えっ!免停くらった抜け穴がフィリピンにあるだって?の解説

またスゴイ理論が出てきたので紹介したい。これ結構有名らしんだけどもww

 

警告:下記の記事は法律的な話でマジでクソ長いんで、このブログの記事をよむ以前に疲れ果てます。
このブログを正確に読み解きたいなら、読んでからこの記事に戻ってくる必要があり、割と時間がかかりますので
そのつもりでヨロ

まずはこの記事を読んで欲しい(ただしクソ長い)んだけど。さぁーっと読んでくれたらいいよ。

 

 

 

要は海外にいれば、公安委員会の呼び出しを無視しても「知らなかった」で済むバグを利用すれば、永久に日本で運転できるバグがあるんじゃないのという
説である。(出典:登大遊の個人日記「道路交通法には、免停基準に達しても永久に運転できるセキュリティホールがあるのではないか?」)

わたしは、こういう事を書くひとは好きである。こういう理屈が好きだからだ。
法律の抜け穴理論も、わたしは好きである。誰に迷惑をかけるわけでもない。

なんかここまで理屈でせめられると、謎の説得力があるよね。

 

—まず、この長文日記を書いたひとに敬意を表する。なんなら酒でも飲みたいくらいだ。

おそらく、免停なりなんなりを食らったひとで、どうにかすり抜けたい人にとっては、こういうブログも目につくことになるだろう。

しかし。この素晴らしいブログ記事には、もろもろ問題がある。

そう。このブログに出てくる「フィリピン免許」について、なんの言及も為されていないのだ。

おそらく筆者はフィリピン免許のことを何も知らないのであろう。だから、この日本の法律バグについて、
比在住として再検討してみたい。今回はそういう趣旨であるが、いつもの通り????をたくさん飲んで書いているので
途中で寝てしまったらすまん。

 

まずはちょっとポチってみてほしい。
なにしろ改行もなく自説が書いてあるので読みにくい♡んだけども、おおよそこのバグは有効であろう。

基本的に、海外にいくというのは、別に理由など要らないし、理由があれば尚更良いだろう。

要は、警察の出頭命令は無視したらアレだけど、公安委員会の呼び出しは無視できんじゃね?という話だ。

でも、「この記事のバグ」もある。なぜなら、「フィリピンの免許を、入国初日くらいに簡単に取れる」ということで記事が構成されている。

残念ながら、いまどきのフィリピン免許は、サクッと取れる仕組みにはなっていない。
このブログでは、比に渡航して一日で免許をゲットする話になっているのであるが、それどこ情報よ?といいたくなってしまう。
(もっとも記事は古いようで、令和の現代に合っていないのであるが)
一日で免許をナントカ出来たのは、せいぜいノイノイ時代までである。だから随分情報が古いといえる。

また、海外転出届を毎年毎年1日だけ出すなどというのは、さすがに通らない話な気がする。
理屈上適法なのかも知れないが、それは手続き上のこと。怪しさ満点である。

わたしも選挙の絡み等で、日本の役所に何度も海外転出届けを出したことがあるが、役人だってバカじゃない。
受理はされるが、嘘はアカンと思うよ。このブログでは理屈で通しているが、とどのつまり海外転居届の悪用である。

次に、フィリピンの国際免許を使って日本で運転し続けるという話だけど。
ブログではこう書いてある。

そのため、外国免許で運転しようとする運転者は、現場の警察官から違反点数を告知され、その合計が 6 点以上になったとしても、その時点で公安委員会による処分が行われた訳でも、処分されることに決まった訳でもないため、それ以降も問題なく自動車を運転することができます。この点も、前述の国内における運転免許に対する行政処分の場合と同じです。

それはその通りだ。このブログは、基本的なところでは論理が破綻していない。
わたしと違って酔っぱらってないんだろう。じゃあ逃げてみようwイエーイww
日本国民は全世界のどこに転居してもいいのだ。それは憲法で認められているんだかんね!ウフフ

 

でもね?じゃあなんで転居してすぐ帰国してんのよ。

まず、一般的に日本人が、フィリピンの国際免許で、日本国土の道を運転しているのは、警察からすると違和感がメチャクチャある。

どんな田舎でも。
日本でだよ?

田舎警察の検問で、スッと窓開けてよ?チラリと免許見せて、
「アッ!国際免許なんですね!カッケー….!ハイ!了解です♡もんーだいナシ!ハイ次の人~」となるか?

なる訳ないだろ?!どっからどう見ても日本人で日本語喋って理解してて、
パスポートに比のスタンプが二日三日あるだけのヤツに!!

 

おそらく現場では、アホほど突っ込まれると思うよ。公安の件も全部把握されるよ。
警察の呼び出しには応じて公安委員会の呼び出しには応じてないと。フーンなんでですか?

で。なんで出頭しないんですか?なんでですか?どうしてですか?なんか理由あるんですか?比でナニされてんですか?
フィリピンねぇ…そーですか。フィリピン人と結婚されているんですか?どうしてフィリピンなんですか?お仕事は?国は?
国際免許を発行した場所はマニラの?どこですか?空港からタクシーでいくらでした?時間どのくらい乗ってましたか?
なんの書類出しました?どんな建物でしたか?写真ありますか?何階でした?時間かかりましたか?どこに泊まりました?
と質問攻めにあい、全部整合性チェックされると思う。

 

本来ならば「いやぁー…なんで国際免許なのかって?カリワもカナンも分かりません」等とブツブツつぶやいて、
シシグのカリカリ度はどこまで許せるかについて談義しなければならないんだが、免停公安バックレの人は、比のことなんかなにも知らないわけだ。
それってただフィリピンを利用しているだけじゃん。

 

同じ質問死ぬほど何度も何度も繰り返し質問されて、ぜんぶ警察が「だったらしょうがないか」と説得できる程度の話は必要だと思うよ。
(つまり実態があるかどうかということだ)比の免許見せてんのに、フィリピンに毎年一日しかいないって、そりゃ通らないだろう。

日本の警察ってそういうもんなんで。
それに比の国際免許見せるなら、この5年日本よりも比にいたほうが長いです、くらいの話でないと、ひとは説得できないよ。
べつに警察じゃなくても、一般のひとだってそうだとおもうよ。

だって。日本の交通違反散々バックレて、比の免許で運転している設定なんでしょ?
だったらせめて比で働いていた証拠(たとえば労働ビザや、観光であっても複数のACR)くらいないと、まったく説得力ないとおもうんだけどな。
日本の警察の調査にツッコミを入れて、もっと教えてやろうか?というくらいの理論武装がなければいけないんじゃないかな。
ナビ無しでもマニラ運転できるくらい、とは言わないけども、さすがに一日日帰りでコッチの免許さえあれば法的に問題ない!は
最後通らない気がする。ただの悪質な人だろそれ。そんなヤツに日本で運転してほしくないよ。

そもそも、過去日本の免許を持っていたらさ。あなたが公安から逃げ回っていることくらいは警察もすぐ分かるわけなんだから。

 

で。

この人の理論では、こうなっている。長いが引用しよう。

警察官は運転者に対して公安委員会への出頭命令を出す場合は、免許証を預かることができるとされています。警察官はその預かった免許証を公安委員会に送付しなければなりません。これは、外国免許によって運転する人の場合、外国免許と国際免許証にも適用されます。この場合、第 107 条の 5 第 11 項の規定により、その人が外国に出国しようとするときは、公安委員会は直ちにその人に対して外国免許と国際免許証を返還しなければなりません。これは便利ですが、この際に公安委員会へ出頭すると、処分書を交付されてしまう危険があります。そこで、あえて返還を請求しないほうが安全かも知れません。
その場合は、その外国免許証を発行した外国政府 (フィリピンなど) のところへ行き、「貴国が発行した私の免許証を、別の政府 (日本国) が不本意にも没収したので、再発行して欲しい。」と述べ、その外国政府から新たに免許証と国際免許証を発行してもらえば良いということになります。そして、その免許証などを日本に再度持ってこれば、問題なく運転を再開することができます。

そうだろうか。少し違う。

何故なら、別にそんなことしなくても、比のLTOは普通に発行してくれるからだ(笑)そんなイキんなってw
比では5年までの免許失効はちょっとした罰金で終わりなんよ?国が変われば法はなにもかも違う。
無くしたなんて言わなくっても、ブラっとLTOのサテライトオフィスにいって住所変更で発行してもらえば済むよw
それよりプラスチックカードがあるかないかを気にしたほうがいいんじゃないかな。
あ、それよりあなたの比の免許がホンモノかどうか気にしたほうがいいのかな。
(自分自身で手続きしないと分かんないからね。人任せの免許は偽物の場合があるので)

 

 

それにしても、仮にこれを繰り返した場合どうなるのだろうか。

この人の言うことは、まさに法律の抜け穴というかなんというか、ややこしいことを付いている。
そして、こういうことをやった場合、基本的に日本の警察や国家は一歩も引かずに絶対に許さないという対応を取る。

出頭命令を無視しても逮捕されることは絶対にない!というが、公妨で切符切られたりするだろうし、
そもそも公安委員会が本気を出したら、個人は勝てないんじゃないのか。

 

比在住者として免許相談を沢山受けている身としては、こういうことは止めておいた方がいい。
かなりめんどくさいことになるだろうからだ。

上記ブログを信じて、こんな手続きしないほうがいい。不利益のほうが多い。
交通違反程度のことで、これほどまでして逃げる必要がない。

そもそも、こういった法律理論を使うのならば、真実フィリピンに住んでいなければならない。
この理屈は、フィリピンに住む届を出すというのが土台なんだけども、それは年間一日だという。
それはただの嘘ではないか。
もちろんこのブログは日本のお役所のセキュリティホールを突く主旨で書かれているんだけども、本気にする人もいるんじゃないかな。

それに、いくらなんだって、LTOにいってからギルモアに行って(近いけど)国際ライセンス手続きをするには、初フィリピンの人にとっては荷が重い。

比の免許はごく簡単な語学テストがあるんだけど、それで撃沈するんじゃないか。それ以前に、今はペーパーテストもあるけども。

比でカンタンに免許が手に入るそうだけど、そんな方法があったら教えて欲しい。
賄賂でもいいけど、どの場所でオイクラなんですか?入国後一日だったら賄賂しかないじゃん。

筆者は法律の抜け穴と言ってるけど、比側はどうなの。比にも法はあるんですが。
これは抜け穴じゃなくて一応アカンのですが。それはイイんですかね?w

(やりかた略)

 

わたしは日本の警察に何度も出頭して、免許関係の手続きをしたことがあるけども、
「あなたはもういいです」と言われ、ネットに流布している情報と無関係に、思い通りにできた。

どうしてかというと、真実フィリピンに住んでいて、書類も真正であり、理由があったからだ。
(それと、たぶんわたしはメンドクサイ人間なんだろう(過去の免許話、税関話参照のこと))

ところが、このブログの理論だと、比には数日もいない話。
現場の警察官は納得しないだろう。俺が警察官でも納得しないよ。
だって、ただ言い逃れに終始しているだけに見える。こんなことしてたら、最後、日本の警察お得意の
別件逮捕されるような気がする。

どんなに法的に争ったとしても時間の無駄である。法律マニアならいいけど。

このブログを実践するくらいなら、わたしなら、免停期間中に講習を受けずにフィリピンに行くね。
60日間の免停なら、その時間を使って比の免許を取り、居住実態を作ったほうがいいだろう?

海外住というのは要件があって、まず三か月。次に180日以上というふたつの基準がある。
年に半分以上海外にいないと、日本は(税金を含めて)なかなか許してくれないからな。

そもそも裁判になったら、居住しているかどうかという話に必ずなる。

「海外転居届を出したけど一日でUターンしました」一度くらいは通るだろうが、毎年やったとして、
検事や判事が「うーんしょうがないw」となるだろうか。ならないだろう。

常識的に、「ただの悪質な運転者」とみなされてもおかしくない。
だいたいにおいて、そこまでして逃れるほどのことだろうか。

というわけで、このブログはとても面白かったしタメになったしナルホドと思ったんだけども、
理屈倒れということでフィニッシュです。

なお、これほどまでの長文を書いたことに敬意を表しますので、筆者は是非マニラにおいでください。
LTOまで無料で同行させていただきます。もちろんギルモア(マニラで国際免許を出すところ)にも同行しますよ。

書類よりも先に、時間との勝負(だって一日しかいないんでしょう?)だと思うので、タイムアタックとなります。
「日本から到着後国内免許取得し、当日国際免許発行」まで一気通貫でやる!!(オオー)

これは煽りじゃなくて本当にやってみたいので、筆者様のご連絡をお待ちしております。