海外問題解決能力について
まだ終わってないけど、今月もいろんなことがあった。
海外で暮らしていると、いろんな困難が襲い掛かってくる。
今日は、普通お知らせしない日常について書こうと思う。
というのも、この程度のアンラッキーは「別にヒトに言う必要」すらないからだ。
ただ、こういった海外生活のメンドクサイ部分なんかも、読み物として楽しめるかなと思って書くことにする。
今日はサンミゲルピルセン飲んでます。よろしく。
エアフライヤーが壊れた
エアフライヤーというのは、食材入れて時間指定するだけで、油ナシでいろんなことが出来ちゃう
調理器具のことである。日本ではあまり馴染みがないけど、コロナ下のフィリピンでは
これがバカウケ。一昨年、フィリピンで、もっとも売れた家電なのである。
当然わたしも愛用しており、毎日のように使っていた。
出来たてフレンチフライ(フライドポテトのこと)が家庭で10分で作れるのはマジ便利であった。
しかし壊れた。どうもこの家電。ワリと簡単に壊れるようである。
ネットでは修理の方法なんかも載っていたけど、家電系修理はワイの守備範囲ではない。
というわけでゴミとなった。
お腹を壊した
毎年一回は壊すのがお腹。今回は原因不明。まったく思い当たらない。
そのへんのトロトロで食べてないし、火の通ったものを自炊していたのでナゾである。
割と長引いて、今日4日目なんだけど、ようやく落ち着いてきた。
今回の教訓として、お腹壊したときって、一番効くのはビオフェルミンなんじゃないかと。
日本の新ビオフェルミンエッスッ。これは劇的に良くなったので勧める。
食あたり水アタリ系の薬二種類飲んだけど気休めだった。
ネットが止まった
なんでも、トラックの事故で回線が切れたんだそうである。
こういう系だと、発展途上国って何週間もかかる(のに利用料金はきっちり請求される)
んだけども、今回はたったの三日で直った。
停電した
米を炊いているときに停電するという不幸。
PCのモニターがぶっ壊れた
これまた、前日まで何も問題なかったモニターが突然死した。
買ったばかりなので諦めきれず、
「フィリピンナンバー1と言われる伝説のPC修理屋の家」(ホントかよ)に
わざわざ行って持ち込んだところ、新品買った方が早いと言われ撃沈。
時間とガソリンを浪費しただけであった。
だから、この記事は小さいディスプレイで書いている(涙)
猫に本気で咬まれた
今日、書類整理をしていたら、猫がいきなりガチ本気咬みをしてきた。
これはマジでヤバイらしく、明日抗生剤を探して飲もうかと迷っているところ。
起きたら腫れをチェックしなくては。
上記のことは、全部今月の話である。
ちなみに、来月もどうせ、この程度のことは起こるだろう。
海外生活というのは、常にこんな感じである。
海外にいると、問題解決能力があがってくる
思うに、海外にいると問題解決能力はあがる。
トラブルが有りすぎて、基本的に麻痺してくる。
もちろん、ガッカリしたりションボリしたりするけども、それよりどうやって
解決したらいいのかということにアタマが向いてくる。
(少なくとも私はそうである)
そういえばこのあいだ、缶切りが無い家でスプーンを使って缶を開けたんだけど、
フィリピンに住んでいると、こういう知識は山のように増えていく。
ナットとネジを使ってナットを回す方法とか、
栓抜きナシで栓を開ける方法とか、そういった使わない知識だ。
「断水対策で除湿機を買う」というような知恵を考えるようになる。
コンドの火災報知器が動いたら大変な賠償になるので、初めっから切っておくとか、
そういう知らないほうがいいけど覚えておいたほうがいい系の経験も、
住めば住むほど増えていく。
わたしはコロナ下で酒を密造しようとしたことがあったんだけど、
それに近い考えとして、周囲の日本人は自家製納豆を作ってみたり、
自家製石鹼を作ってみたりしている人がいる。
海外にいると、日本で手に入らないのは品物だけでなく、全体的に手に入らないので
じゃあ自力でなんとかしようという発想になる。
かつて、ドデカイパラボラアンテナを設置して、なんとか日本の放送を受信しようと
した人がいたけど、基本日本人というのは努力をしてしまう民族なので、
現地にいると、本当に創意工夫して生活している人が多いものだ。
というより、そういうことを楽しめる人が、長く海外に順応できるとも言える。
PLDTやスカイの本社を何度放火しようとしたか分からないという人は多いであろうが、
あの衛星インターネット「スターリンク」。比でもサービス開始しそうだ。
わたしの周囲では、早一名契約者がいる。結論としては、結構途切れる。
繋がった際は爆速。ちょっと工夫がいるようだ。比よりも後進国向けなのかなと思う。
こういった、いわゆる海外経験というのは、素直に先人に教えてもらうことも大事だ。
なんでも自分で解決したいだろうけど、フィリピン住んで20年、みたいなひとって、
やっぱり知識も工夫も知恵もあり、様々な情報交換ができるものだ。
わたしは「在住3年で一区切り説」なんだけども、3年以上住んでいる人なら、
一度同胞とライフハックを交換してみたらどうだろうか。