マニラ情報収集でnoteは読むな!

noteでマニラと検索してみてブッ飛んだ。
不確かな情報が、さも現地の情報でございますというように羅列されていたからだ。松田優作「なんじゃあこりゃあ」である。

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どの記事を読んでもスッカスカである。それも全部実体験です!という風に書かれている。
いつからこんな風になっちまったのか知らないけど、いくらなんでも酷すぎるという印象しかない。
さすがに全部は読んでないので、なかには優良記事もあるんだろうけど・・・・

落ち着いて読み込んでみると、それなりにまともな記事も散見されたんだけど、これもうほとんど「地球の迷い方」である。

『マニラのタクシーは半分以上メーターが付いていない』だの
『NAIAは世界最悪の空港』だのといったブログが、ワリと署名記事風に書いてある。

もちろんNAIAは世界最悪の空港ではない。下から12番目くらいである。
フィリピンのマスコミが世界最悪と言っているので釣られているだけで、これはまだいい。

マニラのタクシー車両にメーターは半分以上ないというのは、これは嘘である。
わたしはマニラのタクシーに1000回以上、いやもっと乗っているだろうけど、そんなタクシーには一度も乗ったことが無い。

マニラは渋滞がヤバイ!というのも誤り。これをクチにした時点で、あなたは旅行者ですと自白しているようなものだ。
解説する資格がない。マニラの渋滞というのは、慣れてくればアレが正常なのである。

治安情報については、ほとんど壊滅的だ。マカティのコンドに住めばいいと思います!なんて記事しかない。
じゃあ住めばいいんじゃない?一歩でたらセキュリティ守ってくれないけどどうすんの?グラブか?

noteは読みごたえのある記事が多いと聞いて、楽しみにしていたけど、正直ガッカリであった。
グリーンベルトで美人局にあっただの、空港タクシーで350ペソ請求されただのといった、「だからなに?」という情報ばかり。
要は、まだマニラに来るのが早い人らが来た結果、案の定アブナイ目にあって、それをさも大冒険といった風に記事にしているわけである。

これも時代なんだろうか?
一般的に、海外旅行というのは、まず韓国だのシンガポールだのといった地域にまず数回行き、香港、台湾なども回り、
すこしづつインドネシア、マレーシア、タイあたりを経験して、いよいよフィリピンという手順を踏むものだと思っていた。

ところが最近だと、初パスポート、いきなりマニラ!という人も少なからずいるようだ。

わたしはマニラに住んでいるので、日本人がマニラについて書いてくれることはうれしい。
なによりマニラを知ってほしいと思うし、冒険というのは若者の特権でもある。

それにしても、noteを読んでいて思うのは、あまりの無防備さである。

タクシーのボッタクリ記事ばかりあるけど、それは、あなたがナメられただけである。
わたしだって、カリワもカナンも分からない日本のガキが乗車したらボッタくる。ここはマニラなのである。

「メーター押してくれませんでした!」と叫ぶ日本人よ。いったい誰にその不満を叫んでいるのか。
ボタンは一番右のデカイボタンだ。自分で押すくらいのことをしてほしい。それこそ帰国したら武勇を誇れるだろう。

マニラでは、メーター押さないヤツがいたからオレが押してやった!くらいのことは当然アリだ。
イキがってるならカッコつけてみせたほうが、人生面白いとおもうんだけどな。

あとでnoteに「マニラの治安はどうのこうの」とキーボードカチャカチャやってるお前が、一番情けないと思うんだけど。

わたしの読者にだけは届いてほしい。noteでマニラの記事は参考にならない。