テコを利用してみた件:フィリピン家電修理オンライン!

最近、フィリピンのオンライン化が著しい。
ショッピーやグラブ、ジ―キャッシュは在住者のみならず、比人の生活や価値観まで変えてしまった感がある。

まさに今、フィリピンはオンラインサービス黎明期。今ならシェアNo.1を取れるという時代に
なったといえるだろう。

 

そんな中、フィリピンで(マニラだけではない!)家電修理しちゃいますよ!
というサービスが出現したので、さっそく利用してみることにした。

URLはこちら

サービスはというと、要はグラブフードやララムーブの「家電修理版」である。

良かった点

1.朝六時から指定できる。うまくすれば平日に問題解決できる。

2.時間指定はフィリピンタイムだが、それ以前にちゃんと来たという感動のほうが上。

3.明朗ではないが、プチボッタクリ程度。余計なチップ要求等はナシ

 

であった。

まず予約。入力箇所は多いがスキップもできる。
自分の家を指定するんだけど、googleマップを使っている上にエラーが頻発するので
近所の建物を指定してから、注釈として自分の住所を書いた方が早い。
いわゆるララムーブ式でイケる。

 

凄いのがリマインダーだ。予約したら携帯SMSとメールに、アホほどテキストが届く。

予約したぞ!ダレダレが行くぞ!(実際は代表者である)
いまから行くぞ!向かってるぞ!等々、とにかくリアルタイムで情報が届く。

頼んだのに音沙汰ナシの世界に住んでいると、これはちょっと革命的だ。

今回、わたしの予約は午前9時で、実際来たのは午前11時であったが、
10時ごろ「向かっている」と連絡が来たのはエライ。
(これは馬鹿にしているわけではなくて本当にエライと思っているので念のため)

オンラインなので、見積もり関係はごまかしようが無い。
今回は395ペソということだった。

しかし、正直いって、エアコン修理が395ペソで済むわけない。

それに、わたしはクリーニングもしたかった。エアコン修理しておいて、
クリーニングしないという選択肢は無いからだ。

ところが、このサイトは(あるのかも知れないが)ひとつの依頼しか選択できない。
なので今回は、ただのチェックアップという依頼になった。

 

で。

 

11時にテクニシャンが来た。三名で来た。うん。人数は多いほうがいいのである。

リーダーはちゃんとした英語を使って話をしてくれた。

開口一番「汚いね」という。

うん。知ってるよ。だからあんたがた業者呼んだんだよ。

というわけでエアコンチェックより先にクリーニング。
何も不満はない。三人がかりで一時間。すっかりキレイになった。

そして本依頼のチェックだ。
私の悩みは、本体の電源が落ちてしまうということだった。
これが今回の修理の本命なのだ。

だから、予備のユニバーサル・コンピュータを事前に持ってこいと書いておいたのだが、
当然、そんなものを持って来てはいなかった。うん。想定内である。

なんだかんだと格闘してくれたのだが、結果はダメ。
予備部品を手配するという。

通常であれば、その予備部品とやらは一年後か?二年後か?という話になるのだが、
今回は明日持ってくるということであった。

え?明日持ってくんの?マジで?

ということで、なかなか好印象である。持ってくるかどうか知らんけど。

そんで掃除のお金を払ってくれと言うことで支払った。800ペソほどであった。

これはハッキリいって高い。エアコンクリーニングというのは、伝統的に500ペソと
決まっており、ヒマな業者なら300ペソで持ち掛けてくるのが相場だからだ。

しかしながら、オンラインである程度手配できてしまうという体験だけでも
面白かったし、俺はもちろん文句なく支払った。それにクリーニングは完璧だった。

 

結論:

オンライン修理手配のテコ。ある程度高いが、まぁ俺の中ではアリだと思う。
そもそもエアコンクリーニングなんてものは大家に頼めば済む話なので、
この業者を使うならテレビの壁掛設置や故障系のほうがいいかもしれない。

一応、来た業者の腕はそれなりには良く、手際も良かったし、めんどくさい
トラブルはなさそうに見えた。

まだ一度経験したきりなので、評価としては断言できないが
「まぁこんなもんだろう」という程度の仕事はしてくれたように思える。

なにしろ今年。
セパレートタイプのエアコン取り外しをした際、業者がパイプごと
デッカイハサミでバツッと切り落とし、フロンガスが抜けたという経験をしているだけに

「多少の不満はあるにせよ、まともに当日来てくれて、ある程度の仕事はしてくれる」
という選択肢をひとつ増やせたのは大きいと思うが、どうだろうか。