フィリピン・中古車道(1)
フィリピンで中古車?
ダメ、ダメ!そんなもん買ったら最後カネの無駄!ウエストオブマネーと言う人は沢山いる。
沢山というより全員がそうだ。
そのくらい、フィリピンで中古車を買うというのは罪深いことである。
なにしろ買うのが非常に難しい(みんな嫌がるし経験してない)し、買って壊れたら最後、日本人から
「ホラ見たことか」
「わたし。言いましたよね」
と言われるに決まっているからだ。
しかし。中古車というのは、本来お財布に優しく、グレードの高い車を買うという、世界中の思慮ある大人が
選択している判断でもある。それはフィリピンでも同様だ。
とどのつまり、程度の良い中古車にさえ当たりゃいいのである!!
というわけで、今日からしばらく、わたしや周囲の実体験も含め、じっくりとフィリピン中古車道について
語りたいと思う。
そもそもなんで中古車道というイバラの道に入ったのか
ヒマだったからである。それに尽きる。
なにしろ、コロナのときは外出が出来なかった。
それに加えて、カネが無くて車を手放す比人が大勢出た。
(ということは、程度のイイ車が、安く市場に出ているに決まっている)
わたしは帰国を三回もスキップしたので、カネはあった。
帰国一発30万として、約90万円の旅費が、まるまる現金として余っていたのだ。
セブパシ様や、ANA様や、日本のやっすいホテルや牛丼代。これらが積もって90万円になったのだ。
じゃ、車でも買うかw ということである。
カネに困った比人の車を、安く買ってしまおうという、VIVA資本主義!な考えで、車を買うことにしたのである。
なにしろヒマなので、中古車を買うことにした。(クレームを入れる時間はタップリとあったのだ)
一応言っておくが、わたしはマニラで中古車を買うのは初めてではない。これで三台目である。
フィリピン中古車道は面白い!
日本での中古車というのは、まぁだいたい皆さんの思っているとおりだ。
走っていれば安い。程度が良ければ高い。車検やグレード、見た目や色なんかもチラチラみながら、気に入ったヤツを
買えばいいわけだ。周囲だって、中古車だからといってなにか言うわけでもない。人の勝手だ。
ところがフィリピン中古車となると、これはもう地雷源を反復横跳びしながら500m進むようなものである。
まず間違いなく踏む。踏まないわけがない。
しかし、中には軽傷で済む場合もある。捻挫程度で済む場合もある。
つまり騙されるのは当然なんだけども、その中でも捻挫程度で済む・・・
買ってからの出費が5万ペソ以内に収まるのが、エラい中古車なのである。
ここは重要なので覚えておくようにw
比の中古車というのは、基本的に買ってから壊れるものなので、その修理代をあらかじめ計算にいれておかないと
予算オーバーとなる。カツカツで欲しい車を買ってはいけない。
というわけで、フィリピン中古車道。しばらく連載したいと思うので、オレと一緒に歩んで欲しいw