中村がフィリピンでバイクの免許を取るまでの話(1)

正確には前回記事の続きなんだけど、引用するのがめんどくさいからこのまま書く。
わたしは即に比バイクの免許を持っている(自慢)んで知らんかったんだけど、中村が2024年フィリピンのバイク免許(新規取得!)
コレどうなっているのかという話を書こう。

 

まず、中村はコッチでバイクの免許を持っていなかったんだけども、ひとまず足としてバイクの免許欲しいよねという話になった。

フィリピンでは田舎なら自動車無免でもなんとかなる世界なんだけど、基本、バイクは「ホンモノの自分名義の書類と免許」を持っておいたほうがいい。いわゆるバイク検問(車はスルーしてバイクだけを取り締まること)は田舎でもマレによくある。これに引っかかると、切符だったらまだいいが、時間を恐ろしく取られるのだ。なにもいいことがない。

というわけで何回も書いているけど、バイクは書類も免許も完璧にしておいたほうがいいということで、中村はまず法に従い自動車学校の二輪に申し込みにいったのだ。(偉い)

で。教習所の窓口で念を押されたのが「バイクの運転できんの!?」ということであった。

その教習所は、バイクに最低半年以上乗ったことがないと入校させてもらえないというバイク教習所であった。できれば3年程度の公道実技経験が望ましいらしい。なるほどですね。うん。物凄くなるほどですね。バイクの運転が出来ないと追い返される教習所。うーん深い。

A-1(フィリピンでよくある大手教習所)以外では、ロクな教習もしていないという話は聞いたことがあるが、まさにその「教習していない教習所」だったようなのだ。(別に狙って行ったわけではなく、中村の近所の教習所であった)まぁA-1もかなりいい加減だとは思うが…

幸い、中村は『日本で昔ヤンチャしてました系日本人』だったので、運転できるということで入校を許された。

 

ここで『バイクに乗れないから教習所にいくんじゃないの?!だってそれが教習所の役割だろ?』と思ったヤツがいるとおもう。
その通りである。おっしゃるとおりである。だから比で免許を取る際は、大手にいったほうがいい。運転初心者の場合、教えてもらったほうがよかったというシーンが必ずあるのだから。

で。フィリピンのバイク免許の講習は、2024年3月現在、2日間だそうだ。
短いとか言ってはいけない。ここは外国であり、比人らが民主的に決めた法律、ルールでそうなっているんだから。

しかし、内容としては午前中ギッチリ座学。午後からは、生き馬の目を抜く試験官が技術をチェックし、さらに最終には道交法のペーパーテストで受からないと卒業させないという話。オオーである。

さすが2000ペソ教習所だけあって激短!それなりに厳しいわけであった。

教習日前日。中村は俺ん家に来て、いろいろと不安だと言い出した。

そりゃそうだろう。授業はタガログでやるというんだから。
(比の免許取得に当たっては、英語かフィリピノ語話者でないと取得できないと厳密に定められている。(これは軽く守られている)外国人の場合会話能力をテストされる場合もある。私もLTO本局で何度かされたことがある)

さすがに英語もタガログも出来ない人は運転させられないという訳だ。(これはフィリピン共和国の言い分が正しい)

で。中村のいくローカル学校は、授業がタガログなのだという。
つまり全く分からないまま、卒試に臨まなければならないのだ。

—安い(半額)からといってローカルの自動車学校に申し込んでしまった!

と中村は悔やんだ。

そんなこんなしているうちに、入校日を迎えたのであった。

 

お断り
この記事はおおよそ事実に即して書いていますが、あくまでも体験談であり、あなたの近所のLTOの対応とは異なります。わたしはおかしな情報を伝えてはいませんが、比では様々なことがありますので免責とさせてください