日本でバイトしたらこうなった(1)

 

今年の年末年始は予定が少なかった。忘年会、Xmas会等、例年のお誘いがあるにはあるが、なにか物足りない気分であった。仕事のほうも一区切りで、時間が空いている状態となった。

そんな折、以前「マニラの置屋」探検をした若者が、年末年始 日本に遊びに来ないかというのだ。なんでも、若者は、ファミリータイプのデッカイマンション一戸に独りで住んでおり、ヒマでしょうがないという。

俺は「せっかく日本にいくなら働こうかな」と言ったら、別にそれでも良いというのだ。

じゃあ、今年の年末は日本で!!ということで。11月から日本に居たのである。(帰ってきたのは今日だから、まる二か月居たことになる)

多摩センター駅から始まるワイの旅

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というわけで。遠路はるばる やってきたのが多摩センター(東京都)である。(若者のマンションがここなのだ)サンリオピューロランドや多摩動物公園のある地。

駅で若者と待ち合わせをしていたんだが、会うなりビックリした。

え?

なにその恰好….

本人はサンダル、短パン、半そで。 一応、真冬の日本なんだが…

—さすがフィリピン帰り…面構えが違う…

というわけで合流し、思い出話に花を咲かせたんだが。

一緒に暮らし始めたのは良いものの、結局毎晩、酒を呑んで寝る生活。それに、当の本人は毎日パチスロ屋に行くので、俺はやることがない。数日で飽きてしまった。

そしたら若者が『じゃ、配達でもやります?』というのだ。

なんでも、昔配達アプリの名義貸しをしていて、そのアカウントが生きているから、ヒマならやってみたらいいじゃないですかというのだ。原付もあるという。

ほほぅ…

「いやー。昔ベトナム人に名義貸してたんですよね!」とかいって、UBER(ウーバー)とMENU(メニュー)というふたつのアプリを入れてくれた。

原付は、ボロイTODAYである。(誰かの家に勝手に停めてあった…)バッテリーはキックでしか回らず、しかもウインカーが死んでいるという、なかなか香ばしい仕様である。

あのさ。UBERバッグとかないの?

「無くても行けますよ」

ホントかよ…え。どうやって運ぶの?

「そんなん適当に引っかけて、持っていきゃイイんスよ」

いいのかよ…

ほんで、アプリをガチャガチャ弄っていたら、アッ!注文が入った!

『ほっともっと 560円』

おおおおお…

これで560円貰えるんか…

え?弁当?これ、この原付で配達して大丈夫なん?

「余裕ですよ」

斜めになったらどうすんの?

「余裕ですよ」

余裕なのか…じゃあ大丈夫だな!!

 

ということで。冬の寒空。ボロイ原付で、ワイは配達してみることになったのであった。

つづく

 

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