マニラ空港送迎:NAIA-1 JAL成田

マニラに行きまーす、ハーイ迎えに行きまーすという会話までは楽しいものだ。親しい友人が来るとなれば、再会に心も弾む。
で、何便で来ますか?「成田からJALで!」と言われると・・・こっちのテンションはダダ下がりだ。何故JALで?
もうほんっと、日本からJALのマイレージプログラムを消滅させたい。

このNAIA-1という空港は、世界のダメ空港ランキングを、毎年毎年。毎ッ年毎年受賞している空港だ。
もちろんピックアップは最悪である。

このNAIA-1は、搭乗者以外、空港に入ることができない。(※NAIA-1以外のマニラの空港は入れます)

空港入口で搭乗券を見せろと言われるので、パスポートコントロールから出てきたところで声をかけることが出来ない。

だから、成田からマニラに来た人は、迎えを依頼したとしても、まず自力である程度なんとかしなければならないのだ。
今日はその「自力でナントカ」する方法を教えよう。

入国するときの流れは青い矢印だ。ほぼ直線に行けば良い。赤い矢印までは、誰でも分かる。ただの出口だ。

さて、到着して自動ドアを出る・・・前に!もしもあなたが、フィリピン・ペソを持っていなければ、この自動ドアを超えてはならない。
このドアは一方通行となっていて、外に出たら再入場はできない。一瞬でも出たら、セキュリティに止められる。
だから、出る前に最低でも500フィリピン・ペソ程度あるかを確認すること。両替所が開いていれば交換することだ。なお100ペソを何枚か崩すと良い。100ペソ札10枚あれば、マニラ市内のどこでもいける。だからその分の紙幣だけは持っておくこと。

外に出たら、徒歩圏に、両替できる場所は無い。一国の首都の国際空港第一ターミナルがコレである。

だから、もしもペソが無いまま外に出てしまったら、まだ日本人がウロウロしているうちに声をかけ、レート無視で、円ペソを交換してもらうべきだ。
なんなら「アッ同じ便ですネ♡一緒にタクシー乗りませんか?」くらいの図々しさがあってもいい。

外に出ると道路がある。(赤い矢印)ここにはお値段お高めの、黄色いイエロータクシーがいる。

実は、ここを左右どちらかにずっーと歩いていくと、下に降りる階段がある(出発階に行く)ので、普通のタクシーを拾える可能性はグンと上がる。到着して、降りたタクシーに、そのまま乗り込めるチャンスがあるからだ。
ただし遠いし、階段は狭い。荷物が多いだろうから、あまり勧めない。

ポイントとなるのは、外に出たら道路を渡って直進し、スロープを下ることだ。ちょっと不安になるかも知れないが、いいからそのまま正面の、薄暗い道に行ってほしい。

なんだこりゃ、である。降りると、このような場所に出る。待ち合わせポイントと書いてある。エッ?ここが?冗談でしょ?
(※道路を渡ることはできません(苦笑))

到着した客は、右の看板部分(ABC・・と書いてある。順にDEF・・となっている)で待つ。道路を挟んで左側に、待っている人々がいる。
迎えに来た人は、この柵から、道路越しに「おーい」と声をかけるのだ。距離があるから、叫んでも手を振っても、客はなかなか気づかない。
ようやくお互い気づいたら、自分のクルマを駐車場から出して、この道路まで回して乗せるという仕組みになっている。
待ち合わせというのは、空港に必須の機能だけど、NAIA1は出来ない。

到着した人は、インターネットや電話が無い場合もあるので、空港送迎者は連絡が取りにくい。だから探し回ることがある。

でもNAIA-1は探し回ることさえできない。イスラム解放戦線あたりが爆弾をしかけるのは大抵NAIA1なのは分かるけど、無意味なセキュリティが多すぎる。だからただクチを半開きにして、看板を注視することしかできない。
駐在員に覚えておいて欲しいんだけど、上司の出迎えがあるならANAに乗ってきてもらったほうがいい。

これがJALの深夜便なんかだと、客は不安で一杯になるし、こっちはどこにいるか分からないしで、文字通り右往左往する。
(NAIA-1 JAL深夜便は、他の国際便も来るので大混雑するのだ)

『NAIA-1に到着したら、ABCの看板の柵の道路前で待っていてください。場所は、周囲に聞いてください』こんな不親切なことしか言えない。

 

NAIA-1で待ち合わせをしない

わたしが一番推奨するのは、NAIA-1で待ち合わせをしないことだ。もしも予約していたならキャンセルして、T2、T3到着の便にしたほうがいい。

ここで待ち合わせることが出来るのは、過去に何度か来たことのあるリピーター、比の電話番号を持っている人、複数人で渡航してくる人など、限られた人だけだからだ。

初海外、初マニラという人は、成田JALは乗らない選択も検討してみよう。

もしもあなたが千葉県成田市に住んでいて、家は江戸時代から続くJAL一族であり、会いにいく彼女がボーイングにお勤めで、今回は仕事で会社指定便で、自身は清水エスパルスのファンだっとしても、初海外、初マニラでNAIA-1は使うべきではない。
世界中ナンゼンとある国際空港で、常にワーストと言われるこの空港に、いったい何を期待するのか。それだけの理由があるからだ。

ではどこで待ち合わせればいいのか?マニラのタクシーは危ない、ボッタクリという噂もあるが、なるべく空港から近い場所まで乗ればよい。
500ペソもあれば充分乗れる。

一番良いのは、前述したように、黄色いボッタクリタクシー(メーター使用である)にサッサと乗ってしまい、初日はNAIA1最寄りのホテルに宿を取れば良い。そこで知己に会えばよい。迎えに来たひとはエアコンの効いたロビーで、あなたが来るのを待っていられる。
・・でもそんなことより、JAL成田便にさえ乗らなければいいよね?節約になるわけでもないし。

 

NAIA-1から激安でマニラ市内まで行く

「いやー・・・空港からタクシー?ハッ!!・・・オレ、そういう生き方してないんで・・・」というロックな人は、以下の地図を参考にしてみよう。

距離はある。自分の端末で計測してほしい。

NAIA-1からタクシーに乗れない現地民というのは一定の割合でいるのだが、荷物さえなんとかなれば、この距離は行けないことはない。
この主要道路までいけば、マニラ市内までバスで行ける。日本大使館方面に向かっていけるのだ。
この丸で囲った部分には、あなたと同じようにデカい鞄を持った人たちがバス待ちをしている。晴れた日中であれば挑戦してみてもいいだろう。
100円もしない金額で市内にいける。

 

(記事の一部を削除しました)

JALで成田マニラ。少なくても3回くらいマニラにきたことがあって、空港からホテルまで自力で来れる人以外利用しないで欲しい。

(記事の一部を削除しました)