映えないプールについて

フィリピン住といえば、マンション(コンド)に付いているプールである。

なんやかんや言って、自宅にプールがあるというのは贅沢な話。
比に住んでいて良かったと思えるのがプール付きなんである。

比では、日本人の住むような住宅には、まず間違いなくプールは付いている。
一軒家の場合でも、実は離れに住民用プールやバスケットコートがあるのが普通だ。

しかし!中にはプールナシという物件もある。今日はその話。

プール行きたいときどうするのか

プールナシという物件を引いた場合は、日本同様、どっかに出かけていくしかない。
たいてい泳ぎたい場合、まず第一に便利なのが「友達の家のプールを借りに行く」ことである。
コンドのプールは有料(100ペソ程度)で開放されている場合も多いので、
一声かければ簡単に借りることができる。

良いコンドであれば、シャワーどころかサウナまで完備しているところもある。
また学習室やミーティングルーム、ジムなんかも付帯しているので、友達さえいてくれれば
チャッカリ便利に使えてしまう。

そんな友達がいない場合や、田舎の場合どうするか。

 

一番安上がりなのが公共プールだ。金額は100ペソ程度。
フィリピンにも公共プールというものがある。大抵メチャクチャ人が泳いでいる。
開放的作りで、バーベキューなんかもやれてしまう。

休みの日、公共プールに行くという家庭は多い。
比人の一般的休日の過ごし方と言えるので、とにかく水が汚くて人が多い。
ガキがダッシュして飛び込みまくるのでアブナイことこの上ないんだけども、
一番気軽に泳ぐことができる。

 

次にリゾートだ。公共プールよりずっと立派で人も少ない。
価格はグッとあがって500ペソ程度する。

リゾートだけあって、たいていの場合デカイ滑り台がお決まりのように付属している。
500払えるファミリーしか入場していないので、客質もグっとあがる。

 

最後に、一番高いのが、プライベートプールである。

これはなにかというと、住宅に設置してあるプールの時間貸しである!

フィリピンでは、自宅にプールをドーンと設置しても使わないという家がゴロゴロしている。
だったらお金取って貸しちゃおうというわけだ。

これはプールを独占できるので、もっとも豪華な使い方だ。金額は交渉次第。
プライベートプールというと聞こえはいいが、所詮自宅プールなので、さほど大きいわけでは無い。

公共プールに行ってみよう!!

読者の方にオススメしたいのが公共プールである。
フィリピンに詳しい人でも、行った事が無いひとが多いのが、この公共プールだからだ。

だって観光客ならホテルにプールがあるし、自分の家にもプールはある。
となると、行く用事が無いので知らない人が多いんだけど、公共プールは結構面白い。

まったく気どってないので、真昼間からカップルがネッチョリと抱き合いながら泳いでいるし
子供が多く泳いでいる都合で、プール内にはイヤというほど塩素が入れられている。
比の庶民を知るにはもってこいの場所である。もちろん外人は見事に一人もいない。

日本のようにめんどくさいルールも無い。
それどころか着替えをする場所すら無い(笑)プールも多い。
だから、近くに寄った際、そのままプールにいって泳ぐことも可能だ。

フィリピンの場合、水着着用というルールは無いのでパンツやブリーフで泳いでいるヤツも多い。
だから、そのへんのお店で着替えさえ買ってしまえば泳げてしまう。

天気の良い日なんかは、ちょっとグーグルマップで調べて、そのままプールに直行して
時間を潰すことだって可能だ。

せっかくフィリピンにいるんだから、たくさん泳ぐ機会があるというのも特権だとおもう。

わたしはプール付の家に住んでいたこともあるけど、公共プールも好きで、時々行っていた。
違う景色を見るのも気分転換になるし、なかなか良いものだ。