フィリピンで自家用車。車の諸々の件(完結編)

これまでのあらすじは過去記事参照。ついに。ワイの車は全て合法になったのである。思えば長い闘いだった。

前のオーナーからナンバープレート持ち去られたり、車検を三年放置したり、無保険だったり、タイヤに千枚通しを刺されまくった(ひどい)訳だが、それらのトラブルを乗り越え、ついに今日。例の「偽造ナンバー許可証」が降りたというので取りに行ったのである。

で。その書類を取りに行く道で、ジプニーの運ちゃんが、タイヤを指差して騒いでいるからなんだろうと思ったら。またパンクである(泣)
1400ペソも払ったタイヤ修理は、3日しか持たなかったのであった。まぁそんなに期待していなかったけど。

運よくタイヤ修理の店が目の前にあったので、そこで応急処置(50ペソ)をしてもらった。もうあかん。俺はこういうのは嫌なのだ。

もうタイヤ4本全部。新品に交換したった。安全に直結するパーツについて、いわゆるフィリピンクオリティのパンク修理では限界が出てしまう。ここはケチるところではないと判断し、もう路面店で横浜タイヤ(アンヘにある比製のタイヤである!)に交換した。お値段15000ペソである。高いだけあり、なんとタイヤアライメントの調整までやってくれた。それも専用の機械で、タイヤバランスがデジタル表示でバッチリでる店だった。すごい。比でアライメント調整をする店は初めてだった。

まだミゾのある石橋タイヤを捨てるのは心残りでもあったが、一度アナの開いたタイヤなんて、ケチのついた保安部品なんて使う気になれない。これを機に全交換という判断をした。まだ充分使える前輪も、気前よく捨てて新品にした。これでパンクの心配は全く無くなった。横浜タイヤなら、日本人として、それほどおかしいタイヤでもないだろう。ついでに言うと、日本ブランドのタイヤはどれも似たり寄ったりの金額であった。高かったが満足である。無駄遣いではない。

ほんで、車検屋にいくと、ちゃんと書類は出来ていた。

例の『先週国道でナンバープレート両方同時に落としちゃった♡』という、限りなく嘘くさい書類は警察のお墨付きを得て、LTOの審査にも無事通ったらしく、借ナンバー(偽物のことである)着用許可するという文面の書類が出来ていた。

おおついに。ワイの車は完全合法になったのである。これで、マニラで止められても、賄賂の上乗せが無くなったのである。

 

フィリピンでは、バイクも車も中古ではなく新車を買え、と良く言われるが本当である。
手間がかかりすぎて、なにがなんだかわからなくなってくる。わたしは比のくるまは三台目なんだけど、書類上はやっとようやく落ち着いたけども、メンテの上では問題山積である。

というのも、比では路面の状況が悪いし、メンテ職人の腕も悪いので、車の劣化が早いのだ。
このシリーズの記事、もう終わらせたいので一応完結編としたが、まだ続くかもしれん。