フィリピン頂かれ男子の件(追加記事1)

例の、フィリピン頂かれ男子のおっさんについて、一応続報があった。もうこのネタは終わったハズなんだが…

前回は、ちょっと俺も酔っぱらってて、頂かれ男子に対し、アホバカと暴言を書いてしまったことについては反省している。頂かれ男子本人は、なにも悪いことはしていないわけだし、自分の甲斐性の範囲内で送金しているんだから、彼に罪はない。
それを踏まえても、こういう案件があるということを(本人の許可済で)皆さんに伝えることで、頂かれ男子本人の役にも立つし、また読者の方からの集合知を得られると思うので、あえて追加を書こうとおもう。

***

さて前回もちょっと触れたんだけど、俺が偽医者と言っているヤツから、また連絡が来たので対処を教えてほしいという。

やはり、婚約者設定の女にしてみると、月10万の送金が途切れるのはマズいと思ったのだろう。

 

なんで医者から連絡が来るのか?

今来たひとに説明しよう。そもそも。頂かれ男子は、四年越しの恋を達成すべく、2024年5月にマニラに来たのだ。

俺とNAIAで会った時には、もう、恋を実らせるべく、やる気満々であった。良かったねぇ。本当に良かった。

今日の予定は?と聞くと、『今晩はガバーっといく算段で熱い夜を過ごし。翌朝SMノースで、お安くないビッフェの予約まで、本邦でキッチリ済ませて』いた紳士であった。そこで将来の結婚から来日まで、一気に承諾を貰いたいと。そして、遅くても幸せな新婚ブハイとシャレこみたいというのである。エライ!これはもう本気(マジ)である。いくらオヤジとはいえ、応援したいではないか。(俺もオヤジだけど)

書類の件なんかは、もちろん日本人同士。その手の話は沢山手伝っている。大いに盛り上がった。

 

ただ、俺が非常ーーー…

に気になったのは、それほど熱い仲ならば、通常…どころか、フィリピン社会においては、常識的に、女がNAIA(※マニラの国際空港のこと)に迎えに来るものである。なんなら家族総動員で。これは、カネヅルであっても、本命なら全く同様。遠方であっても、ほとんど来る。断ってもくる。遠くからジプニーを乗り継いででも、家族を迎えにいくのは義務という気持ちで来ることが多いものだ。あなたの笑顔のために。

だから、オンナが来ないから俺が迎えにいくというのは、フィリピンにおいては全くあり得ないことと言っていいことなのだ。
フィリピン入国時、誰も迎えにいないというのは、例外はあるとしても、相当の違和感があった。

 

日本人男子たるもの、NAIA到着の際は、是非、出国時に立ち止まってほしい。自分を迎えにきている人が、並んで待っているかもしれない。あなたはヒーローである。ヒロインである。シラっと入国しないで、まず迎えの顔を眺めるのがベテランというものだ。

自分が登場したらセキュリティも振り払い、両手を広げて熱い熱いキスをしてこそ、『入国したぜ!』という実感を得られるものである。これにハマるヤツは大変に多い。これまでの送金の苦労も吹っ飛ぶのである。日本人のオトコの気持ち分かる!

こんな恋愛時期の入国の夜というのは、そこから渋滞の疲れもなんのその。よくわからない親戚だの近所の人だの巻き込んで、タッパーから出てきた、訳の分からないヤギの肉なんか食っちゃって、エンペラドールの回し呑みとバカ話を延々として、夜も更けたら、そのへんの雑魚寝など目もくれず、オンナであってもオトコにガバーっといって、送金分の愛を確かめ合い….翌日アホほど蚊に刺されていると…こういった苦笑い。これが。これこそが、フィリピンにハマりすぎた男女の定番パターンである。翌日は、いろんなニュースを聞き、本国で聞いた話の裏話(アリバイ)を、キッチリ聞かせられるであろう。自分らは嘘をついていないという証拠・証言を見せられるわけだ。ちゃんと思い当たる読者の方も多いのではないだろうか。

NAIAの出国ゲートは、そんな映画のようなシーンを沢山見ることができる、世界屈指の場所といっていいだろう。

ところが!その本命女子は、嘘でもいいから迎えに来たらいいものを、まさかの「入院しているから会えない」という言い訳を使ってきたのだ。NAIAどころか、会うことさえ出来ないという残酷である。送金男子は当然ショボーンである。

4年も10万円over送金してきた男に対して、一発もヤラせないどころか、会うことさえしないという話である。これは酷い。

ま、通常なら、嘘をつけば送金男子は信じてくれたわけなんだけども。

—-今回は事情が違う。送金おぢはマニラに、会い来たのだ。

だから、お見舞いに行くことができてしまうのだ。そこを彼女は見逃していた。送金男子は、当然病院に駆け付けるモードに入ったのだ。

(略)

 

—-結局彼女は入院していないことが判明した。嘘がバレてしまったのだ…

正確にいえば、某日に、アリバイ工作的に、日帰りで点滴打って帰っていたことが分かった。その写真を使って、おぢに「入院しているの…会いたいのに..」と連絡したわけだ。そんで偽医者からも連絡があったと前回書いたんだが、また別の医者から連絡が来たのだ(草

今回はそれを晒してみよう。

 

これが偽医者から来たメールだ!

これは詐欺事件に相当する内容の可能性大なので、女性の名前はあえて晒そうかと思ったんだけど、武士の情けで晒さないことにした。

—でも、よく考えてみると俺は武士じゃないので、一部加工だけはして公開しよう。どうぞご覧くださいw
(邦訳は下にあるので飛ばしてください)

 

Dear Mr. 頂かれ男子 and Ms. Agui*ar

On behalf of East Avenue Medical Center, I sincerely apologize for the wrong information that was given to Mr. 頂かれ男子 about Ms. Agui*ar last MAY 21, 2024 at the Emergency Room.
Our nurses , staff at the Emergency room are tired at that time and they shift for almost 16 hours with no rest, which is unacceptable. As a result, we know Ms. Aguilar is having a hard time lately.

We understand you depend on us still we will protect your data. and deeply regret we failed to deliver the high standard that you’ve come to expect from EAST AVENUE MEDICAL CENTER
We are taking this incident seriously. Once it was discovered, we took appropriate measures to ensure it will not happen again in the future.

I appreciate your patience with us as we further investigate this issue. I’m confident your next experience with us will be up to your expectations.

As per Ms Aguilar permission we also attached the Discharge summary of Ms. Aguilar.

I hope Ms. Aguilar your complaint will not arrive at the DEPARTMENT OF HEALTH.

If you would like to discuss the issue further, our customer support team is here for you. Do not hesitate to reach out and let us know how we can make things right.

 

Sincerely,
Alfonso G. Nuñez MD, FPCS, MMHoA

 

テキトーに翻訳すると以下の通りである

アギラ*ル様

去る2024年5月21日、救命救急センターにおいて、アギラ*ル様に関する誤った情報をお伝えしたことを、病院を代表して深くお詫び申し上げます。救命救急センターの看護師、スタッフは、その時間帯は疲れており、16時間近く休みなくシフトしておりました。私たちはこの事件を真摯に受け止めています。発覚後、今後このようなことが起こらないよう、適切な措置を講じました。この問題をさらに調査するため、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。アギラ*ルさんの退院サマリーも添付いたします。アギラ*ルさんの苦情が保健省に届かないことを願っています。この問題についてさらに話し合いたい場合は、ご遠慮なくご連絡ください。
敬具

アルフォンソGヌニェス

 

凄い話だ。入院していないと、病院で確認した後に「スタッフが疲れていて、間違った情報を教えてしまいました」というのだ。しかも、マニラどころかフィリピンを代表する公共病院、EAMCの院長が直で、わざわざメールが来たのである!!

なーんだ。疲れていたんだ。じゃあしょうがないねw

そして、退院許可の書類まで添付されていた。

(※おそらく小さく表示されると思いますので拡大してご覧ください)

今時手書きとかw と思うだろうが、EAMCは今でも一部手書きのようなので、一応は合っている。

それにしてもねぇ…

もーちょっとちゃんとした偽造屋に頼めなかったのか?というのが第一印象。

月10万円送ってくる可能性を潰すなよ!ちゃんと騙そうよ!ここでカネケチんなよ!

上記はEAMCの、別の偽造レターである。(字体が合っているだけでもエライ)かなりホンモノに寄せてある。

この程度のことはやってほしかった。

上記の退院許可書。わたしは出来の悪い偽造書類だという第一勘ではあるのだが、これはひとの人生を左右するやりとりである以上、確認したほうがいいだろう。100%偽造ですとは、まだ言えないからだ。おぢは、お金を払うから確認してほしいというのだが…

そう。病院にいって再確認すれば済むのだが、ケソン北部の総合病院まで行くのは、カネも時間もかかる。はっきりいってめんどくさいのだ。

俺は探偵が本業じゃないし。依頼主?は全部書いて下さいと言っているし、ひとまずブログに晒すことにしよう。

ケソンを代表する、east avenue medical centerで起こった書類偽造かもしれない事件。いや、事件でなく、まだ案件というところか。

もしかしたら、この書類ホンモノかもしれない。(まず無いと思っているけど)

ヒマなマニラ在住の方がいたら、探偵気分でホンモノのDischageと比べてみてはいかがでしょうか。

ま、ホンモノであっても他にもいろいろやらかしているんで、本件書類なんかどうでもいいんですが。この件については情報が多すぎるので、読者の方に充分にお知らせ出来ません。

こういった、国際ロマンス詐欺とはいいませんが、詐欺崩れみたいな微妙な案件。在留邦人読者のみなさんも、いつかは持ち込まれると思います。どこまで頑張るか、でしょうね…

 

ごめん。

書類が拡大できないことに気づいた。今やります。酔っぱらいなんで。

ま、こんなスカスカなsummaryあり得ないんだけども。

そして、paidのスタンプがkawaiiなと、小生思う訳であります。

もう寝る。おやすみ