フィリピンの田舎ATMでペソ切れになった場合の希望
フィリピンのATMというのは注意点がいろいろある。カードが吸い込まれただの、全部100ペソ札で出てきただの、カネが出てこないのに通帳は減っているだの、そもそもオフラインだの、トラブルの予感しかないのがフィリピンATMだ。良い子は窓口でおろした方がよい。
特にもっとも多い現象がペソ切れだ。ATMにカネが入ってない。
これはしょっちゅう見かける。特に田舎の場合、給料日は街のATMが大行列となり、最後の100ペソまで引き出されてカラになって終了!ということになる。
だから、まずATMに行くときは、2つの要素を考えなければならない。
まず第一に、人気の無いところにあるATMや、こんなトコにATMあったの?というような、ドシブイ場所を、日常から見つけておくことだ。
銀行のブランドは考えなくていい。BANCNETなら、他行引き出し手数料は15-18ペソほどで済む。自分の銀行カード以外のATMも使っていい。
もちろん、そんな場所にあるATMというのは危ないところもあるので検討を要するのだが、日中ならまず大丈夫だろう。
そして次に、セブンイレブンATMを使うことだ。何故か。
比のセブンイレブンATMは安全な上に優秀であり、機械も新しいし新札にも対応している素晴らしいATMであることは以前にも書いたが、もうひとつ優秀な点がある。それは、あの『いつ来るか誰も知らない現金補充カー』が来る前に、カネが補充されるケースが往々にしてあるからだ。
何故なら、比のセブンイレブンは、レジ閉めにATMを使うからである。
どういうことか。実は比のセブンイレブンの店長は、レジにあるカネを締めたらATMに入金するのだ。(だいたい日付が変わるころだと思っていい)するとどうなるか。深夜でもペソが補充されるのである。
それも、レジにある1000ペソ札をゴッソリ入金するので、深夜にATMのカネが一時的に復活するのである。
それを知っているひとも多いので、すぐに引き出されてしまうわけだが、知っていて損はないとおもう。
田舎であってもセブンの売上というのはそれなりにあるわけだし、他のATMはペソ切れで死んでいるのだから、この知識は田舎に住んでいるひとには絶対に役に立つと思う。周囲のATMがペソ切れを起こしている場合、もしかすると、ワンチャンセブンイレブンATMに行けばペソがあるかも知れないという希望があるのだ。
わたしはセブンの店長ではないので、レジ閉めのタイミング等詳細なことは知らないが、締めているオペレーションは何回か見たことがあるし、売上をATMに入金する裏モードがあることは自分の目で見ているので、ペソが復活すること自体はまず間違いない。