フィリピンで停電になったらどうするのか

今日はハイネケンを飲みながら、停電について書こう。

「え?ウチは停電なんか無いよ?」とかいうジェネレータ付コンドに住んでいる読者様は、
えーっと・・チックショウ・・・・もう遊んであげないもん!なのである。

とにかく今日は、一般的にフィリピンで停電したらどうするのか?
ということを書こうとおもう。

 

さて。わたしの家は、だいたい一か月3回くらい停電する。瞬電も含めると月5回くらいである。

停電するしないというのは、フィリピンといっても広いので、なんとも言えないのであるが
やはりマニラが一番停電しない。

一説によると、とにかくフィリピンの発電所は、マニラにだけは全力で電力を送るので、
足りなくなったら田舎から先に停電させるという話があるが、あながち間違った話でも無いようだ。

特にマカティは停電しない。
本当にマカティは停電が少ないのでイラっとする。
だから停電したくないならマカティに住めばいいのである。本来。
マカティで停電したなら諦めもつく。

 

停電というのは慣れである

ま、わりとガッツリした停電というのは、年に二回くらいしかないんだけども。

人間。何でも慣れるのである。
どんな過酷な環境に陥ったとしても、現実に自分がそうなったら事実を受け止めて、
前に進むしかないのである。暗いけど。

 

 

まず、停電になるとする。当然、ブツっと電気が切れるわけだ。

「メラルコさん、試練を与えていただいてありがとうございます」まず。この一言。

停電!?何やってんの!?ではなく。

これまで電気を供給していただいてありがとうございますという感謝の心。
少しでもエコに貢献できたというね。宇宙船地球号に乗っている一員という自覚。
自分だけじゃない、みんな苦しいんだという公共心。
ワイの心に芽生えるのは、まずこの三点である。

「メラルコ死ね!使えねぇなカッスがボゲェ!」等と叫んだことは、一度もない。
ええ。ええ。ええ。ええ。紳士ですからね。ええ。ええ。そうですとも。

 

 

次に時間を見る。深夜ならそのまま寝る。夕方でも日が暮れるまでは何もしない。
日光さえあれば、家の中で掃除でもしていればいいのだ。
停電というのは、とどのつまり、日が暮れてからの時間が一番ツライからだ。

問題となるのは、大きく二点。

1.日が暮れる時間になっても電気が回復しない場合
2.停電が長い場合

フィリピンの停電というのは、焦ることはない。
30分もすれば電気は回復する可能性、大である。
停電したら、サリサリに買い物に行ったり、洗濯物でも畳んでいればいいのである。

停電が少し長い場合(おおよそ一時間以上の場合)初めて情報を見ればいい。

その時見るのは、ふたつの情報である。

あなたの停電情報は、このふたつで正確に情報を得ることができる。

1.ツイッター

2.メラルコの公式ページ

 

順番に解説していこう。

まず1.ツイッター

メラルコのツイッターアカウントは、計画停電を全てツイートしている。
これは大きな情報だ。

一応電力大手なので、「事前に停電させっかんな!!」ということを呟いている。
しかも前日には必ず言っている。

「そんなツイート追いかけられっかよ・・・」なんて文句を言ってはいけない。
マニラ以外の人に言わせれば贅沢な話である。

とにかく停電したら、モバイルからネットにつないでメラルコのツイートを見ろ!
もしかしたら計画停電で、長いものなのかも知れないからだ。

なお!!

メラルコの計画停電は、大体12時間と書いてあるが幅がある。
だいたい3時間くらいで終わることもあるので検討を要する。

 

次に、あなたの地域がなんで停電したのかを示すアラートがある。
これは、この記事を書いている、たった今の地図なのだが・・・

現在、マニラでは40ケ所が停電していることが分かる。(溜息)

 

URLはこちら

↑このURLはブックマークしておいて損はないぞ!

 

この地図は、メラルコに「電気無いぞ!」と叫んでいる客の通報リストである。

そんでもって「今向かってる」「修復中」なんていう内容も書いてある。

停電中は不安なものだが、この地図を見れば、少なくとも状況は把握できる。

「アッ!俺んとこの地区は復旧中だ!ヨシヨシ」なんていう情報は入るのである。
だからといって電気がいつ来るかなんて誰にもわかんないんだけどな!!

ちなみにこの地図。台風のときは、画面中が真っ赤になるので面白い。
特に比通の日本勢は、是非見て欲しい。かなり状況が分かるはずだ。

停電になったらどうするか

これは割と簡単だ。フィリピンに住んでいる人ならみんな、マイルールを決めている。

わたしの場合のルールを紹介しよう。

わたしは、三時間以上の停電。または午後7時くらいの停電の場合、
さっさと停電していない地域に移動してホテル泊することにしている。

これはわたしの経験則から導き出した方程式だ。

もしも、午後10時に停電が回復したら、移動してホテル泊というのは無駄だったことになるが、
一切後悔はしない。なぜなら、

1.停電が長引いた場合、安いホテルから先に埋まる。既得権益は先に確保すべきだ。
2.空調もネットも何もない世界で、ただ復旧を待つのは3日が限度。
3.大雨の場合、水没地域も出るので移動するなら早めにしないと車も死ぬ
4.停電が回復してもネットが無い

おおよそ以上のような理由から、わたしは「停電三時間移動ルール」を自らに課している。
このルールを適用した場合、ほとんど無駄だったことのほうが多いんだけども、
割とホテル移動って気分転換にもなるし。

「対策してた俺日本人っぽい!」という気になれて気分も良いのである。

雨絡みの停電なら即避難もある

ルールを厳格に守るのが台風系の時だ。
外がヤバイ状態での停電は、マジで早く電気があって高台のホテルに移動するようにしてる。
(水没地域は公開されている。知らん人はマニラ水没マップを見るように)

近年では降雨量も減ったけども、マニラの雨季というのは基本水没。
日本の台風被害ギャーギャーなんて温いのである。

床下浸水は甘え。一階完全水没して初めて助けてくれというのがマニラである。

停電対策家電はほどほどに!!

フィリピンでは、小さい停電(一時間程度の停電)はマレに良くあるので、
停電グッズも多い。

たとえばバッテリー式の扇風機や灯り、ラジオ等である。
災害用のオールインワンも売っている。

ただし、ああいう(安い)グッズに頼ってはいけない。しょせん一日で死んでしまうからだ。
もちろん無いよりあったほうがずっといいのではあるが。

マニラではなく、フィリピンの田舎に住んでいる人なら、最初っからジェネレータを
買うのが大正解だ。発展途上国では、自分で発電する機械を持っているのが一番強い。
とにかく電気がないとなにもできないんだから、フィリピン田舎暮らしのひとは
なにも考えず買っておいた方がいい。必ず役立つ。

 

充電はロビンソン

停電したときに充電がない!という場合、最寄りのロビンソンに行け!というのは
昔からの智慧である。ロビンソンは災害時、ジェネレータを回してコンセントを開放するからだ。
また、つながるかどうか知らんけどネットもある(かもしれない)

 

 

というわけで、ワイの停電行動について書いてみた。
もし他に知恵があったら教えて欲しい。