パスポートを激安切替する裏技は今どうなっているのか

日本国旅券。パスポートは、かつて激安で切り替えできる裏技があった。

本日、パスポートの件で相談に乗ったので、ついでにブログに小話でも書こうと思う。
なお今日は、グリーンウィッチのアイスティーにGINをぶち込んだシロモノを飲みながら書いてます。

 

かつてあった、パスポートをほとんどタダで切り替えられる方法

別に偽造するという話ではない。

海外のお国には、当然日本国大使館というものがある。
そこにブラっと行けば、簡単にパスポートを切替発給してくれる。

日本国内のようにメンドクサイ事やヒアリングは一切ない。古いパスポート持ってって、
写真とカネを持参すれば2日くらいで出してくれるのだ。

パスポートの券面には、大使館発行であることが明記されるが、別に使用する分には
国内発行のものと何も変わらない。

在フィリピン日本国大使館は、10年パスポートの場合6500ペソである。
だいたい日本で発行するのと変わらない。

なお、海外発行の場合、当然住民票の提出なんざ要らないので、その分は安くなる。
またおかしな話だが、日本国大使館で円は使えない。

 

この「大使館発行」を利用すれば、パスポート切り替えは激安で出来る(た)のだ。

やりかたは簡単。公定レートと市中両替レートの差を使う。

 

世界にはいろんな国がある。いわゆる為替を変動させずに、公定レートで運用している
国もある。

こういう国だと、市中で両替できる実質レートと、政府が発表している公定レートとの
差が、何倍も差があるということが起こり得る。

 

で!

我が日本国は。ああ!流石お役所である!
ちゃーんと、その国の公定レートで計算しているのであった。

ということは、そこの国に行って、そのへんの両替商で現地通貨を手に入れて、
大使館で切替申請すれば、実に安く、おニューのパスポートが手に入ったのだ。

 

かつて、この手が使えたのはミャンマーである!

ミャンマーは、実は勝手の良い国だ。なにしろタイの隣国である。
パスポートが切れそうな時期を見計らってタイに入国し、ブラブラとミャンマーまで
陸路で行って、パスポートを切り替えて帰ってくる。

タイのビザランをしている人なら、都合の良いことに古いパスポートのスタンプも
見せなくて良くなるので、一石二鳥の小技でもあった。

 

ところが、外務省の方々はコレに気づいたらしく、今、在ミャンマー大使館では
「円相当の現地通貨」という、玉虫色の表現を使って、どうやら実勢価格を徴収しているらしい。

ひどい。酷すぎる。どうして我が国の政府は、旅行者のささやかな節約術をも封じるのであろうか。

 

 

パスポート激安発行国はないのか?

というわけで、令和の現代において、激安発行国を探してみたところ・・・あった!!

あったのである。公定レートと実勢レートがかけ離れており、なおかつ公定現地通貨レートを
大使館が採用している国が!!!

そこは!!

 

・・・・・イラン・イスラム共和国である。

・・・・・

 

イランかぁ・・・。

観光として行く分には確実に面白そうなんだけど、アメリカ入国しにくくなるという、
非常にめんどくさい国である。

在イラン大使館では、令和5年現在、ちゃんと現地通貨でパスポート発行をしていた。
うむうむ。

10年パスポートの場合、3200万リエルである(笑)

これは、今日現在のイランの市中レートでいうと9400円である。

うおおおお!!約六千円も浮いたのである!!!これはデカい!!

いやー。六千円も安くパスポート切替申請できるなら、こりゃもうイランに行くしかないだろ!!

 

・・・とはならないよなぁ・・・

このワザが使える「オイシイ大使館」って、もう無くなっちゃったんだろうか。