日本不法滞在の抜け穴に対して思うこと

以前にも何度か書いたんだが、日本で不法滞在した外人ってのは５年の入国禁止を打たれるんだけども、逆にいうと５年すぎたらまた日本に入国してくるんよね。

これだけでも問題なんだが。実はこの制度にも「外免切替」みたいな抜け穴があって、日本でＶＩＳＡ切れとなってから、自分で入管に通報するという荒業がある。（←ハ？）

当然、日本政府はＶＩＳＡ切れという判断をするので出国命令を出すんだが、その「ほとぼり」が覚めるのは、わずか一年なんである。

つまりどういうことかというと、日本住の外人は、そろそろヤバイとなったら強制退去ではなく、出国命令のほうで、日本を自主的に出ていくのだ。いわば「うっかり失効」みたいなペナルティ制度を利用するのである。これを上手に使えば、たった一年ガマンすれば、またリセットされて日本に入国できるのだ。

日本で悪い事しても５年でリセットはおかしい

前々から思っていたんだが、日本で強制送還食らった外人のペナルティ。再上陸許可５年は短すぎると思う。実はこれ、待っている外人かなり多い。５年すぎたら観光ビザで入る気満々の人々は相当数いる。５年待てば、日本にまた観光で入国できるのである。
前述したように、強制送還手前の出国命令のほうを活用する人も多い。
こういった人らに観光ビザを出してしまう在外大使館にも問題があると思うが。我々の国は「出入国絡みで問題を起こしても時間が過ぎたらＯＫ」という制度自体に問題があるんじゃないかとおもう。日本にもブラックリストは存在するが、それはかなり限られた人しか乗らないようだ。

悪質な外人はブラックリストに載せるべき

せめて、入管に二度三度捕まったとか、国内で犯罪を犯したとかいう人らに対しては、日本はもっと厳しくしたほうがいいように思う。
日本の入管は、外人に対して甘い部分があるんだが、それなんでかっていうと、外務省にも問題がある。
在外の日本大使館が、なんでもかんでもＶＩＳＡを発行してしまうってのも、実は大きな問題だ。大使館発行のＶＩＳＡを持っている外人については、日本政府は水際で信用するからだ。

日本の役所は形式主義、官僚主義なんで（当たり前だが）書類さえ揃っていれば通ることも多い。もちろん優秀な人間が見抜くこともあるだろうが、法制度が緩い以上、現場が一生懸命頑張っても、外人の悪さを止めることは、おそらくできない。数が多すぎるからだ。中国人なんて、毎日何マン人単位で入国してくるんだから。

こういった、ちょい悪外人に対して、日本政府は、もう少しきめ細かいペナルティを課してもいいんじゃないのと思う。
また、「５年たったらリセット制度」を止めて、強制送還されたヤツらは個別審査という形で、実質入国させなくってもいいんじゃないの。我々は、そういった外人が日本に入国してこなくっても、なにも困らない。

また、ルールを守って日本に来る一般外人に対しては、諸外国同様のルールを入れたらいいと思う。例えばウッカリＶＩＳＡ切れについては、一か月以内なら、一日当たり1000円程度の罰金で済ませるとかね。