KAMIKAZE EAST WEST AIRFIELD カミカゼイーストエアフィールドガイド アンヘレス・フィリピン・神風
カミカゼ・イースト・エアフィールド
東カミカゼのばしょ
今回のパンパンガ旅行は、旅行者1,アテンダー1、わたし運転手という役目だったので、ただ運転するだけの気楽なもんだったんだけども、旅行者のリクエストが「特攻隊の史跡をどーしても見たい!」というものだった。ふーん。じゃあ行きますかということで、両方いくことになった。
アンヘレスでは、このカミカゼ史跡はふたつある。西カミカゼと東カミカゼだ。だから、カミカゼだけでテキトーに検索すると、目的地を間違える場合もある。まずここに注意してほしい。
当日。まず東カミカゼに行くことになったのだが、グーグルの写真が秀逸だった。
・・・・・
なんですかこの鳥居。いや鳥居もどき。いや鳥居に類するもの。もしかしたら鳥居のようなものは。中韓国人のナンチャッテ日本食レストランでよくみる鳥居じゃないですかーやだー・・・・
いやいやいや。この史跡。絶対日本人関わってないだろ!!という第一印象だったので、正直イヤな予感がしたのである。
もしかしたら、どっかの半島のナントカ像みたいな、イヤな気分になるブツなんじゃないだろうか。
そして、コレもんである。これまた ひいき目に見ても陸軍旗もどき・またはそれに類する旗であるw
こりゃあもう、間違いなく日本側は全く関係ない史跡なんだろうな、というのが事前の情報であった。
地図をみてもらうと分かるが、東カミカゼの場所は国道と高速のインターにほど近い、クルマビュンビュンの場所にある。ので、ジプニーでもタクシーでも簡単に行くことができる。我々は車で行ったのだが、近くのガソリンスタンドに駐車して徒歩でいけた。
この像がワリと有名なんだそうだが、これは神風と一切関係ない、史跡の隣にあるモニュメントであるw ウッカリ「これかー!」なんて感動しないようにw
到着
まず「KAMIKAZE(DIVINE WIND)」という看板がある。もちろん厳密には間違いであるが、KAMIKAZE のほうが通りがいいので仕方ないだろう。
ほんで、事前情報通りの残念鳥居をくぐると、
このように、陸軍旗と比国旗を背景に、皇軍兵士の像がある。一応ゴミは一つも無く、ある程度の管理はされているようだ。
国旗が色あせているのに憤慨していたが、現地で見てみると、風景とよく溶け込んでおり、それほど違和感はない。むしろ時の洗礼を受けてなじんでいるようにさえ思えた。
そして。なんといっても。
メチャクチャカッコイイのである!コレはイイ!!国を憂う、若き荒鷲である。実に良いのだ。こんなもん防衛省の正面玄関に飾らなければ嘘であると思えるほどの出来であった。
これは写真ではなく現地で見て欲しい。マジでイケメンなのだ。視線の先は故国か宮城か。胸に迫るものがある。なにやら戦争反対的なモノなのかと思いきや、実はそうではなかった。
比側が建立した特攻隊の史跡なんて大したことねぇだろと思うなかれ。見に行って良かった。
西カミカゼ kamikaze west airfield
ここは行き方要注意である。グラブで行ったという猛者もいるようだが、基本、車かレンタカーで行くのが無難。他の方法は厳しいだろう。
地図上で見ると、道路のすぐ脇にあるように見えるのだが、その通りである。これで合っている。しかし、ちょっとした丘になっており、道路側からはまったく見えない。そして案内の看板等も当然ない。でも、ここで合っているので俺を信じて欲しいw
この太い道路までは誰でも来れるのだが、この側道すぐ脇は検問所になっており、一般車は入れない。グーグルの口コミでは「許可が必要」「空港事務所に行け」等と書いてあるが、結論からいうと許可など要らない。多少フィリピン慣れしていれば検問所など通れるものだ。もちろん運もあるだろうが。なお、検問所から西カミカゼは徒歩一分である!だから検問所前で降りて、カミカゼカミカゼ言えば、運が良ければ通れるであろう。なんでもやってみることだ。わたしの場合は、アレコレ質問された。わりとめんどくさかったが、10分くらい話していたら通してくれた。
「第二次世界大戦に於(い)て日本新風特別攻撃隊が最初に飛立った飛行場」と、英語ではなく日本語のみで!デカデカと書いてある。
こちらは日本側が建立したものであり、きちんと神風(しんぷう)と記載されている。最近出来たそうだが、管理状況は最悪といっていい。
ジャングルを切りひらいた野原に、異様にポツンとあるのが「西カミカゼ」だ。予算の都合だろうか、石板ではなくプリントである。
それでも、小さいながらも仏像と、誰が置いたか靖国神社の神酒が据えてあった。
もしも日本人として、英霊の御霊に想いを寄せたいなら、ここに来る際は清掃道具と神酒を持って行くのが礼儀だろう。なにしろすぐ隣がジャングルみたいなところなので、放置すればすぐに痛むこと間違いなしだ。この記事を読んだかたにお願いしたいが、是非ゴミ袋のひとつも持って行って欲しい。手で草木のツルを取り払うだけでもいい。そうでもしないと、多分数年で自然に覆われてしまい、ラピュタになってしまう。
カミカゼの清掃に来たといって掃除用具を見せれば、検問所も納得してくれるかも知れない(?)そんな言い訳をする必要は、本来無いのだが。
入場料無料の代わりに、日本人同士、ちょっと清掃してもらうと助かる。行けば分かるが、マジでそんな感じなのだ。
フェイスブックで物議になったらしいが、小久保というヤツが、勝手にこの石板を設置したらしい。アテンダーは「許可なく勝手に設置したんですよ!」と憤っていた。俺は別になんとも思わないが、ネット上では話題になったようだ。
観光したら風呂いこーぜ
アテンダーに連れていかれたんだけども、両方行った後、バリバリの韓国サウナにいった。
ここがまた、お湯とサウナの温度がドンピシャであり、実に良かった。散髪とアカスリも、ちゃんと稼働していた。
おまけ地図