マニラでタイヤロックを付けられたらどうなるのか

どうして俺は、毎回毎回、ネタになるようなことを呼び込むのか、自分自身でもわかんないんだけども。

先日マカティで、ちょっと目を離したスキに、タイヤロックをかけられてしまったのである。なんで毎回こんな目に合うのかさっぱり分からない。ホンット…毎月捕まっているんじゃないの俺。何故なのか。

 

えーと、前回は、読者様と闘鶏に行った際に運悪く一斉取り締まりでお車が無くなっていたことがあったっけ?w おかげでノーヘルで白バイに乗れるという、強烈体験を読者様に味わってもらい、結果大喜びと。あいなったわけなんだけども。

今回は写真みたいなタイヤロックです。

マカティでタイヤロックされちゃったのだ

マカティとひとくちにいっても、路上駐車はごく普通にある。マカティといっても所詮は発展途上国。ちょっと外れると、バランガイにズラァッと路上駐車が溢れている。道路を車庫にしているヤツ。メチャクチャ多い。マカティ市警の周辺なんて路駐で溢れるかんね。

わたしは基本的にホテルを借りて、そこの駐車場に停めているのであるが(一泊1000ペソ以下なら、宿泊せずに車だけ停めていたほうが安いくらいなのである!)マカティは駐車料金、一泊1000ペソを超える。ので、マンダルヨンあたりの安宿にチェックインするほうが安い上に泊まれる。

今回はたまたま路駐というパターンになったので、わたしのお気に入りの路駐ポイントに駐車した。

その地域一帯は、これもう路駐だらけであり。それこそビッシリと路駐の車が並んでいるという、知る人ぞ知るスポットなのであった。

マカティのど真ん中に、これほど大掛かりで駐車しやすい場所があろうとは….!!!こんなスポットがあろうとは…!!!という、路駐し放題の場所があるのである。しかも。その中でばっちりレッカーされない障害物のある場所を見つけていたのである(しかも私有地)夜の路駐はここしかない!ということで、俺の定番駐車場なのであった。

ホテルの駐車場が満車のときなんかは、じゃあアソコに停めようという、プランBだったわけだ。

タイヤロックの顛末

相変わらず、その路上には、ビッシリと路駐が並んでいたのであるが、その中で不幸な車がタイヤロックをかまされていた。そういう車、たまーにあるよね?見せしめ的な取り締まりが。取り締まってますよ?一応我々も?みたいな、ほとんど限りなくポーズに近い路駐取り締まりがあるわけなんだけども。その見せしめ車両。ワイだった….

なんでワイだけ…公道でもないのに…誰の迷惑にもなってない、100%にちかい理想な路駐ポイントだったのに、見せしめロックされたのである。

付近で何百台もズラリと、町内ぐるり一周ビッシリ路駐しているんよ?そん中でピンポイントで俺だけやられたのであった….なんでやの…

ほんでフィリピンの場合、路駐関係というのは警察ではなくて市役所かMMDAである。市役所の場合賄賂が利かないんだけど、今回は市役所であった。行ったのはマカティ市役所である。ペナルティは3500ペソ。これかなり高い。おそらくフィリピンではMAXである。マンダルヨンでレッカーされたときですら2700だったんだかんね。

↑ワイが切られた書類の一部

これ庶民にはらえるんやろうか…なお。タイヤロックを放置した場合、一日700ペソの罰金が累積するという、鬼のようなペナルティがあるのであった。さすがマカティ様やでぇ….

このタイヤロックをされたせいで、当日の予定は全部パァ。とにかくロックを外してもらわないとどうにもならん。

というわけで、担当役所に行ったのである。

マカティは、さすがにちゃんとしていて、なんとついに!!(といってはおかしいのだが)ワイは違反点数を貰ってしまった。これまで何十回も捕まってきたが、違反切符だけは切られたことが無かった。しかし、ついに切られてしまったのである。

これで10年免許(の更新でまた10年貰える)はパァである。マカティ市役所は、ちゃんとLTOと連携していたのだ。フィリピン広しといえども、路駐違反情報をLTOと共有しているのはマカティだけであろう。市役所で違反切符を切られてしまったのである。あーあ。次は五年免許しか貰えないことになってしまった。

済んでしまったことはしょうがない。ほんでタイヤロックはいつ外してくれるんや?と聞いたら45分以内に外れるという。—早い!さすがマカティ。

え、じゃあ役所から車まで戻るくらいには、ちょうど外れてるやんけということで、別の用事を済ませて2時間くらいして車を見に行った。ら、タイヤロックはされていた。

うん。知ってた。

ことフィリピンに関して。こと時間について。言われたことを信用するほうがおかしい。45分というからには一時間半くらいかな?という見積だったので、余裕を見て二時間後に見に行ったんだけど、まだ外れてなかった。まぁそうなるよね。

 

時計を見ると、午後四時半である。俺は焦った。というのは、翌日コーディング(車を運転してはいけない車両規制)だったからである。今日外してもらわないと、明日運転できないので、路駐しっぱなしで帰宅しなければならなくなるからだ。マカティ市役所が閉まってしまえば、早く外せという窓口も閉まってしまう。このままいくと、車を置いて空しく帰宅することにもなりかねない。

おいおい。この、マニラで、ごくたまーーーーに見る路駐タイヤロック。コレッて一体いつ外れるんだ?

まさか一週間後とかじゃねぇだろうな…充分あり得るぞコレ…

そんなわけで、お客様と俺とで、とっかえひっかえタイヤロックが外れているかどうかを見るという、メチャクチャ不毛なことをしていたんだけども、なんと!いつの間にか外れていた。おお。無くなってるじゃん。

交代と交代のハザマで無くなっていたので、あれ、取り外すのは全く簡単なことのようだ。

あの黄色いタイヤロック。一応当日中には外してくれるようである。運が良ければ。