという、ある意味フィリピン丸出しの会社。ケソンのABS-CBN本社内にあるスカイケーブル本店にクレームを入れた場合のみ対応してもらえる。そのクセ高い。自分のバランガイではスカイケーブル以外ISPがないという、不幸すぎる方のみ契約すること。他を勧める。というかそういう場合スカイケーブルを引かずに引っ越しを勧める。

コンバージ

速度制限無し。最低の契約でも1000M近く出る。ping(応答速度。数字が小さいほど良い)はなんと「3-5」程度!
これまでのフィリピンのゴミカスISPと一線を画すのみならず、日本でもこれだけのサービスしてくれるとこなんてねぇぞ?!というほど超絶爆速である。しかもネットが途切れるのは月1程度。カスタマーサービスは機能しており、サブディビジョンごとに契約できるかどうかを、自動でオンラインで問い合わせできてしまう。

コンバージの1500ペソ契約は、冗談抜きにPLDTの最上級契約、9499ペソの契約より速い。これは何度も計測しているが間違いない。

コンバージは速度制限をしていない節が往々にあり、1000M(これは世界的にみても限界値といっていい速度である)程度をたたき出してくれる。これはまさに神契約といっていい。この速度を出すには、普通「万単位」のお金が必要となるのだが、コンバージは、これをたったの1500Pで提供しているのだ。

一応、契約では300Mとなっているが、ハッキリ言おう。コンバージ契約家庭は、300M以上出ることが多い。そもそも凄いのは、一番安い契約でも、上りで600M以上出る。キチガイレベルに速い。どんなストリーミング「配信」だって出来てしまう。なんなら自宅で動画サーバだって夢じゃない。それほどサーバに余裕がある会社だ。マニラ住みなら、黙ってコンバージ契約一択なのである!

これがどのくらい『とてつもないこと』かというと。例えば8K—つまりバカみたいに上り回線を使う贅沢な話—をだよ?
超高画質動画を24時間ぶっ続け配信とか出来てしまう。(日本だったら一か月で契約解除されるほど膨大な通信量を使える)何百・何千世帯分の通信量でも、おそらくひとりで使えてしまう。考えられないことだ。それだけサーバに余裕があるということだ。コンバージは海底ケーブルに多大な投資をしたようだが、圧倒的に契約者数が少ないので、ちょっと鬼みたいなことになってしまっているのだ。この会社は、ほとんどまったく宣伝をしていない(MOA近辺にチョロっと看板出しているだけ!)ので、そもそもコンバージってナニ?というひとも多い(ので、このブログで是非知ってほしい)マニラ首都圏以外でも回線引いてるので、田舎住の人でも一度は問い合わせしてほしい。公式も優秀。バランガイじゃなくてサブディビジョンごとに回答してくれるので、いますぐに引ける引けないオンラインで自動回答だかんな!有能な会社は全力応援である。コンバージはマジでいい!

ほんで話を戻すと。わたしの経験からいうと、フィリピンでは、アンリ(無制限)契約は、本当に契約として守られる。

日本のように「貴殿のご利用状況を鑑み、当社との契約を解除させていただきます」等という『裏縛り』は無い。(これはフィリピン各社共通だけど)

よく「楽天モバイルで月1テラ使ったったw」なんていう自慢があるけども、コンバージなら、その20倍、50倍以上使える。元の速度が速いだけに、これがアンリで使えるとなると、気分はネット富裕層だ。

例えばFXや株のリアルタイムチャート配信等といった、日本では通信量が多すぎてお手紙がくる系は、マニラで企画したほうがいいように思う。それほどコンバージは有能なのだ。とにかくサーバーの応答速度が素晴らしい。まるでISPに直接LANケーブルを直刺ししているような、夢のような速度を出してくれる。

日本でいうと「東京都心で一番高いカネで契約したビジネスフレッツ光のパワーアップ版」という評価を上げよう。

もちろんフィリピンなので、月1.2度の通信途絶はあるにせよ、コンバージの速度と契約は日本を超える。

まとめ

くるまで例えるとこうなる。

コンバージ=ランドクルーザー最上位クラス・おろしたての新車・隣に魅力的な異性でお金も浮き人生全てがバラ色すべてがうまくいく

PLDT=マニラのガッタガタのトヨタカローラタクシー・ボッタクリ有・文句を言えば目的地には着くので始末が悪い

GLOBE=マニラのガッタガタのトヨタカローラタクシー・メーター改造・騒げば目的地には着くので始末が悪い

スカイケーブル=無保険・無車検・無免許・盗難・事故・飲酒泥酔・オーバードーズ・運転者中学生・ナンバー無し・手配車・3コ1中韓車・見ただけで逮捕される・パンフレットを持っているだけで日本大使館に追い払われる・与謝野晶子に「キミ死んでいいよ?」と言われる・横山やすしが断酒しても契約しない・助走をつけてガンジーにぶん殴られるどころか、その手下にも無視される・異性を家に連れ込んでもスカイケーブルのルーターみた瞬間に顔色が変わる。振られるどころか入管通報される・まだ契約していないのに検討しただけで周囲からラインブロックされる・SNSのフォロワーが半数以上減ればまだいいほう・職場を解雇される・銀行預金をサスペンドされる・抗議したらマネロンを疑われる・警察から任意の帰国連絡が来る・国税とBIRから詳しい話を聞きたいと矢の催促が来る・勝手に住民票が移動されている・クレカが止まっている・日本の口座がサスペンドされている・飛行機が遅延する・毎回自分だけ旅行税を取られる

—この程度のことはいっぺんに来ます。それだけスカイはヤバイ。マジで月単位で止まっても請求だけは一人前に来るかんね?しかも、ネットが止まって文句を言ったらカネ払えって脅迫してくるかんねこの会社w ほんで公式ページにはマニーパッキャオのPPVww もうええ加減にせえよと。スカイのトラブルは何人か手助けしたほどです。(何度も言ってますが、この会社は本社に乗り込まないと解決できないかんね!)もちろんつながっているうちはいいんだろうけど…切れたときが長い(数日、数週間のときもある。マニラ市内でだよ?)ので、契約はしないでください(真顔)スカイの相談ごと、もう疲れたんよね。

ワイの読者のひとは、できれば全員はじめっからスカイケーブルだけは避けて欲しい。スカイケーブルは本当に地獄だ。ここと契約するメリットはひとつだけだ。

地獄に落ちた時「え?地獄って、こんなに生ぬるいものだったの?」と言えることだけだろう。それほど酷い。

というわけで、マニラでのネット契約はコンバージをオススメします。