法律を破って世の中の為になったらどーすんのか?

 

去年の今頃だったか。結構激しい議論になってしまったことがあるのでご紹介。

議論の相手は「俺は絶対に悪いことはしない。そういうヤツは死ねばいいと思っている。自分はこれまでの人生で真っ白で生きてきた。恥ずかしくない生き方をしたい。それを貫き通す!」という考えを持っていた。(←マジでこんなことを断言していた)

わたしは全然そんなこと思わなかったので、彼とは激論になったんだが、この手の話というのはお互い妥協点は見いだせないものだ。オチとしては『俺には俺の考え方があるし、お前にはオマエの考えがある』ということで終わった。

さて。読者の皆さんはどうだろうか?マニラに住んでいると、いろんな話も聞こえてくるわけだが、どのように生きて行けばよいのだろうか。

法律を破って世の中の為になったらどーすんのか

俺は別に人を殺しても良いとか、児童をレイプしてもよいとか、そういうことを言っているのではない。ただ、法律に定められたことを厳密に守っていては、ヒトは生きづらいんじゃないかとおもう。
まして、海外に住んでいる日本人では、こういう考えを持っていると苦労するんじゃないかなとおもう。

少しばかり実例をあげよう。例えば、退職代行モームリ。一応上場も果たしたわけで、ベンチャー企業として成功した会社だろうと思うが、コレ。散々言われていたように『弁護士法違反なんじゃねぇのか』と騒ぎになって、いま揉めている。

また、例えば、面接も何もなしで働ける「タイミー」も、労働者の権利ダダ無視をした結果(笑)おそらく来年あたり、大大大炎上するんじゃないかと思っている。労働債権の時効は3年だから、これすぐに訴訟になると思うわ。

さて、このふたつの企業。はじめから「法律を遵守しよう」という考えだけだったら、そもそも創業されてない。言ってみればグレーのまんま、儲かるからイケイケでやってしまった結果、日本社会に叩かれることになったわけだ。(この二社。法的にグレーだなんてこと、十二分に承知した上でサービスを提供していたであろうことは容易に想像できる)

で。このふたつの会社。どうして大きくなったかっつーと、需要があり、ひとに喜ばれるようなサービスを生み出し、提供したからである。エライのである。なにもオレオレ詐欺をしたわけじゃない。まともに働いて稼いだんだが、元々法に引っかかっているようなことを知りつつ突き進んでいった為、今になって炎上しているのだ。

フィリピンではバイクタクシーのジョイライドや、個人タクシー配車のグラブが一大勢力になっているが、これは日本と違って規制が緩め、結果として法を遡及適用してして、現実のほうに法律を合わせた。このふたつのサービスは人々に根付き、フィリピン社会の役にたっているんだが、このふたつだって元々フィリピンでは違法だったのにスタートしたのである。

わたしは、人々が素晴らしいと感じて、誰もが認めるサービスを提供する会社はアリだとおもう。法律のほうが時代に追いついていないことだってある。(だって法律って、アップデート遅いもんな)違反しているからといっても、現に世の中の役に立つならば進めるべきだとおもう。それが商売人の発想なんじゃないかな。

以前、マニラでこんなことがあった。フィリピンの子供たちにワクチンを打つボランティアとして、日本から医師が来て治療を行ったんだが、日本人なんといったか。

フィリピンの医者免許持ってないのに、子供に注射打つのは違法だ!

と言い出したのである。バカじゃないだろうか。現地で誰も問題にしてない。

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そもそも、比で毎年ある台風被害ん時、チョコチョコ自衛隊が来て手術や注射もやりまくってるんだが、彼らだって比の医師免許なんて持ってない。(でも現地のひとは、涙を流して喜んでいた)
現地の新聞には「日本ありがとう」と一面に掲載され、大統領も比日の友情に敬意を表し、日本軍は国民の命を救ってくれたと言っているのに、である。

フィリピンの医者免許持ってないのに、子供に注射打つのは法律違反だと?

こういうバカが日本に一定数いるから、いつまでたっても我が国は「コンプライアンスがーーーー!!」と叫んでばかりで、国が発展しないんだろう。

もちろん法律は守った方がよいだろうが、もっと根本的なこととして。誰かの役に立つこと。ひとに感謝されること。その中で利益を得て、かつ国の為にもなることならば、これは「絶対悪」ではないと思うんだが。

世の中を甘く見ている若きベンチャー企業だったら、成長後、法と戦うくらいの気概を見せて欲しい。俺は応援する。

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