テコ(teko)を利用してみた件(2)
(2)書くの忘れてた。
えーと。1では結局修理できずに掃除だけして帰ったところまで書いたんだっけね。
読んでないひとは1から読むように。今日は青島ビール、たっぷりのんでます。
期待していない来訪
ぶっ壊れたエアコンを掃除して、カネ受け取って帰った。うん。次の日来るわけないよね?
いつものパターンだったらそうである。
しかし、彼らは来た。マジでちゃんと来やがったのである。
それもユニバーサルコントローラー持参である。
きっと、ああでもないこうでもないをするんだろう。と思っていたら、案の定。
彼らはああでもないこうでもないと、動かぬキレイなエアコンを弄りまわしていた。
日本だったら、こういう場合業者に任せて放置できるんだけども、フィリピンの場合
盗難があるので、工事中は誰かが立ち会って、この「ああでもない」を眺めていなければならない。
誰が眺めるのか。俺である。
というわけで、オレはスマホを弄りながらボゲっと工事を眺めていた。
ヒマである。
ああ・・・ちゃんと、日本人の家というのに気を使って、靴を脱いでくれたなぁ・・・
エライなぁ・・・
でも、足の裏がド汚いから、意味ないな♡
漫画の犯人の足跡みたいに付いてるなぁ・・・
あとでモップかけなちゃ・・・
なんてことを、ボゲーっと考えながら、無為な時間を過ごしていた。
結局、いじくりまわした結果、なおらないという結論に達した。うん。知ってた。
ということは?お金は貰えません。当たり前だけど。
「おやおや?エアコンがなおらなかったのかい?じゃあギャラは払えないねぇうひひひひ」
と言いかけた刹那。
いやその理屈はおかしい
彼らは動かないとみるや、エアコンに穴をあけ始めたのである。
そしてメインコンピューター自体を取っ払ってしまったのである!
そんで、後付けリモコンだけを露出させて、命令を出せるようにした。
ちょっと文字では説明しづらいんだけど、要はエアコンのオンオフだけを
強制的に出来るように改造したということである。
あくまでも一般論だが、普通こういうことをする際ってのはね?
お隣に座っている持ち主の同意を得るべきなんじゃないのかと思うんだけども。
というわけで、なんだか強制的にエアコンを動かす裏技的な魔改造を受けた
ワイのエアコンは、なんと問題なく冷えてくれるようになったのであった。
ただし送風部分が壊れて回りっぱなしであるが。
なんかすごく貧乏くさくなった気がするんだけども、再度冷えるようになったという
事実は事実だ。
まあいいか・・・
というわけでOKしたら、請求はなんと!
3500ペソ
ハ?
いやいやいやいや・・・あなた昨日850ペソ取りましたよね?
850+3500=4350ペソ。(約一万円弱)
これは最安のエアコン本体を買える値段である。
いや高ぇーよ!と思ったんだけども、めんどくさいんで払った。
っていうかこの状況だと言い値をやむを得ない。実際エアコンは復活したんだし。
そもそも、コンピューターが壊れたというトラブルに関して、一応直したというのは
エライのである。もっとも力技であったが。
というわけで、テコは「二度と利用しない」とまではいかないけども、やっぱり高いので
利用は最後の手段なのかなと思ったりもした。
伝統的なエアコン業者に頼む
話はこれで終わらないのだ。なんと、この修理をした一週間後、今度は別の部屋のエアコンが壊れた。
なんでこうなんのよ。
症状としてはコンピューターではなく、排水の異常である。排水が室内に漏れるようになったのだ。
これは掃除していないと出てくる典型的な症状である。
で、今回は伝統的な業者に頼んでみた。
結果。来たのは依頼三日後。
遅刻した罰が悪かったのか、ドアを開けたらルンルンで「もしもしあのね」を歌いながら入室してきた。
(※ヤチャンという日本人が10年くらい前に流行らせた歌である)
事前に日本人の家という情報を得ていたのだろう。まぁ、悪意は無さそうでなによりである。
価格は500ではなく600であった。コロナ後値上がりしたらしい。(ホントかよ?)
分解清掃は、テコよりもいい加減だった。段取りも悪い。モロに素人って感じである。
が、それでもそれなりにキレイにはなって、排水異常も問題なく解決した。
ただのクリーニングなら、伝統的ド素人業者でも充分こなせる。
結論:なんかもう次回から、自分でやれそうな気がするんだけども。