比在住者から見た「ルフィ」事件(4)

(4)である。今日は渡辺さんのIDの話。今日もサンミゲルライトを友として書いていきたい。
それにしても、フィリピンブログ数多あり、夜空の星ほど情報があるというのに、どうして日本側はおかしな情報ばかりなのだろう。

 

どうしてこんな話になってしまうのか?

以下の記事は、職業作家の人。すごい取材力だと思うけど、よく読んでみるとおかしい。

 

正しい解説をしておこう

このカードはTINと言う。黄色いTINなので旧型である。(現在は緑色である)
何かというと、これは納税番号のようなものである。在留証明と一切関係ない。比の入国時に見せる必要もない。
イミグレーションにリクエストされることも無い。一切ない。

フィリピンのIDには、弱いIDと強いIDの二種類がある

フィリピンでは、身分を証明するのに必要なIDというのが大きく分けて二種類ある。
(強いID、弱いIDと言われて区別されている)

この国では、なにをするにもID,ID。何かするには全てIDが必要な国といってもいいくらいIDを使う機会がある。
このTINカードは「弱いID」である。弱いIDは銀行口座解説の身分証明としては使えない。

TINカードで銀行口座開設ができたひとは、ひとりもいないだろう。比人だってこれじゃ作れない。
これは自信がある。断言してもいい。

 

この記事のどこがおかしいかわかりますか?

 

この記事もスゴイ取材力だとおもう。写真という説得力は物凄い。ただしやっぱり文面はおかしい。
まずフィリピン人の戸籍ってなに?フィリピン人に限らず、海外の人に戸籍は無い。(出生証明書のことだろうか?)

次に、もしも「戸籍」を買ったんだとしたら、免許を偽造する必要が無い。正規の免許を買ってくればいい。

ただの偽造免許だと思う。

この免許のおかしいところは、まず上記の2x2の写真とカードの写真が同一であることだ。
比の免許は本人出頭、写真は当日撮影である。住所もおかしい。
おそらく偽造なんだろうけど、どっちにしてもこの免許だと身分証としては使いにくいと思う。素直に日本国籍としたほうがいいとおもう。