比・滞在VISAの変更について
以前お知らせしたとおり、フィリピンの滞在VISAに変更がありそうなのである。
外国人に有利になりそうだということでお伝えしたが、今回は具体的な変更点について書きたいと思う。
なにか法律が変わるということではなくて、運用に変更がある。
※このような情報は、いわゆる不確定要素が多いことなので、
いわゆる飛ばし記事として読んで貰えたら幸いである
大きく変わりそうなのは観光ビザ
入ってきた情報によると、エクスプレスとレギュラーが廃止されるようだ。
「エクスプレス?なにそれ?」という人もいるだろう。
これは比の田舎の入管では運用していない制度で、
主にセブやマニラ等の都市圏で運用されている制度である。
エクスプレス料金(1000ペソ)を払えば当日に手続きが済むが、
払わなければ3営業日後に手続きが完了するという制度だ。
1000ペソというのは小さいかも知れないが、入管に二度行く必要があるので、あまり節約にならなかったりもする。
この制度自体、将来廃止方向のようだ。
実際、新申込書の一部には、レギュラー、エクスプレス区分の記載が無い。
そして次に大きなこと。
観光ビザの延長が6ケ月となる
フィリピンの入国は、まず一か月のVISAが貰える。これをエントリービザという。
エントリービザを使い切りそうな場合、エントリービザを再度一か月延長してもらうことになる。
そしてその次は外国人登録となり、非移民としての取り扱いとなる。これがこれまでの運用であった。
それが今回、一か月の延長後、ACR発行前に、いきなり六か月貰えるようになるようなのである。
新制度ではこうなる
(例)
6/1 入国
7/1 延長一回目
8/1 延長二回目
(別途ACR受取はある)
これで来年2月までのVISAが貰えてしまうことになる
つまり、最初の一か月からいきなり六か月となると、一年に三回しか入管に行かなくても良いという
話になるのだ。
労働ビザとのバランスが崩れる
これはどういうことか。
これまでは、比の労働ビザと観光ビザは、一年間でかかる費用はほぼ同額であった。
だから、どうせなら労働ビザに切り替える人も多かった。
ところが、観光ビザが気軽に六か月貰えるとなると、労働ビザより安くなってしまう。
ので、今後は観光ビザで働かせる企業も多くなるだろう。
六か月延長は昔からある制度
勘違いしてほしくないのだが、観光ビザの延長は、1.2.6ケ月の範囲で、現行制度で認められている。
ただし、現実的には二か月延長を繰り返すというのが実態となっている。
ところが、実は六か月の満額延長を、原則無制限に受け付けている入管が一か所出たのだ。
明らかにテスト運用と思われる。わたしの知人も、次々と成功報告があがってきている。
これまでのパターンからすると、この六か月延長は、まずマニラ首都圏で広がっていき、
順次全土に拡大していくのではないかと思われる。
上記の根拠
上記の根拠としては、まず先月から書類フォーマットがまた変わり、記載事項が増えた。
顔写真欄も復活し、不法滞在の長いひとは写真を貼る必要もでてきた。
繰り返すけど、エクスプレスとレギュラー廃止傾向となり、
六か月延長は合法である以上認める入管が突然出てきた。
実際それで成功している人らもボチボチ現れた。(※一部入管のみ)
ということで、まんざら嘘でもない話だと思い、このような記事を書いたわけである。
なにかの参考になればいいのだが。
2024年11月追記
この記事の予測は外れました。大外れです。